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ひまわりを愛する少年の夢も、少女の未来も、一瞬のうちに奪われてしまった。
基地と人間の壮大な物語、感動の映画化。
そのジェット機は炎上しながら学校に墜ちた…。
実際の事件を元にした今の日本に問う感動の意欲作
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出演:長塚京三、那須健太、能年玲奈(NHK「あまちゃん」主演)、福田沙紀ほか
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【平和映画会「ひまわり~沖縄は忘れない あの日の空を~」】
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日時:2013年8月24日(土)
午前の部:10時から、午後の部:1時30分から
(開場は各回30分前、上映時間110分)
内容:沖縄が米占領下の1959年、小学校に米軍ジェット戦闘機が墜落、多くの死傷者を出した事件を軸に、今も変わらない沖縄の現実と基地撤去を求める人々を描いた人間ドラマ。
場所:和泉市コミュニティセンター3階多目的ホール
定員:各回300名 ※先着順 (無料)
申込:電話(0725-99-8115)・FAX(0725-45-3128)・Eメールにて、「平和映画会参加希望」と明記し、住所・氏名・電話番号・希望する時間帯・参加人数(4人まで)を記入の上、8月5日(月)から定員に達するまで人権・男女参画室にて受付。
保育(無料):午後の部のみ 1歳6か月以上就学前の幼児を対象
アクセス→和泉市コミュニティセンター
〒594-0071大阪府和泉市府中町二丁目7番5号(和泉市役所隣)
JR阪和線R和泉府中駅から800M
http://pb-k.jp/izumi/index.html
http://pb-k.jp/izumi/acsess_izumi.html
主催:和泉市人権平和事業実行委員会
http://blog.goo.ne.jp/izumixpeace
問:和泉市役所人権・男女参画室0725-99-8115
和泉市役所HP→各課のご案内→総務部人権・男女参画室(人権国際担当)
https://www.city.osaka-izumi.lg.jp/ikkrwebBrowse/inquiryPC/Sec.do;jsessionid=BC6C86C6932543AA79FAD08375910086?mode=pc&inquiryId=12
http://www.city.osaka-izumi.lg.jp/kakukano/soumubu/zinkenkokusai/osirase/heiwaeiga_himawari.html
映画公式サイト
http://www.ggvp.net/himawari/
から
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■解説
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そのジェット機は炎上しながら学校に墜ちた…。
実際の事件を元に今の日本に問う感動の意欲作!
あの悲惨な沖縄戦から生き延びた沖縄県民は、今度こそ戦争のない平和な時代をと一生懸命働いた。その矢先の1959年6月30日、突然、嘉手納基地から飛び立った米軍のジェット戦闘機が石川市(現うるま市)へ墜落し民家を押しつぶしながら、宮森小学校へ炎上しながら激突した。住民6名、学童11名の尊い命を一瞬に奪う大惨事となった。そこはまるで生き地獄の有様だった。沖縄戦で多くの命を失った県民にとって戦後の子ども達は正に沖縄の希望の星であった。遺族をはじめ県民の嘆き悲しみは尽きることはなく52年たった今日まで続いている。この映画はその遺族・被害者たちの証言を元に制作され、今や沖縄だけではない日本人全体が抱える基地・外交問題などに大きな疑問投げかける久々の社会派ドラマである。
主人公良太には、誠実で思慮ある大人の風貌で定評ある名優長塚京三が沖縄の悲劇に挑み、良太の孫で大学生琉一を演じるのは「ALWAYS三丁目の夕日」シリーズで淳之介を好演した須賀健太。その琉一の恋人加奈役には、2013年朝のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」でヒロインを射とめた能年玲奈が熱演。さらに第10回国民的美少女コンテスト演技部門賞を受賞した福田沙紀が色を添えている。また、数倍を越えるオーデションで選ばれた沖縄の子ども達をはじめ沖縄の映画演劇人も集結している。俊英の及川善弘が監督を担当。撮影監督は「葬式」「マルサ女」等伊丹十三作品を数多く手がけたベテランの前田米造。企画・製作には全国ヒット作の「アンダンテ稲の旋律」の桂壮三郎があたっている。 本作は、本土の映画人と沖縄県民が力を結集し沖縄復帰40年企画作品とし全国注視の中で製作された超話題作である。
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◆ストーリー
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激しい爆音とともに米軍のヘリが沖縄国際大学へ墜落した。事故現場を見た山城良太は、52年前の石川市(現うるま市)の空を思い出していた。良太は宮森小学生6年生で仲良しの、茂と豊と二年生の一平達と元気に遊び回っていた。新学期、担任の先生が転校生の宮城広子を紹介する。良太はほのかな恋心を抱いた。沖縄の青い空の下で、良太の家族も、一平の家族も、広子の家族も一生懸命に生きていた。1959年6月30日、突然、米軍のジェット戦闘機が墜落し炎上しながら宮森小学校へ激突した。悲鳴をあげながら逃げまどう子ども達、良太は広子を助けようとしたが、広子は大きな傷を負い息絶えていた。校庭には一平の変わり果てた姿があった。悲しむように花壇のひまわりが風に揺れていた。
それから53年目の2012年、年老いた良太(長塚京三)は妻を失い娘の世話を受けている。孫である大学生の琉一(須賀健太)はゼミ仲間と共に沖縄国際大学へリ墜落事件と宮森小ジェット戦闘機墜落事件をレポート活動を始めるが、頑なに事件の真相を語らない良太など、事件の傷跡は今も深く遺族の心を苦しめている。琉一はゼミ仲間と共に基地と平和を考えるピース・スカイコンサートを決意するが、恋人の加奈(能年玲奈)との不和など、コンサートを前に様々な問題が起きはじめる・・・
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◆監督の言葉
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<ひまわりの花に託して>
沖縄には哀しみがある。
それは長く長く続く、
負の歴史の中で背負わされてきたもの。
しかし、沖縄は諦めない。
俯かず、前を見据え、声を上げ、闘い続ける。
沖縄は音楽にあふれている。
唄、三線、カチャーシー、
人々の暮らしを支え、勇気づけてきた。
どこからか弦の音が響けば、
抗議のために振りかざした拳が、
波のように揺れ、踊りの手振りとなり、
フェンスの向こうを射貫く憤怒の表情が、
満面の笑顔に反転する。
とても濃い時間が流れ、
人たちがとても濃いやり取りを交わす。
私たちがどこかに置き忘れた、
ぬくい感情が丸ごと、今も息づいている。
映画『ひまわり』のラストシーンは、スクリーンいっぱいに咲き誇るひまわり畑です。 群生するひまわりたちはそれぞれに頭(こうべ)を上げ、眩しい太陽から少しも眼を逸らしません。 彼らは言葉こそ持ちませんが、その姿は私たちに強く語りかけてきます。願う明日がある のなら、決して諦めないで、と。高い壁に撥ね返されても、背中を押す誰かがいることを 信じて、と。ひまわりたちのその声を、私なりに受け止め、この映画の中に刻みつけたつもりです。多くの観客の方々に、いつまでも語り継いで 貰える作品となればと強く願っています。
監督 及川 善弘