スマホと過ごす余生

久々の遠出をして阿武町へ

阿武町は周囲を萩市に囲まれており、察するところ市町村合併の時、町単独で頑張ろうと町民の意向によって決まったことだろう。Uターンするため中国地方を調べたとき、そのパワーに興味があった町だが、引越し疲れで10か月が過ぎてやっと訪ねることが出来た。
まず、道の駅発祥の地「道の駅阿武町」へ、ゴールデンウイークとあって多くの人々で賑わっている。
建物の直ぐ裏は、入江が拡がり、写真のように全体を展望出来る突端があり、側にテーブルを設けたオープンカフェのような空間があり、和める場所を提供している。
カミさんと「月に一度は此処でゆっくりしたいね」と話し合った。
道の駅の内部は、コンビニと魚屋さんを一緒にして大きくしたような、品揃えが豊富で、特に魚が安価なお店だ。
写真の小鯛が5匹で¥500! 丁度「鯛が美味しい時期になったのかな?」と話し合っていたときだったのと、安さと、で買ってしまって、今日煮て食べその美味さを味わった。小さいながら春の鯛の味である。
一周りして弁当を買い、オープンカフェで海を見ながらゆっくり昼食をとり、阿武町の街中へ出かけた、思ったより道幅が狭く窮屈な感じを受けたが、慣れれば感じなくなるのかなー?
また、住宅地域と活動地域が分離されていれば、これでいいのかな??

そうそう、阿武町の山側の福賀地区に、巌流島の決闘で有名な、宮本武蔵に敗れた佐々木小次郎の墓があるそうだ。
福賀地区へは、津和野から国道9号線で山口市へ向かう途中の信号で、国道315号線へ右に曲がって船方牧場方向へ行かず真っ直ぐに須佐の方向へ進み、道の駅「うり坊の里」を超えて、しばらくして奈古方面に左折して県道10号線へ入った直ぐの所に「佐々木小次郎の墓」の看板があった。
僕は子供のころから二刀流の武蔵よりツバメ返しの小次郎の方が好きで立ち寄りたい気持ちで一杯だったが、カミさんの意向を受け入れて、福賀小学校や中学校、郵便局がある地域を通り抜け奈古方面の看板がある所まで進んで、此処を右に県道14号線方向へ曲がったのだが、「降雨時は交通止め」の看板に気が付いて路面が悪いのではと思って引っ返し、元の県道10号線を進み、しばらくして再び奈古方面の看板で右折して国道316号線を走った。
この道は、最初少々登の普通の2車線であったが、その内離合を心配するような狭い道路で、カーブの多い急な下り坂(セカンドギヤでブレーキを踏む)になり、そこでも「降雨時は通行止め」の看板を見たが、引き返すわけにはゆかず貫走した。
後で調べて「降雨時は交通止め」は、「道が悪くて」より「急な坂道のため」だったのではないか?、またカーブが多い国道316より県道14の方が走りやすかったのではないか?
どちらの道を通っても、国道191号線へ出た位置は同じではないか?と後で少々悔しい思いをした。
ーーちょっと前置きが長くなったが、何故「佐々木小次郎の墓」が此処にあるのか不思議に思っていたからでーー
阿武町のホームページによれば、小次郎の妻は懐妊中で、しかもキリシタンであったため、子供が危害を受けないように逃げて、此処に身を寄せ、『小次郎の墓』を建てたとある。
昔のことだと、多分海へ出る道は険しく、山口方面から辿ると行き当たりの寂しい地域ではなかったかと思い、厳しい生活に耐え抜いたのだろう、と思うと共に、自分の母の戦時中の姿を思い出しながら、母の強さを痛感する。
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