無名シニアの水彩画日記

光と影をテーマに地元横浜、鎌倉などの身近な風景を描いています。

金沢文庫 称名寺

2006年05月25日 15時25分36秒 | 風景(称名寺)
一昨日、上大岡の画廊で寺田幹彦さんの遺作展「折々の称名寺を描く」をみてきました。
どの作品も称名寺の四季を美しい色彩で描いたもので、初めて実物を拝見し、
うっとりしました。

寺田さんのことは、私が水彩を習い始めて最初に購入した参考書
「光と影の水彩画入門」で偶然、存じ上げました。
定年後、本格的に水彩をはじめたとのこと、やさしい色使いをしていること、そして水彩技法のほかに、
随所に著者の絵への熱い思いが語られ、とても印象に残りました。
そのとき、ああ自分もこんな絵を描きながら人生の午後を過ごせたらどんなに素敵だろうと思いました。
いまも、自分の絵に落ち込んだとき、行き詰ったときに、この本を読み返します。
つい最近、お住まいが私の家の近所なのを知り、とてもびっくりしました。

今日は、金沢文庫の称名寺に出かけました。
今日の称名寺・阿字ヶ池は、黄菖蒲の花が色鮮やかに咲いていました。