◆横笛吹屋日記◆

信州のボサノバフルート奏者赤羽泉美のblog
音楽の他、好きなもの(野球、鉄道、カレー)についても綴ります

ご心配いただいている全ての皆さまへ

2015-10-28 23:27:34 | ◆横笛吹屋日記◆

10月28日 天気はれくもり


また今年、10月28日という日を
無事迎えることができました。

今日は子宮頸がん(前癌/高度異形成)で
手術をして丸2年の日です。



丸2年という時間は
ときに長く感じたし、
ときに短く感じました。

やはり3ヶ月に一度の検査と
その結果待ちの期間は

「あと何度検査したら
丸2年になるんだろう?」と、

とても長く感じたことは確かです。



術後にワタシと出会った方は
あまりにワタシが元気すぎて(笑)

「手術とか、ウソでしょ」

と思った方も多いと思います。本当に。



早期での発見や手術は
それほどまでに身体への負担が少ない。

身をもって実感したことです。



癌は、人を死に至らしめます。



ワタシはたまたま
生と死の分岐を二、三歩進んだところで
まるですごろくの駒のように、ヒョイと
分岐の反対側へ戻されただけ。

また次にいつ分岐があるのか
それはワタシにもわかりません。

ただ、子宮頸がんという病気は
ウイルス感染に起因しているので、
自分の免疫力を高めて
分岐が来るのを遅らせる努力は
自分自身にもできることと思います。


そしてその間に
ワタシは自分の体験したことを
できるだけ多くの方に
お伝えしていかなければ…!!

と思っています。



昨年は、12月にリリースした
メジャーデビューアルバム
【ホワイト・ボッサ】の中に

日本コロムビア
キャンサーネットジャパン様
そのほか多くの方のご尽力のもと
子宮頸がん予防啓発のメッセージを
盛り込ませていただきました。


病気を公表したりすることは
どんな病気であれ、
どんな公表の仕方であれ、
賛否の分かれるところだと
よくわかっているつもりです。

アルバムに入れたメッセージも
何も知らず純粋に音楽を聞こうと
手にとって下さった方が見たときに
どのような印象を受けるのか…と
悩んだ部分が多かった。


でもね、生きるってたぶん
そんなにカッコつけてばっかいられない

ワタシはそう思います。


2年前の今日のワタシは
やはりベッドの上で管が繋がっていたし
脚には血栓防止用の圧をかける
機械がくっついていて
上体を起こすこともできなかった。

皆さんが病院のメッセンジャー宛に
送ってくださった多くのメッセージも

今井亮太郎さんが入院日に贈ってくれた
「夜明け前の翼」の楽譜も

この日、見ることができなかった。




それでも、生きていた。



ちょっとくらいカッコ悪くても。




この2年間で、
病気を通じて知り合えた方や
再会できた古い友人もいます。

術後すぐは目に見えない恐怖で
半分引きこもり状態…
こんな考えには到底ならなかったけれど

丸2年たった今は、
この病気の経験がワタシに何かを
もたらしてくれたのは間違いないなぁ…
と思えるようになりました。



ここまで支えてくださった全ての皆さま
本当にありがとうございます!!!




これから術後3年目に突入!
この先も再発なく
おてんばフルートを響かせていけるよう
より一層の応援を
どうぞよろしくお願いします\(^o^)/




まずは今週末のKAMOMEライブ!!
「夜明け前の翼」はかならず
演奏しないとね(=´∀`)人(´∀`=)

この2年間を間近で支えてくれた
大好きなメンバー3人とともに
初めてのKAMOMEライブに挑みます!

ご予約がまだの方はお早めに(^_-)-☆


お待ちしてます!!!!





◇10月30日(金) KAMOME live matters
『高原のBossa Nova
 ~オーガニック・フルート~ Vol.3
 秋の大収穫祭!!』

 
メンバー:
赤羽泉美(Flute)
今井亮太郎(Piano)
大森輝作(Bass)
“ALEX”Alexandre Ozaki(Drums)

オープン:19:00
ステージ:20:00~(2ステージ)
チャージ:¥3,500

*ご予約・お問い合わせ*
KAMOME live matters
TEL. 045-662-5357
神奈川県横浜市中区住吉町6-76
(馬車道駅、関内駅より徒歩5分)
http://www.yokohama-kamome.com/





      



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