評価:★★★★【4点】
持って生まれた才能を生かすも殺すも親次第(って耳が痛いわ)
◇
叔父のフランクと片目の猫フレッドと暮らす
一見ごく普通の7歳の少女メアリー。
しかし彼女は数学の才能に著しく秀でた天才少女だった。
小学校に通い出すや、すぐにそのことが発覚し、
学校側はフランクに天才児の英才教育で名高い私学への転校を勧める。
しかしフランクは“普通の子として育てたい”とこれを拒否する。
それは、メアリーをフランクに託して自殺してしまった姉の願いだった。
ところがある日、メアリーの祖母イブリンが現われ、
孫の才能を無駄にすべきではないとフランクと激しく衝突。
そのままフランクを相手に裁判を起こして
メアリーの親権を主張するのだったが…。
<allcinema>
◇
これから子孫繁栄を視野に入れてる夫婦であれば
この映画は観ておいた方がいいと思う。
天才児、その能力をさらに発揮させる場所に通わせるべきか
叔父が最初に言う「バカでもいい普通に育ってくれれば」と
公立学校にそのまま行かせた方がいいのか、これは悩む問題である。
思えば十数年前、小学3年で暗算検定2段を取得した息子に
そっち系を生かす手立てを何もしてこなかったワタシら夫婦は
この映画を観てチョット考えてしまうところがあった。
しかし、本作の少女はそんな庶民レベルではないのだから驚く。
小学校登校初日の授業で担任の度肝を抜かせてしまう。
人は何かと過去のデータを元に先入観で対象を見る生き物なので
これが根底からひっくり返されると驚きとともに
恐怖や不安といった負の心理が最初に広がっていってしまう。
担任曰く「私の教室に変な子がいるの」と同僚にこぼすシーンが
まさに“それ”なのだ。
ただし対象が少女や例えば老人であれば周囲を巻き込み
同じ驚きを共有し恐怖を和らげようとする(←たぶん)^^;
ということで、ワタシはこのように、人の度肝を抜く瞬間や
奇跡を起こす瞬間などを見るのがが結構好きで
映画で体感するのが最も手っ取り早い方法であり、
これこそが映画本来の醍醐味だと思う今日この頃(って最近かよ)
【今週のツッコミ】
・度肝を抜く、奇跡を起こす、この二つのコピーのひとつでもあれば
その映画はワタシの映画人生の中で記憶に残っていくだろう。
・タイムトラベルや伝記スポーツ関係の映画にこういうの多い。
・キャプテンアメリカがここに来てようやく一般人役で
上質な作品に出演することができ安心しましたよ。
・あの担任は朝が弱いのか、警戒心が足りないのかどっち?(笑)
・金曜夜から土曜の朝は自宅に入れないルールは如何なものかと。
・自分の英才教育のせいで死に追いやったと落ち込む母に
最後に彼女の持ち物の中から意外なメモ書きを発見し涙をこぼす。
キャプテンの和解の行動にあの母はどれだけ救われたことだろうか。
----------------------------------------------------------------
監督:マーク・ウェブ
脚本:トム・フリン
音楽:ロブ・シモンセン
出演:クリス・エヴァンス/マッケナ・グレイス/リンゼイ・ダンカン
『gifted/ギフテッド』
持って生まれた才能を生かすも殺すも親次第(って耳が痛いわ)
◇
叔父のフランクと片目の猫フレッドと暮らす
一見ごく普通の7歳の少女メアリー。
しかし彼女は数学の才能に著しく秀でた天才少女だった。
小学校に通い出すや、すぐにそのことが発覚し、
学校側はフランクに天才児の英才教育で名高い私学への転校を勧める。
しかしフランクは“普通の子として育てたい”とこれを拒否する。
それは、メアリーをフランクに託して自殺してしまった姉の願いだった。
ところがある日、メアリーの祖母イブリンが現われ、
孫の才能を無駄にすべきではないとフランクと激しく衝突。
そのままフランクを相手に裁判を起こして
メアリーの親権を主張するのだったが…。
<allcinema>
◇
これから子孫繁栄を視野に入れてる夫婦であれば
この映画は観ておいた方がいいと思う。
天才児、その能力をさらに発揮させる場所に通わせるべきか
叔父が最初に言う「バカでもいい普通に育ってくれれば」と
公立学校にそのまま行かせた方がいいのか、これは悩む問題である。
思えば十数年前、小学3年で暗算検定2段を取得した息子に
そっち系を生かす手立てを何もしてこなかったワタシら夫婦は
この映画を観てチョット考えてしまうところがあった。
しかし、本作の少女はそんな庶民レベルではないのだから驚く。
小学校登校初日の授業で担任の度肝を抜かせてしまう。
人は何かと過去のデータを元に先入観で対象を見る生き物なので
これが根底からひっくり返されると驚きとともに
恐怖や不安といった負の心理が最初に広がっていってしまう。
担任曰く「私の教室に変な子がいるの」と同僚にこぼすシーンが
まさに“それ”なのだ。
ただし対象が少女や例えば老人であれば周囲を巻き込み
同じ驚きを共有し恐怖を和らげようとする(←たぶん)^^;
ということで、ワタシはこのように、人の度肝を抜く瞬間や
奇跡を起こす瞬間などを見るのがが結構好きで
映画で体感するのが最も手っ取り早い方法であり、
これこそが映画本来の醍醐味だと思う今日この頃(って最近かよ)
【今週のツッコミ】
・度肝を抜く、奇跡を起こす、この二つのコピーのひとつでもあれば
その映画はワタシの映画人生の中で記憶に残っていくだろう。
・タイムトラベルや伝記スポーツ関係の映画にこういうの多い。
・キャプテンアメリカがここに来てようやく一般人役で
上質な作品に出演することができ安心しましたよ。
・あの担任は朝が弱いのか、警戒心が足りないのかどっち?(笑)
・金曜夜から土曜の朝は自宅に入れないルールは如何なものかと。
・自分の英才教育のせいで死に追いやったと落ち込む母に
最後に彼女の持ち物の中から意外なメモ書きを発見し涙をこぼす。
キャプテンの和解の行動にあの母はどれだけ救われたことだろうか。
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監督:マーク・ウェブ
脚本:トム・フリン
音楽:ロブ・シモンセン
出演:クリス・エヴァンス/マッケナ・グレイス/リンゼイ・ダンカン
『gifted/ギフテッド』
その後、彼女だけに別の難解テストをさせる担任の心意気もなかなか洒落てるな~でしたよ(笑)
クリスくんも普通のドラマが出来ることを証明できたので
次はキャプテンと真逆なヘタレでダメダメ男のヒューマンドラマが見たいかも(笑)
実際に存在する天才児でないからこそ、ドラマを素敵に描くことができたのかな?と思いました。
>キャプテンアメリカがここに来てようやく一般人役で...ホント、クリス演技してましたね。彼ヒューマンドラマにどんどん出演して欲しいです。
社会的に協調性のない子と思わせておいて
いじめっ子に対してしっかり向かっていく勇気と、あの男の子に対する優しさなど良かったです。
たしかにキャプテンは目力はないですね(笑)
マッケナちゃんの好演と比べ大人たちの静かな演技が自然で良かった。
ただCap.Americaは目力がないなぁ・・・なんてね。
これ本当に良かったですよね!
子役の子の演技が超自然で本当に可愛かったです。
数年前に日本の子役ブームありましたが
アメリカの子役は層が厚いせいか芸達者が多い気がします。
マッケナちゃん、同じ年頃だった芦田愛菜よりはるかに達者じやないでしょうか。