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GAMER

2010年12月04日 23時08分49秒 | 映画 か行
評価:★★☆【2,5点】


戦闘シーンだけはまさに本物仕様。

このシーンに於ける製作費はいったい幾ら掛けたのだろうか。
アナログ&デジタル撮影でここまでリアルに再現できるのですね。

でも、気に入ったのはそこだけ。




2034年。
あるオンライン・ゲームが世界中の人々を熱狂の渦に巻き込んでいた。
そのゲーム“スレイヤーズ”は天才クリエイターの
ケン・キャッスルが開発した戦闘ゲームで、キャラクターたちが
マシンガンを手に激闘を繰り広げるというもの。

ただし、キャラクターは生身の人間で全員死刑囚。
撃たれれば実際に死ぬこともあり得る究極のサバイバル・ゲームだった。
ナノ細胞を脳の運動皮質に移植された彼らは
ゲームを操作するプレイヤーの意のままに操られ、
30回勝てば釈放されるという条件をクリアすべく戦い続ける。

その一人、自由を手にするまであと3回と迫っているケーブル。
彼は無実の罪で投獄され、愛する妻娘と離ればなれになっていた。
17歳の天才プレイヤー、サイモンに操作されながら冤罪を晴らし
家族との再会を果たしたい一心でゲームに挑み続けるケーブルだったが…。
<allcinema>



【ネタバレぎみに注意】

そもそもこれって死刑因が釈放を求めて争うバトルじゃなかったのね。
確かに「スレイヤーズ」というゲームの駒として戦わされているのは
判っていたのですが、どこまでがプレイヤーの操作だったのかが判りにくく
これが最後まで致命傷となってしまったことは否めない。

しかも、カリスマ的強さを誇るケーブル(ジェラルド・バトラー)の
妻はもちろん、その街に住む人間までもがプレイヤーからの通信範囲にいれば
誰もが駒として操作されてしまうというもの。
しかも、戦闘ゲームとは別にRPGみたいなものになっている。

なんですかこれ?巷では『サロゲート』的な発想の作品と言われてますが
当のワタシは未見なので比べられないのが残念です。

ナノ細胞を民間人に埋め込むという発想自体に無理があり
その説明があまりにも端的であったために理解できないことで
人間ドラマの部分で難解なものに自らしてしまっている感じだった。
いや、難解というより安っぽくてつまらないのかも。

もっとスッキリと行こうよ!監督さん。
死刑因だけの金網デスマッチでいいじゃないんでしょうか。
『デスレース』のように単純明快に描いてくれていれば
例の戦闘シーンは良かっただけにもっと面白くなっていたと思う。

追記)
・戦闘シーンに於いては、そのグロさ加減は半端ではない。
 こういう映画を観せられると、逆に現実とバーチャルの境界が
 判らなくなりそうな気もして、過去映画『カプリコン1』を思い出す。

・ケーブルの美人妻を操るのが汗かき超肥満男というホラーな設定に
 これはこれで別の映画にもなるような気がして勿体なかった^^;

・ケン・キャッスルが終盤で見せるダンスに、思わずM・ジャクソンの
 何かしらのダンスを披露するのかと期待してしまった(爆)

・エンドロールでヴィジュアル・エフェクトの名が延々と流れていて
 この映画の映像部分に掛ける本気度をかなり強く感じてしまった。
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監督:ネヴェルダイン/テイラー
脚本:ネヴェルダイン/テイラー
撮影:エッケハート・ポラック
音楽:ロバート・ウィリアムソン/ジェフ・ザネリ


出演:ジェラルド・バトラー/マイケル・C・ホール/ローガン・ラーマン/


『GAMER』

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2 コメント

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☆トロン系?☆ (TiM3)
2010-12-07 19:27:07
でもないんでしょうかね?

ただ1ツ、主演のおとっつぁんに興味津々です(=^_^=)

やっぱり『今宵の晩餐は地獄でだァァァァ!!!(Tonight, we dine in hell !!!!!!!!)』とか
叫んだはったんかな? ←あんた、このしと観たら、そのネタばっかし(=^_^=)
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サロゲート系と言われてます (ituka)
2010-12-07 23:32:09
TiM3さん、こんばんは。

と言っても『サロゲート』未見なのでなんとも言えません^^;
このおとっつぁんが銃器を持ったのを初めて見ましたが
なかなかサマになっていました。
次は是非ともスタローン・チームに入れてあげたいです。

>やっぱり『今宵の晩餐は地獄でだァァァァ!!!(Tonight, we dine in hell !!!!!!!!)』とか

ある意味、本人はココロでそう叫びながらチェックポイントに向かっていたと思われます。
にしても、強すぎます!このひと(笑)
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