50メートル走の「学習形式」(注1)
(注1)本ブログ 前掲
「50メートル走(もっと気楽に楽しく小学校体育・伝統的体育学習形式)」
➊50メートル走のラインの引き方

➋児童は、上図のゴールラインの位置に四列で並んですわります。
教師は、両手にストップウォッチを持ち、記録用紙を用意しておきます。
➌走る前に以下のことを児童に指導します。
①1位2位だけ記録が取れること
②ゴールラインは、止まらずに走り抜けること
③自分の順位をしっかり聞き取り、決められた順位の位置にすわること
➍児童は、教師の合図でスタートラインに移動します。
素早く移動できるようにみんなで協力します。
1列目の児童は、スタートラインで用意の姿勢をとります。2列目以降の児童はすわって待ちます。
➎教師は、ゴールラインにいます。
ストップウォッチを持った両手を挙げて、笛を低く「ビーー」と鳴らして用意の姿勢を知らせます。両手を下げると同時に、「ピッ」と笛を高く強くならして出発の合図をします。合図で1列目の児童はスタートします。
➏ゴールしたあと、児童は自分の順位をしっかり聞き取り、その順位の位置にすわります。教師は、児童の一人(二人組でもOK)に記録用紙を渡し1位2位のタイムを記録してもらいます。その後も同じ児童が、記録します。
同様にして、全員が走り1位2位だけ記録をとります。
➐前の列の4位と後の列の1位が交代します。
全員が走り終わるとスタートラインに四列ですわることになります。最前列から順番に4位と1位が交代していき、2回目を走る新しい4人組ができます。
❽同様にして2回目、3回目、可能なら4回目を走ります。
➍~➐の過程をくり返します
➒次回の授業に備えて、最後の並び順を覚えておく
最後に走り終わった時の順番を児童に覚えてもらうか、教師が記録にとっておきます。次の授業の時に、前回の授業のだいたいの順番、並び方がわかればよいです。何回も走り4位と1位の交代をくり返すので、前回の授業の位置にあまり厳密にこだわる必要はあまりありません。
➓6回ぐらい授業を行うと、ほぼ全員の記録が取れます。
1位2位だけの記録でも、複数回の授業でほぼ全員の記録が取れます。
記録が取れなかった児童は、最後にその児童だけで走ってもらい記録をとります。
運動会用に記録会をする必要がなくなります。
(注)(参照)本ブログ 前掲
「50メートル走(もっと気楽に楽しく小学校体育・伝統的体育学習形式)」
「50M走 (伝統的学習形式の紹介)」
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