温風機。

今日は訪問治療の日です。
今日は、もう６月になろぅという時期にも関わらずとても寒い日でした。今年の５月は本当に変な天候です。
そして治療を行う場所は和室なんですが、そこも寒かった訳です。
そこで優しい中年の看護婦さんが扇風機ふうの温風機を持って来てくれました。それは明らかに扇風機です。
でもこの寒い日にわざわざ扇風機を…とはさすがに思わなかったので、こんな扇風機にそっくりな暖房機具が開発されたんだと本当に思い、
「へぇ～!!これひょっとして温風が出るんですか?!」
と無垢な気持ちで聞いた。
「そうなのよぉ～」
と看護婦さんは言いながらその温風機のスイッチON!!!

さふぁ～～ …

それは明らかに冷たい風だった。でも、車のエアコンもそうだけど、電源を入れて最初の辺は人間にとって不親切な風が吹くものだ。
そう認識して少し待つ。
その温風機は相変わらず、

さふぁ～～ …

と冷たい風を我々に向けて放っていた。

ようやく異変に気づいた看護婦さん、
「ヤダッこれ扇風機だわぁ～ハハハッ」と笑った。

やっぱりｗ

とは思ったが、遠慮なく看護婦さんと一緒に大爆笑させてもらった。二人で仲良く笑ったあと、その部屋自体に暖房機具が存在することを思い出したので、本来看護婦さんが持って来てくれようとしていた扇風機によく似ているハロゲンヒーターがその場に登場することはなかった。

この看護婦さんのユーモアさと、本当に親切な方なのでその親切さにこの場を借りて感謝します。
ありがとぉ～!!ございます!!

愉快な日です。