アイシスちゃまのスイート日記

プッチーニ 《蝶々夫人》 「ある晴れた日に」  ~ピンカートン、許すまじ~

先週の日曜日に、竹林の小劇場でオペラ・ガラコンサートを聴いて以来、通勤時のBGMはオペラ一色なわたくし。

と言っても、全幕のじゃなくって、有名な曲が沢山入っているいわゆるベスト盤ですけどね^^

さて、先週の木曜日はカリグラフィー教室に行ったのですが、いつもの駐車場が満車だったので、

仕方なく別の駐車場に車をとめて、てくてくお教室まで歩いていく道中、高級パン屋さんの店頭で、ふとあるチラシに目が留まりました。

あ!この人(左から2人目)、竹林で歌ってくれた人だ!!!またこの人の歌、聴きたいと思っていたのよ!

ちょうど、本日はお仕事もお休みだったので、ちょっくら行ってきました。

場所は岡山大学内。

岡山大学の中にある『Junko Fukutake Hall』はガラス張りの美しいホールでした。

出演者はピンカートン役と蝶々夫人役とスズキ役とピアノの伴奏者のみ。

しかし、スズキ役の人が語りを入れてくださり、イタリア語がワケわからなくてもだいたいの意味はわかって、

更には、蝶々夫人役の方が素晴らしい美声をずーーーーーーっと聞かせてくださり(蝶々夫人はソプラノ殺しという異名もあるほど、

蝶々夫人役はずっと出っぱなしーの歌いまくりーのだそうです。)

わたくしは、またしての両耳から脳ミソに美しい高音が流れ込み、意味もなく感動してしまったのでございます。

いや、意味もなくというのはちょっとウソか?

実は、蝶々さんに感情移入してしまい、『ピ、ピンカートンめ、許せーん!』とか、『いくら没落士族の末裔だからって、誇りの為に死ななくても・・・子供の行く末を見守ろうよ~(´;ω;`)』とか、『も少し、かる~く生きてみませんかぁ~?あ、でもこれって現代だから言えることよね、没落士族から芸者に身をやつした蝶々夫人には誇りは重要よ!』とか・・・

ラストの蝶々夫人が自害する場面では少しウルッときてしまいました(´;ω;`)

『実話』ではなく『フィクション』だということも忘れ、ただただ、美しくも潔い蝶々夫人に拍手喝采したのでございます。

アイシス:『ママとは正反対でちゅものねぇ~・・・』(情け容赦なく客観的意見を述べるアイシスちゃまです)

それにしても、先週のオペラ・ガラもピアノとオペラ歌手さんのみの演奏で、今回もそうなのですが、

なんなんでしょうか、この感動は!

生オペラは脳に何か作用があると思われるのですが、ネットで検索しても見つかりませんでした。(せいぜい『椿姫』を聞かせたマウスが長生きしたくらいです)

美しい高音が両耳から脳に流れ込んで、何かシャッフルしてるとしか思えません。

感動もそうなのですが、帰宅してからボーっとしてカリグラフィーの練習をしようと思っていたのですが眠くて眠くて・・・

夕寝をしました。(アイシスちゃまがずっとグル甘でくっついてくれていました。)

それにしても、素晴らしかった、今日の『蝶々夫人』・・・(´;ω;`) 入場料500円なのに、感動はプライスレス

 

プッチーニ 《蝶々夫人》 「ある晴れた日に」 レオンタイン・プライス

 

アイシス:『ピンカートンは行ってしまった・・・』

ママ:『ねえ?アイちゃま、ピンカートンなんか待たずに蝶々さん、お金持ちと再婚すればよかったのに!』

アイシス:『いや、ママ、それじゃ感動を呼ばないでちゅから・・・・』

ママ:『えー、でも~!蝶々さん幸せになって欲しかったじゃな~い!ヽ(`Д´)ノプンプン!』

アイシス:『悲恋だからウケるんだってば・・・ママったら、もぅ・・・』

ママ:『ピンカートンめ~、卑劣なヤツ~!許せ~~ん!!うぉぉぉぉ~~!!!!』←まだ言ってます(笑)

いや、でもピンカートン役の美声、相変わらず素晴らしかったですけどね。(でも、ピンカートン役なのでちょっと冷たく扱う)


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