二人の関係（最終回）

子供のときから金銭感覚がしっかりしていた私は、他人はもちろん、家族に対してもさえも自分の貯金の事やお財布の中身をオープンにすることはありませんでした。

そんな私の所に過去2年間分の売上げデーターを入力し終わったものを彼が修正しにきたのです。

なるべく数字を見ないように気を遣ってくれている彼に

『見てもいいですよ！これが今年の私の収入です。』と、わたし

『へぇ～たいしたもんだぁ。安心した。』と、彼

『えっ！？こんなんで？　まだまだですよ！でも今年の目標は○○○万なんです。』と、わたし

『それは、行くな！』と、彼

『私もそう思います』

『いったら、また寿司ご馳走するよ！』

『ホンとですかぁ？嬉しい～』

確か2年位前、彼から

『地に足が着いていない』とか『信念はあるのか！』とか、『甘い！』とか、いろいろな辛口な言葉をあびたとき

心の中で　『今に見ていて！』と、涙が出るほど悔しい気持ちでいっぱいでした。

そんな彼からのお褒めの言葉は、何よりも嬉しい思いでした。

彼は、早速、いやされーるのデーターで来客状況を分析してくれました。

『1回きりのお客様が○％。2回で来なくなる人が○％。一番多い頻度は月に○回』等と


恋人にはなってもらうことは出来ませんでしたが、これからは人生の師匠として私は、彼に付いていきたいと思っています。

出会えたことに感謝です。

出会いは宝

チャンスはつかむ

幸せは感じる・・・（んっ？誰かの言葉をパクリました）　

Ｔｈｅ　ｅｎｄ