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洋画家 吉田伊佐の日常

画家の日々の出来事、感じたことを気のおもむくままに内と外を綴る日記

黒も白も

2020-02-09 07:40:00 | Weblog



皆さんご存知の通り、世の中そう簡単に白黒つけて言い切れる物事はありません。
「AはBだ」と決めつける事で、B以外の可能性を切り捨てています。今の時代さまざまなことがボーダレスで言い切れないことからが多々あります。
一昨日「自由経済における芸術性と商品価値」という小難しい話が酒の力で飛び出しましたが、物事の価値には絶対性がなく時代によって変わっていくもので白や黒とは言い切れない要素が多いと思います。

謎の男四人衆

2020-02-07 23:48:00 | Weblog
今日は京都府庁で話し合いがありました。
新しく洋画家協会を立ち上げないかという陶芸家の今井眞正氏の提案で、府の文化芸術課の方と協議しました。
日本画や工芸は戦前からあるのになぜか洋画だけないという不思議。
京都ならではの諸々の難しい現状はあっても何とか前向きに取り組んでみようと思っています。
その後、市内某所で更なるディープな内容へと話は続くのでした。
写真は左から陶芸家今井眞正氏、私、府文化芸術課森木隆浩氏、二紀会委員日下部直起氏。






亀岡というところ

2020-02-05 18:33:00 | Weblog
日吉ダム建設による水没地域が集団移転して早や30年以上が経ちました。
移転を牽引していた世代の多くが、既に亡くなりました。
この地で生まれ育った子供達も成人し、其々の人生を其々の地で営んでいます。私も人生の半分以上の時間を、この地で過ごしてきました。
今日お会いして話をさせて頂いた方々に、感謝申し上げます。
「なぜ亀岡なのか」を自分自身に問い掛けながら、お話をさせて頂きました。
事情をご存知の方だけが、ご理解いただければ幸いです。




春の準備

2020-02-04 23:25:00 | Weblog
農家の方が今年の田植えのために、トラクターで土を掘り起こしています。
画像では分かりませんが鳥たちが掘り起こされた土の中の虫をせっせと啄ばんでいました。

今日は京都大丸に行って画家仲間の中上誠章君の個展を見た後、僕の個展後の残務を終わらせました。

いよいよ次の個展に本格的に取り組むことになります。
来週は来年の個展の打ち合わせのために東京行きです。

画家は死ぬまで絵を描き続けなければいけないのです。あーしんど❗️






散歩コース紹介

2020-02-03 14:16:00 | Weblog
朝夕二回運動のため30〜40分散歩しています。3つのコースをその日の気分で選んでいます。そのうちの一つ千々川コースです。湯井地区の田圃道を抜けて千々川沿いを遡り、縦貫道下まで行って側道を歩く周遊コースです。今の時期は色々な冬鳥が見られ楽しんでいます。












絵との出会い〜東京編〜

2020-02-01 00:17:00 | Weblog
随分前の話ですが、都内のある百貨店で個展をしていた時の話しです。
会場横のウインドウに飾ってあった私の絵の前で、女性が立ち止まったままじっと絵を見ていました。
絵に興味があるのかなと注視していると、ハンカチを取り出し涙を拭い出したのです。
どうしたんだろうと声を掛けてみました。その女性の亡き母が、生前に生まれ故郷の話をしていた風景が、この絵とそっくりだとか。思わず足を止めて眺めているうちに、母を思い出し涙したという事でした。
私の絵にはそんな意味合いは思いもせず、西日を受ける美しい草原の景色を描いただけなのです。
作品は作者の意図を離れて、見る人の心に変化して響くのだなあとあらためて実感しました。
結果的に作品はその女性の手元に渡って行きました。




絵との出会い

2020-01-30 20:58:00 | Weblog
展覧会の会場で様々なお客様との出会いがあります。
中には会場に入ったものの、興味なく足早に出て行かれる方もおられます。また何気なく会場に入ったら、絵に魅了されて離れがたくなつてしまう人も。
絵との出会いがその人の人生に少なからず影響を与えることがあります。
そんな出会いのを作れる画家という仕事に喜びを感じます。





〜画家であるという事〜

2020-01-29 22:42:00 | Weblog

私は毎日絵を描いて生活をしています。
世の中の様々な動きや喧騒は、私の絵画には直接影響はありません。しかし画家としての私には世間に対して、それほどの力は持っていないと思っています。
ただ言葉に表すことのできない様々な思いを絵の具に託してキャンバスに向かいます。
美術に憧れて四十年以上、画家という仕事に二十数年関わってきた実感です。