評価:★★★★【4点】
『ラ・ラ・ランド』ほどではないが、ラストで涙腺決壊される方が
結構いたことに驚いた。
◇
CIAロンドン支局のエージェント、ビル・ポープが、
極秘任務中に命を落としてしまう。
彼は、米軍の核ミサイルさえも遠隔操作できるプログラムを開発した
謎のハッカー、ダッチマンの居場所を知る唯一の人物だった。
世界的なテロの脅威を取り除くためには、
何としてでもダッチマンを捜し出さなければならない。
そのためにCIAがとった最後の手段は、研究中の移植手術で
ビルの記憶を他人に植え付けるというものだった。
そしてその移植相手に選ばれたのは、
人間的な感情や感覚を持たないサイコパスの死刑囚ジェリコ。
しかし彼は、手術直後に逃走を図る。
やがて正義感に溢れたビルの記憶が徐々に蘇り、
混乱するジェリコだったが…。
<allcinema>
◇
あらすじ読んだだけで、これも地雷系の映画だろうと。
ところが、意外や意外!冒頭からのサスペンスに惹き込まれるのだ。
なんだか、雰囲気は初期の『ジェイソン・ボーン』のような感じ。
っていうか、思いっきり意識して作られたような感じだった(笑)
そして、地雷源の元になった囚人役のケヴィン・コスナーが
予想と違いなかなかいい味を醸し出してるではありませんか(笑)
ズバリ言って、上手いのだ!
過去の大根役者というレッテルは今はもうない。
悪役のサミュエル・L・ジャクソンに限りなく近い安定感がある。
ストーリーも多少のツッコミどころはあるけれど
脇役を含め出演してるすべての役者の演技でカバーしている。
ワタシ的にはゲイリー・オールドマンのキャスティングが
この映画をかなり引き締めていたと思った。
【今週のツッコミ】
・『ジェイソン・ボーン』→『羊たちの沈黙』→『フェイス/オフ』(←違)
・序盤の追跡劇で命を落とすライアン・レイノルズなのだが
そのわずかな時間で映画1本分の存在感を放つ演技に脱帽だ。
・夫なき後、記憶だけ移植された男にあそこまで出来るものだろうか。
幼い娘は思いっきり懐いていたのが大きかったかな。
・たぶんケヴィンの硬派な部分が彼女に受け入れられたんだろう。
そして感動のラストも彼が硬派なままいてくれたからだと思われる。
-------------------------------------------------------
監督:アリエル・ヴロメン
脚本:ダグラス・クック/デヴィッド・ワイズバーグ
音楽:ブライアン・タイラー/キース・パワー
出演:ケヴィン・コスナー/ゲイリー・オールドマン/トミー・リー・ジョーンズ
『クリミナル 2人の記憶を持つ男』
『ラ・ラ・ランド』ほどではないが、ラストで涙腺決壊される方が
結構いたことに驚いた。
◇
CIAロンドン支局のエージェント、ビル・ポープが、
極秘任務中に命を落としてしまう。
彼は、米軍の核ミサイルさえも遠隔操作できるプログラムを開発した
謎のハッカー、ダッチマンの居場所を知る唯一の人物だった。
世界的なテロの脅威を取り除くためには、
何としてでもダッチマンを捜し出さなければならない。
そのためにCIAがとった最後の手段は、研究中の移植手術で
ビルの記憶を他人に植え付けるというものだった。
そしてその移植相手に選ばれたのは、
人間的な感情や感覚を持たないサイコパスの死刑囚ジェリコ。
しかし彼は、手術直後に逃走を図る。
やがて正義感に溢れたビルの記憶が徐々に蘇り、
混乱するジェリコだったが…。
<allcinema>
◇
あらすじ読んだだけで、これも地雷系の映画だろうと。
ところが、意外や意外!冒頭からのサスペンスに惹き込まれるのだ。
なんだか、雰囲気は初期の『ジェイソン・ボーン』のような感じ。
っていうか、思いっきり意識して作られたような感じだった(笑)
そして、地雷源の元になった囚人役のケヴィン・コスナーが
予想と違いなかなかいい味を醸し出してるではありませんか(笑)
ズバリ言って、上手いのだ!
過去の大根役者というレッテルは今はもうない。
悪役のサミュエル・L・ジャクソンに限りなく近い安定感がある。
ストーリーも多少のツッコミどころはあるけれど
脇役を含め出演してるすべての役者の演技でカバーしている。
ワタシ的にはゲイリー・オールドマンのキャスティングが
この映画をかなり引き締めていたと思った。
【今週のツッコミ】
・『ジェイソン・ボーン』→『羊たちの沈黙』→『フェイス/オフ』(←違)
・序盤の追跡劇で命を落とすライアン・レイノルズなのだが
そのわずかな時間で映画1本分の存在感を放つ演技に脱帽だ。
・夫なき後、記憶だけ移植された男にあそこまで出来るものだろうか。
幼い娘は思いっきり懐いていたのが大きかったかな。
・たぶんケヴィンの硬派な部分が彼女に受け入れられたんだろう。
そして感動のラストも彼が硬派なままいてくれたからだと思われる。
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監督:アリエル・ヴロメン
脚本:ダグラス・クック/デヴィッド・ワイズバーグ
音楽:ブライアン・タイラー/キース・パワー
出演:ケヴィン・コスナー/ゲイリー・オールドマン/トミー・リー・ジョーンズ
『クリミナル 2人の記憶を持つ男』
それでもCIAエージェントの情報を駆使して戦うところなど、エンタメ的に面白かったです。
最後のゲイリーの台詞に続編の匂いが(笑)
48時間しか持たない記憶の中で徐々に薄れかけていく展開は
切ないロマンス映画のようでした(笑)
ワタシ、ケヴィンが鼻の先端に指を持っていく動作で思わず
「前略おふくろ様」のサブとかすみを思い出しました(←古!)