二人の関係

『○○さんと出会えて本当に感謝しています』と、わたし

『出会えたんじゃなくて押しかけられたんだよ』と、彼

『えっ！？私が押しかけたんですかぁ？』

『わたしに会いたがっている人がいるから、是非会ってあげて欲しいとSさんに言われたから仕方なく会ったんじゃないか・・・』

『そう、そう、Sさんのお陰で会えたんです』と、わたし


私が彼と始めて会ったのが2005年の10月。

福利厚生費で社員さんにマッサージを受けさせているという、この時代に凄い経営者がいると聞いて紹介して頂いたのが始まりでした。

そこに定期的に施術させて頂いて1年位経った頃。

周りの人達の話から、彼がどれだけ素晴らしい人かを知り、段々と彼に好意を持つようになったのです。

当時社長には、私の前から来ている専属の整体師の人がいたので、私が施術させて頂くのは社員の方達だけで社長さんとは挨拶を交わすだけでした。

でも、このように定期的に施術させて頂いていることと、いろいろな食べ物を頂いていたので、そのお礼として、ある時お食事にお誘いしたのです。お金の無かった私は無理してでも彼にご馳走をしようとしたのです。

『いろいろとお世話になっているお礼をしたいので一緒に食事に行ってもらえませんか？』と、わたし

『いや！結構です。気持ちだけ受け取る。外食は決まった所しか行かないから』と、言われ、ものすごいショックを受けて3年の年月が経ちました。

でもそれにもメゲズにその後もまた、お金の無かった私は映画の券を2枚買い

『映画の券を2枚もらったから付き合ってくれませんか？』と、お誘いしたら

『映画は誰とも観に行かない！映画は一人で観るもんだ。誰か友達と行きなさい』と・・・

生まれて初めて私の方からお誘いして断られたのは、きっと後にも先にも彼しかいないような気がします

つづき・・・