ん?何年ぶり?

なつかしい人が工房を訪ねてきてくれた。
高校の1年後輩。
高校を卒業して以来だから…はぁ…数えられない。
先週も来てくれたのだが、あいにく吉野工芸の里へ
出稼ぎに行ってたので会えなかった。
母から「Nクロスってクロス屋さん知ってる?」と言われたので、
「Sちゃんかなあ?」と思ってはいたけれど、
今日あらためて「Sちゃん?!」と感動の再会。
いや、イイ歳の男をつかまえて"ちゃん"はないだろうとは
あとで気が付いた。失礼。
が、目の前にいたのはやっぱり高校時代と変わらない「Sちゃん」だった。
来年早々、金沢21世紀美術館で開かれる表具屋さんの展示会に
出品するのに、何かいいアイディアはないかという話だったのだが、
高校時代、バカばっかりやってたSちゃんとこんな話をすることに
なるとは想像もしていなかったし、それより再会することすら
想像していなかった。
よくぞ覚えていてくれました。ありがとう。

それにしても旧友とはこんなにも時間を飛び越えられるものかと
感動した。気分はすっかり高校生。
おかげで明日からまたがんばれそうです。
いいモノ作ろうね!!

犬のためにできること

姪っ子がお気に入りの「志村動物園」という番組を、このところ続けてみている。
パンダやダチョウやクマと一緒に生活してみたり、パン君とジェームズというチンパンジーとブルドッグのコンビがおつかいに行ったりするのを、「へぇ～」「ほぉ～」と姪っ子以上にのめりこんで見ていたりする。

で、今日の放送。
動物の言葉が分かるという女の人(名前忘れた。外国人)が、骨肉腫を患い余命3ヶ月というグレートピレニーズ(♀1歳半)のはなちゃんのところへ行き、最後の願いを聞くというもの。
はなちゃんは左前足がパンパンに腫れ、痛さで歩けないくらいになっている。
3年前、タロの父=武蔵を神経束腫という病気で亡くした我が家は、もう他人事とは思えない。はなちゃんの痛みに耐える姿に思わず涙が…。

そして、いよいよ最後の願いを聞く場面。
はなちゃんには2つの願い事があるという。
1つは仲の良かったミニチュアダックスに会いたいということ。
もう1つはとにかくこの痛みを取って欲しいということ。
それを聞いたお父さんが、「先日獣医さんに、足を切断するということも考えてみてくださいと言われた」と明かす。
女の人は家族に尋ねる。「なぜ足を切ることをためらっているのですか?」
家族の答え。「足を切ると、はなちゃんが天国に行っても3本足で暮らさなければならないのがかわいそう」「女の子だから、最後まできれいな姿でいさせてやりたい」

…?…
こぼれそうになっていた涙が引っ込んだ。
死ぬときの姿形より、今、この苦しみから救ってやりたいとは思わないの?

武蔵の腫瘍は根が深く、手術では取りきれなかったので、大きくなっては切るの繰り返ししか方法がなかった。手術の後のしんどそうな様子を見ると、もうこの辺で楽にしてやった方がいいんじゃないか?と思ったことも度々。
でも元通りとは行かないまでも、足を引きずりながらでも嬉しそうに散歩に出かける武蔵を見ると、最後までできることをやってやろうと思った。
結果、1年で7回の手術。最後は力尽きてあの世へ旅立っていった。
武蔵がこれで幸せだったかどうかは、江原さんにでも聞かないと分からない。
でも、あの腫瘍が大きくなるがままにしておくことはできなかった。痛みに本当に苦しんでいるのが分かったから。

はなちゃんは足を切断し、元気を取り戻した。嬉しそうに公園を走り回る姿まで放送された。
よかった。家族が決断してくれて本当によかった。
…と思いつつ、「こんなところにも障害者、女性差別の芽が…」と違った意味でまた涙を流した元福祉職です。

きときと

父と母が瑶子を連れて魚釣りに出かけた。
家からは車で2分も走ればもう海岸。
「釣れたら電話するから…」と釣り竿と氷を入れたビニール袋だけ持って出発。
1時間ほどで母と瑶子が帰宅。
「ジイちゃんはもうちょっとがんばるって」…
昼ご飯の用意ができたところで迎えに行く。
釣果は中アジ1匹、豆アジ1匹、?1匹。

釣具屋さんに聞いたところ、午後3時頃からアジが釣れるらしい。
残ってる餌ももったいないから…とジイちゃん、再度チャレンジ。
2時間ほどで帰ってきた。
釣果は中アジ2匹、イワシ2匹、イシダイ1匹。
…と思ったら、一番大きいのは近くにいたオジサンにもらったらしい。
キラキラと輝くきときとのお魚を写真に収めた後は
刺身にしてお腹に収めました。なむなむ。

それにしても、釣りは楽しそう。
次はわたしも連れて行ってもらおう♪

白鳥飛来

前の田んぼに今年もたくさんコハクチョウがやってきました。
今日はお天気もよかったので、瑶子と瑶子の母(妹)と一緒に見に行きました。
「白鳥、飛んできたね」
「白鳥、ごはん食べてるよ」
と大はしゃぎしています。

でもこのポカポカと暖かいお天気の日は、わたしの天敵、
蜘蛛の子もたくさん飛んでいて、オバチャンは失神寸前です。
なんとかカメラに収めるだけ収めて、早々に退散。
瑶子は蜘蛛の子を纏いながら、
「はくちょうちゃ～～～ん♪」
「ひこうきちゃ～～～ん♪」
「ちょうちょちゃ～～～ん♪」
とパワー全開です。
自然の中で育つ子供は幸せですね。

吉野工芸の里フェスタモノづくりフェア

ガラスの蕾工房・内藤さんに誘っていただいたこのフェア。
引きこもってばかりでは身体に毒だと思って参加したのですが、
昨日今日と素晴らしいどしゃ降りに恵まれ、
自分たちの雨女ぶりに、もう笑うしかないという状況でした。
(事務局山浦さん、ゴメンナサイ。実はわたしたちもひどい雨女なんです…)

昨日は本当に寒くて、背中にカイロ背負って立ってました。
ひつじちゃんを作る手もかじかんで、味のあるひつじちゃんが
たくさん生まれました。
初日終了後の交流会では、おいしい「しし鍋」をいただきながら、
出店者同士話も弾みました。

今日は昨日よりは多少マシか?という感じのどしゃ降りでしたが、
それでも朝からたくさんのお客様がいらっしゃって、
あっと言う間に1日が過ぎてしまいました。

こんな最悪のお天気の中、わざわざおいで下さった皆様、
本当にありがとうございました。
皆さん、風邪などひかれなければいいのですが。
今日はあったかくしてお休み下さいね。
またお世話してくださったスタッフの皆様も、本当にお疲れさまでした。
雨の中、カッパ姿であちこち飛び回られていたスタッフの方たちに
ただただ感謝するばかりです。ありがとうございました。

お天気には恵まれませんでしたが、いろんな方と交流ができて
本当に楽しいイベントでした。
またこんな機会があれば参加しよう!!とちょっぴり
引きこもりを脱出するチャンスをつかんだいとあそびでした。

箸を持って歩こう

画像UPしました。
『箸を持って歩こう』というタイトルの受賞作です。
素材はシルクシャンタン、麻生平、ヘンプひも、陶ビーズです。
染料はスオウ、ヤマモモ、あせん、ミロバラン。
媒染剤はミョウバン、鉄。
実はこれ、今年の加賀市の成人式の記念品として、
山中塗りのお箸とともに配られたモノです。
22-23日の吉野工芸の里フェスタモノづくりフェアでも販売します。
価格は1つ1,500円(税込)です。

myお箸とともに自然環境を守る気持ちを持って歩きませんか?

ごめんなさい&ありがとうございます

石川県デザイン展の搬入日。
B部門の審査員に当たっていた。
8:30に家を出発。9:30会場の地場産センター着。
ああ、今年は遅刻しないで済んだ…と思ったのもつかの間、
事務局次長のetsuに
「アンタ、何しとるが!9:00集合でもう審査始まっとるよ!
代わりにタキミに行ってもらったから!!」…
もう、頭の中は真っ白け。
「え゛ー!?審査会10:30からじゃないが???」

A部門の審査が10:30～で、B部門は9:00集合9:30～
だったと知ったのは、すべて終わって会場を出た後でした。
accoppaよりメール。
『母が未開封のクラフト協会の封筒を見つけて、その中に
9:00集合9:30～審査って書いてあったけど間に合った?』と…。
間に合ってるワケないやん!!しかもそんな封筒、どこにあったのよ?
ご迷惑をお掛けした皆様、心よりお詫び申し上げます。

こんなわたしにもかかわらず、A部門クラフトの部において
石川県クラフトデザイン協会会長賞を与えてくださった皆様、
心より御礼申し上げます。
苦節8年。ようやく賞らしい賞をいただくことができました。
いただいた賞がマグレにならないよう、これからもがんばります。
本当に本当にありがとうございました。

作品発表

最近、ジャンジャン作品ができている。

…夢の中で。

昨日の作品は凝っていた。
インド更紗古法で染めたものに絞りを入れて藍染。
しかし、気に入らない。
どこをどうすれば…?と考えはじめたところで
目が覚める。

怒濤のように押し寄せる展示会の予定。
眠っていても何も出来ない。
考えていても何も出来ない。
手を動かすのみ!

人前でお話

いつもお世話になっているギャラリーのオーナーから
「市議○○さんの会でちょっとお話してくれない?」
と言われ、今日行って来ました。

とにかく人前で話をするなんて普段やってないので、
お話をいただいたときから、どーしよーと悩みまくり。
大好きなインド更紗について聞いてもらいたいと思ったので、
「更紗の話」とタイトルを打ったはいいけれど、
30分に話を収めるのがまた大変。
図書館で本を借り、長らく本棚にしまっていた資料を引っ張り出し、
あれもこれもと欲張って準備して行きましたが、結局
サンプル、資料片手にインド更紗のデザイン的な特徴と、
インド更紗から発展した各地の更紗、
インド更紗の古法による染色を紹介して終わりました。

けっして分かりやすい説明ではなかったと思いますが、
最後まで聞いてくださった皆様、本当にありがとうございました。

わたしの分かったような分からない話の後に、
市政報告と、白山市でデイサービスをしておられる常光さんのお話があり、
楽しく分かりやすくお話しされるのを拝聴して、
わたしのはまだまだ自分の話になっていないなあと反省しました。
こんな機会がまたあるかどうかはおいといて、
楽しい話ができるようになれば…と思いました。

まずはネタ帳の作成から…?

藍子のおくるみ

ようやくできあがりました。
藍で絞り染め→ピーシング→キルティング→完成
ピーシングはミシンでズルしてしまいました。
キルティングは吉祥文の星七宝。
藍染の部分にもキルティングすればよかったかなあと
出来上がりを眺めつつ反省。
ま、必要ならボチボチやるっちゃ。
※サイズは85cm角