グエムル 漢江の怪物

評価：★★★

世界のトップクリエイターが大集結！という宣伝文句に釣られて、普段は観ない韓国映画を観に行ってしまいました。地元韓国では、映画史上トップの観客動員を達成したとか。う～～ん、ほんとにそうなんだろうか？

韓国俳優独特の分かり易い演技は、ある意味コミックのようであるが、こういった現実逃避したような映画であれば、逆にメリハリとなって面白いのかもしれません。

トップクリエイターが集結したとしても、最初のデザインから既に失敗していると思う・・このクリーチャーに限って言えば（笑）
表面のヌメヌメ感は良いとしても、二足歩行の鯰（なまず）顔したトカゲで、口を開けるとプレデターのように四つに割れるのは、これが、最も醜いと思うからなんですかね～（笑）

ドラマに関して言えば、思い切りアメリカを皮肉っているのが見える。いや、この映画に関してはストレートにアメリカを批判していると言った方がいいですね。
その、余りにもストレートな批判が最後まで何の捻りもなく行ってしまうので、今さらながら、こんな中途半端に描くのであれば、まだマイケル・ムーアの「ボーリング・フォー・コロンバイン」や「華氏９１１」の方が観ていて痛烈な印象を受けましたが・・・どうなんでしょうね

ところで、パク家の長女が得意のアーチェリーを使ってクリーチャーを狙い打つシーンは、非常にシャープな映像カットであった。
正に、そこには「エイリアン」のリプリーか「ターミネーター２」のサラ・コナーを見ているような印象を受けました。・・・直後の結果は別として（笑）



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監督：ポン・ジュノ
脚本：ポン・ジュノ
撮影：キム・ヒョング
視覚効果：オーファネージ
音楽：イ・ビョンウ

出演：ソン・ガンホ/ピョン・ヒボン/パク・ヘイル/ペ・ドゥナ

『グエムル 漢江の怪物』オフィシャル・サイト
http://www.guemuru.com/