◆横笛吹屋日記◆

信州のボサノバフルート奏者赤羽泉美のblog
音楽の他、好きなもの(野球、鉄道、カレー)についても綴ります

自分音楽史を紐解くと。

2015-05-06 23:28:17 | ◆横笛吹屋日記◆

5月6日 天気はれ


ゴールデンウィーク最終日。
明日からお仕事!という方も
多いかと思います(^^)

それにしても、
よく晴れた連休でした

4月前半のグズグズとは正反対!笑



さて、

こんな素晴らしいお天気なのに
今日わたしのもとに入ってきたのは
とても悲しいしらせでした。

中学校・高校のフルートの先輩が
白血病で亡くなりました。

わたしに初めて
フルートを教えてくれた人。

ちょうど一年前に
先輩が病気で「余命三ヶ月」と
宣告されたことを知りました。


あれから一年。


骨髄移植などの治療も奏功せず
35歳の若さで旅立ってしまいました。




21年前、母校の渡り廊下。

テニス部の掛け声と
合唱部の歌声が賑やかに響く
そこが、私たちの練習場所でした。

中学校の部活なんて…
と思うかもしれないけれど、
あの頃は本当に夢中だった。

大好きな楽器が毎日吹ける。

それだけで、本当に幸せだった。



ちょうど今くらいの季節かな…
入部したての私たち一年生に
優しく、かつ、的確に
楽器の組み立て方や、構え方、
音の出し方、全て教えてくれた。



それから三年経って高校に入ると
その吹奏楽部で再会。

再会した先輩が率いていた
フルートパートは、
前年度のアンサンブルコンテストで
県代表に選出され東海大会出場。

つまり…

長野県ナンバーワン!!



でも、ちっとも偉ぶらなかった。

印象的だったことがある。
定期演奏会にフルート四重奏をやる、
という先輩たちの練習。

四重奏に参加しない一年生の私なんて
本来ならその練習には加わらないハズ。

でも、違った。

「感想聞かせてね」
「いまのとさっきの、どっちがいい?」

その当時、既に専門的な音楽の勉強を
わたしがしていたことを
先輩たちも知ってはいたけど、、
それにしても、、、
なんて偉ぶらないんだろう!!
こんなに実力のある人たちなのに!!!

偉ぶらない、どころか
わたしのやっている勉強のことを
すごく認めてくれていたんだよね…。




今日、この素晴らしい先輩方に
訃報を伝えるの、とてもつらかった。




わたしのフルートの音色
その始まりを知っている人。

薫先輩。

闘病ほんとにお疲れさまでした。
ゆっくり休んでくださいね。

いつかまた再会したときは
一緒にフルート吹きましょう(*^^*)

たくさん、たくさん、ありがとう。








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