ローグ アサシン（０７’フリーパス３本目）

評価★★★★


ジャパニーズやくざVS中国マフィア。
その両方を潰そうとする伝説の殺し屋ローグ。そのローグを追い続けるFBI捜査官。


この映画、ジェット・リーの映画として見るか、ジェイソン・ステイサムの映画として見るかどっちなの～？（笑）

私はジェイソン・ステイサム派です。

彼の作品のなかでは『トランスポーター』よりも面白かったですね。





日本のやくざを『仁義なき戦い』（深作欣二監督）で参考にするなら、この映画に出てきた“やくざ”は思いっきり変です。

バクチのシーンで見せるタトゥーに大笑い！なんだよ～！！！
変だよ～！薄い上着でも着ているように見えて大笑い！

『キルビル』以上に変な“やくざ”の描き方だわ。

極めつけは、最初のジャパニーズやくざが伝説の殺し屋ローグ（ジェット・リー）に襲撃されるわけですが、取調べに来たFBI捜査官のクロフォード（ジェイソン・ステイサム）が地元警察に叱咤する。

それは現場で唯一の生存者の証言を聞いたか聞かないかのことで、地元警察は言葉が判らないから無理！みたいなことを言ったら、クロフォード捜査官が日本のやくざ担当なら日本語くらい覚えろ！なんだってさ（笑）

その後に、何故か日本語で「バカナラ、ショガナイケドナ！」（バカならしょうがないけどな）＾＾

で、得意の日本語を使って、瀕死の男に
「オマエ、オレノシュミシッテルカ？オイシャサンゴコダ！！！」
（お前、俺の趣味知ってるか？お医者さんゴッコだ！！！）

ここで何故か男の鎖骨付近に開いた弾丸の穴に親指を突っ込み、グヮ～！！！と悲鳴を上げる男に対して「ゴメン！ホメダッタ」（ごめん！骨だった）

こんな感じでステイサムの日本語で大いに笑わせてもらえます。

実は、ただいま
映画１ヶ月フリーパスの真っ最中（１ヶ月間無料）ということで
ココのシーンで吐く台詞だけを聞きたくて（１回じゃ聞き取れないため）リピートして来ました（笑）

他の日本のやくざを演じた日系人は、そこそこ普通に聞えたから安心しました。
ケイン・コスギが流暢な日本語に思えましたから（笑）

そういえば、デヴォン青木がジャパニーズやくざのシローヤマギワ（石橋凌）の娘を演じていましたが、やたら上手い日本語に吹き替えではないかという疑惑がでてますが・・・。



本作は、日本のやくざとステイサムの日本語で大いに笑えますが、ストーリー的には、なかなかテンポ良く進み最後まで飽きさせませんね。

伝説の殺し屋ローグ（ジェット・リー）の乗るオランダ製のスパイカーC8スパイダーTの同型です。


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『氷の微笑２』ではクーペタイプのラビオレットでしたが、それ以来久々に見る感じですね。


対して、殺し屋ローグを追いかけるクロフォード捜査官は
アメリカ製のマッスルカー1969年型のシボレー・シェベルSS（映画と同型）で
ローグを追いかけるも小回りの差で最後はトンネル内で大破する。



ステイサムの前作『アドレナリン』の劇中でもマッスルカーが出てきましたが、あれの車種が判りません。

個人的にはこちらの元祖マッスルカーのシェベルの方を運転したいですね
アメリカンV8エンジン音（アイドリング音だけでニヤける）をこよなく愛する管理人でした（笑）



この映画、ラストの展開にはびっくりします。
『パーフェクト・ストレンジャー』のように宣伝文句が有ったわけでもないのに
「うわ！そう来るか！」という感じです。

これは予想外で完璧に騙されましたね。
ということで、個人的趣味の意味合いも込めて、見どころ満載で大いに楽しむことができた映画でした。


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監督：フィリップ・Ｇ・アトウェル
脚本：リー・アンソニー・スミス/グレゴリー・Ｊ・ブラッドリー
撮影：ピエール・モレル
音楽：ブライアン・タイラー


出演：ジェット・リー/ジェイソン・ステイサム/ジョン・ローン/デヴォン青木/ルイス・ガスマン/石橋凌/ケイン・コスギ


『ローグ　アサシン』オフィシャル・サイト
http://www.rogue-assassin.com/