夢と現実のおとぼけバラエティー

実際に夢で見た内容を載せています。それと落語や漫才・コント・川柳・コラムなどで世相を風刺したりしています。

コント『特派員報告2(続き)』

2019-09-16 13:07:42 | 夢と現実のおとぼけバラエティー
      


スットコ 「"くノ一"はん達は、女の闘いを始めてますがな・・。
     "おねだり"とか"ミニスカ美脚"とか"W不倫"なんてのが、
     主な武器でござりますがな・・」


デスク  「やっぱり、そんなとこか・・?
     あの毒舌説法の家元は、どうしてる?」


スットコ 「へい、どんなお人でっしゃろ?」


デスク  「アホ、かの有名なガラッパチ毒説女史だ」


スットコ 「ああ、田中眞紀子女史ですかいな?
     相変わらずやってまっせぇ。
     角栄後の歴代総理は、皆、ガラクタだと吠えて、
     田中角栄の銅像に屋根をつけろ・・て、いきまいてるそうで」


デスク  「ふぉ、ふぉ、ふぉ・・、相変わらずだな」


スットコ 「それから、あのデヴィ夫人ですがな。
     突如として、各地の刺客候補者の応援を始めましたでぇ」


デスク  「なに? 個人としてか?」


スットコ 「へい、もうボランティアでしょうなァ?
     ゆかりちゃんとか、さゆりちゃんとか、百合子女史とか、
     ホリエモンまでとか・・」


デスク  「また、喧嘩が始まるだろうな。今日は、これだけか?
     もっとオレを笑わせろ」


スットコ 「ほんまに、勝手なことばかり云うてはりまんねん・・」



9月6日

デスク  「酔っぱらいは、起きてるか!! 何か笑いのネタはないのか?」


スットコ 「やだねぇ・・、デスクの方が呑んでるんじゃないの?」


デスク  「わしの健康の為に協力しろ。
     では、わしの方から質問するが、小泉首相は"改革"を呪文のように
     連呼シテルそうだが、この4年間にどんな"改革"をしたんだ?」


スットコ 「へぇ、そう云われると困っちゃうなあ・・?」


デスク  「なんで、おまえが困るんだ?」


スットコ 「へぇ・・、特にこれといって思い浮かばないんで・・?」


デスク  「なにも改革してなかったのか?
     なんか、数字で実績を示せるものがあるだろう?」


スットコ 「へぇ・・、4年間で170兆円の赤字国債を発行しやした。
     いまも1時間に39億円づつ増えて、世界一の借金大国になってやす・・
     あと、世をはかなんで自殺するひとたちが、1時間に平均100人・・・」


デスク  「なんと! それが改革の成果なのか?
     反政府デモなど起きても不思議じゃないな?」


スットコ 「それが、変なんですよ〜。小泉人気は、ちっとも衰えまへんねん。
     遊説先では、大聴衆が取り巻き、ヨンさま並みの人気だす・・
     あのベートーベンの髪型のせいだっしゃろ」


デスク  「わからん? おまえは、わしをからかってるだろう?」


スットコ 「ホンマのことでっせェ・・」



9月8日


デスク  「おはようさん。酔っぱらい!! ネタ・ネタ・ネタ・・・」


スットコ 「やだねぇ・・、デスクは泥酔してるんじゃないの?
     こちら台風で大変だったですワ。一年分の雨が、一度に降った地方も
     ありまっせぇ。四国のあるダムは、貯水量がゼロだったのが、
     あっというまに100%満水になりやした」


デスク  「ホーっ!!」


スットコ 「え〜とですね、与党サイドは、あいかわらず"ゆうせい改革呪文"を
     唱えてまっせェ。それを毎日聞かされている有権者も、
     だんだんその気になってきてるようで・・」


デスク  「催眠術を使ってるんじゃないのか?」


スットコ 「いえ、心理学者によると、国民の心理的エネルギーが相当衰弱してるから
     だそうで、自信たっぷりに"イエスかノーか"と迫る小泉マジックに癒しを
     求めてるんだそうで・・。
     それから、例のホリエモンがトンデモ発言をしてまっせェ」


デスク  「どんな発言だ?」


スットコ 「え〜とですね、日本も"大統領制"にすべきで、
     年金なんかも要らないとか・・、
     で、公明党をよろしく・・とか・・」


デスク  「この男も奇人変人なんだろうな。
     おそらく、自分が日本の"初代大統領"になることを"想定"してるん
     だろう。
     あまり話題を提供しない野党連中はどうしてる、野党は?」


スットコ 「へぇ、このところ与党の方にばかり風が吹いてるんで、
     なんとか野党側にも風が吹くのを期待してるようですがね、
     ・・台風は、ご免被りますけど・・
     あ、例の"毒舌辻説法女史"が、民主党の応援演説に乗り出しましたでェ」


デスク  「お〜、動き出したか! 野党に欠けていたのは、
     聴衆一万人を呼ぶ"立役者"だからな。
     で、第一声の毒舌は、どうだった?」


スットコ 「へぇ、小泉首相の頭の中は、モジャモジャなんだそうで」


デスク  「お〜、ひっひっひ・・・」


スットコ 「へんなデスク・・」



9月10日

スットコ 「酔っぱらいのデスク、起きろーっ!!」


デスク  「ホッホッ、やけに早いではないか」


スットコ 「え〜とですね、スクープでっせェ!!」


デスク  「ホッホッ、どんな・・・?」


スットコ 「小泉政権が、郵政民営化にやっきになってる理由が分りましたでェ!」


デスク  「どんな理由だ・・・?」


スットコ 「アメリカのブッシュ政権から、郵政民営化を実行するよう、
     かなり以前から"要望書"が届いていたそうですな。
     小泉政権は、その要望書に従って着々と進めているんだそうで・・!」


デスク  「ブッシュの狙いは、郵貯のマネーをアメリカの金融機関に・・」


スットコ 「へぇ〜? そうなんすか・・」


デスク  「アホ、もうちょっと頭の感度を良くしろ・・・」



9月12日

スットコ 「ギヨェーッ!! 泥酔のデスク、寝てる場合かーっ!!」


デスク  「ホッホッ、きょうも早いではないか」


スットコ 「選挙結果の速報が出ましたでェ!!」


デスク  「ホッホッ、どうだった・・・?」


スットコ 「なんと、小泉自民党が圧勝でっせェ〜!!」


デスク  「ホッホッ、催眠術とベートーベンの髪型がものをいったか」


スットコ 「295議席と、自民党単独で、絶対安定多数の269議席を大きく上回って
     やす!!」


デスク  「ホッホッ、ホンマかいな・・・?」


スットコ 「公明党の議席と合わせると、衆院定数の三分の二を超えてまっせぇ!!」


デスク  「う〜ん、野党第1党の民主党はどうだった・・・?」


スットコ 「へぇ、112議席となって、65議席減らしやした・・」


デスク  「2大政党時代は、先の話しになったな・・・。
     あの落下傘部隊は、どうだった?」


スットコ 「へぇ、"くノ一忍者部隊"は、大奮闘で当選者続出・・・、
     一方、知名度の神様"ホリエモン"は接戦を演じたんでやすが、
     亀井の浪花節に負けて辛くも落選・・」


デスク  「"みそぎ候補"の結果はどうだ?」


スットコ 「へぇ、土下座・泣き落とし戦術で。ほとんどが敗者復活しやした。
     選挙民は、忘れっぽいのか度量が大きいのか、よう分りまへん・・」


デスク  「忘れっぽくて、涙もろいのだろう。
     あの"疑惑の商社"の結果はどうだ?」


スットコ 「へぇ、まだ、裁判で被告の身なんですが、敗者復活しやした・・・、
     選挙民は、地元を救ってくれるのは、この人物しか居らんと
     思ったようで・・」


デスク  「う〜ん、・・で"小泉劇場"の投票率は何%だった?」


スットコ 「へぇ、67.5%と前回よりも、だいぶ多かったようでやす・・」


デスク  「う〜ん、このニュース信じていいのか、マジに?」


スットコ 「また、疑惑の目で見る〜・・」




9月27日

スットコ 「疑い深いのデスク、後日談送りまっせぇ〜」


デスク  「ホッホッ、まだオモロイネタあるのか?」


スットコ 「ありまっせぇ〜」


デスク  「ホッホッ、どんなんだ?」


スットコ 「へぇ、当選した落下傘部隊は、"小泉チルドレン"と命名されましたねん」


デスク  「なんじゃあ〜・・?」


スットコ 「へぇ、国会のことは、右も左もよう解らん一年生議員やよって、
     派閥に引っ張られないうちに、"小泉学校"で教育するんだそうで・・」


デスク  「ホ〜・・?」


スットコ 「へぇ、もう既にドジふんでる若手議員も居てますねん。
     "早く料亭に行きた〜い"などと、マスコミの取材マイクに向かって
     叫んだそうで・・」


デスク  「ブブブブブ・・・」


スットコ 「へぇ、もう国会の中では、小泉首相の所信表明演説に大喝采で、
     すでに"喜び組"化してまっせぇ・・。
     野党席などは、ドッチラケですがなぁ」


デスク  「ブブブブブ・・・、おまえの話は、マンガだな・・」


スットコ 「疑い深いのデスク、この話、信じまっかぁ?」


デスク  「う〜む・・、やっぱりおまえは、わしをからかってるか、
      アル中になってるか、どっちかなんだ! クビにしてやる!」



           おたいくつさまで・・



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