フラメンコギタリスト 渡辺イワオ 

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日本の演劇、映画人

2016-11-28 | 日記
トランプに対して
アメリカのアーティストは
結構すぐに反対したと思うんです。
トップが率先してやれば
後輩たちもついてきやすい。

それに負けず劣らず
戦争法案に対して
日本の演劇人や映画人たちの
態度は
毅然と反対している人が多く、
とても頼もしかったです。
そしてとてもナチュラルに
「表現」しているように
感じました。
くれぐれも
後世には良く伝えておきます。

「戦争法案が出た時に
日本人は
みんなダンマリだったけど、
演劇人たちは
ハッキリ反対して
立派だったんだよ。」

一方、
他の日本のアーティストを見ると
クラシック界の人は
結構反対しましたが、
他はほとんど全滅でした。
フラメンコ界もボロボロ。
(あ、後世にはくれぐれも
ありのままを
伝えておきますから
ご安心ください!)

でも、
何でこんなに違うんでしょう?
この差が何となく僕は分かりました。

一概には言えないけど
演劇の人は言霊を操るのです。
本当の魂の言葉を操るのです。
戦争で死んでしまった人や
それを体感してきた人の魂や訴えを
今日の僕らに代弁するのです。

心を表現するわけだし、
体内を通して言霊を発信するから
理解出来ないといけないし、
同化しないといけない。
だからそこら辺が
違うんでしょうね。

日本の戦争体験者は
減っていきます。
語り部を後継する方も
いらっしゃいます。
こんな今、
戦争の悲惨さなどを
色んな作品を通して
今日の僕らに訴えられるのは
演劇人や映画人なんじゃないかな、
と思いました。

今求められていて
彼らにしか出来ない
大切な仕事をされてると
思います。