J’sてんてんてまり

はじまりは黎明期。今は、記憶と記録。

どうし 弐の弐

2006年07月20日 | photolog


    ほんとは、こんな時間に羽化するんじゃないんだよねえ。
    先に抜け殻だけ残している仲間たちは、ミンともジイとも鳴かないねえ。
    夏を捕まえ損ねるなよ。。。。。






    もう、ちからが でないよ。。。。

            さむいし。。。






     なんだか、鼻水とか、汗みたいのとか、いっぱいでてきちゃったよ。。。。






     ほんとに、でられるかなあ。。。。。






                  でるさ。

                      でろよ。






    俺の羽だって、伸びてきたけど、中見てみな。ほら。

          まだ、中にあんのが丸まってんだよ。

            おてんとさんがいないから、乾かないんだよな、なかなか。








  でも、こうしていっぱいにがんばって伸ばして、風に当ててれば。。。。




     な?


    いきてれば、ゆっくりだって、こうなるんだぜ。

      そのうち、あそこにいるあの親父みたいになるさ。


            いやでも、な。









          そうか。。。

        いまのぼくは、でるしか やることないもんな。

         いまの ぼくの やることは、でることだけだ。

   
          いまの いきるは、こっからでることだ。






    なあに、やめたっていいさ。 がんばらなくたっていいさ。

     で、俺は出てみた。 こうして出ると、案外気持ちいいもんだぜ。


      とんでみるって言うのも、もっと面白いかもしれねえ。



         精一杯乾かすしか、今は、やることないしな。





                     



       そうして、遅生まれのせみ君、
     どうやら、もうちょっと、自分の中から促す力のいうことを、聞いて見ることにしたらしいよ。


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