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思考内リゾート

夜中のBL『幻想の恋人達』

こんばんは、安井ふみです。
大阪南寄り住まいです。

これは今日さっきの夜の事。
今日も大阪は大阪なりの寒さです。春もこの寒さが過ぎる頃やってくるのでしょうか?

広い国道の交差点で信号待ちをしていると、道向うに自転車にまたがったままで信号待ちの自転車の男ふたりのシルエットがこちらを向いている姿で、通り過ぎる車の向うに見えていました。
後ろの建物が明るくもないため、ぼんやりとわかる姿で見えていて、自転車の二人のシルエットはほとんど同じ印象です。BLでお似合いの二人とはこういうことでしょうか?

二人並んでいるのですがよく見ると右側の人の右手が、左側の人のハンドルに置いた左手の上に腕を少し伸ばして載せているではありませんか。

えっ?男同士で。
えっ!BL。

大阪は手が凍えるほどの寒さではないのですが、燃え上がる二人の気持ちは隙あれば触れていたいのですね。暗いし。

素敵BL。
なんて純情BL。

見ていてほのぼのします(愛に飢えている私)。

長い待ち時間だったので、一旦右の人が載せていた手が離し、また手を握ろうとしたら左の人がちょっと嫌がっている様子が見え、そのままその後、手は載せられることはなかったです。

左の人は人目を気にしたのでしょう。
秘められた関係。
切ない恋心。

そして信号が青に変わり、私が交差点渡り始めると、道向うのBLカップルもこちらにゆっくり自転車を走らせてきます。

ではっきり見える距離まで迫ると、な、な、なんとただの『男女カップル』でした…。
姿・体型、自転車に乗る座高が一緒で、特に女性のほうはストライプのニット帽を被り、暗めのジャケットを着ていたので『男』に見えただけなのでした。

しかもこっちに向かってくる時は、前を走るのはその女性。
その距離感はどうも若夫婦で、二人で自転車で食事に行った帰りといった雰囲気。
特に並んで走る感じでもなく、家に帰るだけといった風。
あれは束の間の信号待ちの『ただの夫婦』のイチャイチャ劇場のようでした。

急に、見ていてどこかほのぼの感があったのが一瞬で消えて無くなっていました。
そこだけが確かに春のようだったのに一瞬で消え去り、寒空に一人取り残されている私でした。

『ただの夫婦』がイチャイチャしている光景も確かに『春』ですけどね。なんか違います。

…うーん、ここ最近の私のブログ話の着地点の定番、柏原芳恵の『春なのに』のあのフレーズがまた思い出してきます。

♪君の話は何だったの?と

なら私、返します。

♪春なのに春なのに ため息またひとつ
ですと。

いやいや閲覧者の皆さんが『ため息』ですね…。

こんな勘違い話に最後までお付き合いいただき本当にありがとうございます。
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