ミケマル的 本の虫な日々

『かいじゅうたちのいるところ』と『つばめ号とアマゾン号』


 神宮輝夫さんが亡くなったそうです。
青山学院大学の名誉教授をされていたそうですが、私は自分が好きな本を訳した方として見ていたお名前でした。

 
 海外の児童文学が日本に入ってきて、それを訳してくださったのが神宮さんを始めとした方々。
そのころ翻訳してくださった方は日本と違う言葉や習慣が今よりも多くてご苦労されたのだと思いますが、おかげで色々な本を読むことができたんだなと感謝の気持ちでいっぱいです。

 神宮さんが訳した中でも私がとっても好きだったのは『アーサー・ランサム全集』

    


『ツバメ号とアマゾン号』から始まるシリーズ物で、読み始めたら止まらなかったな〜。
イギリスの子供達が湖水地方の湖で小さな帆船を乗りこなしながらキャンプをするという、今で言えばアウトドアと冒険の日々を描いたもの。
一番好きだったのは『長い冬休み』です。
シリーズが進むと、もっと大きな船で遠くへ行くようにもなりますが、私は中学生の時に出会って、めちゃくちゃ感化されて船乗りになろうかと思ったくらいです(笑)


 そして、子供たちに読むために買ったモーリスセンダックの『かいじゅうたちのいるところ』も神宮さんの訳だったことを知りました。
今頃ですみません。
子供たちに読み聞かせした本の中でも一番好きだった本です。

  

 モーリス・センダックの傑作ですが、こういう本ほど訳が大切なんだと思います。『かいじゅうたちのいるところ』いつ読んでも良いです。

 神宮輝夫さん、私にとっても子供にとっても大事な本を訳してくださって、本当にありがとうございました。
今日は読み返してみようかな。


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

iwa-mikemaru
『かいじゅうたちのいるところ』をお孫さんも気に入ってくれるといいですね!
紫苑
かいじゅうたちのいるところ、懐かしいです。私も子どもたちによく読んで(見せて?)いました。今度孫にも見せてやろう。神宮さま、お亡くなりになったのですね。ご冥福をお祈りいたします。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「本」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事