いろはのお酒は少なめB級飲食日記

2024年1月(新年)からブログ活動を一旦休止します!

はじめての自作ダルバート

2021-06-17 06:04:00 | ネパール料理


皆様・・おはようございます。いろはでございます。

ネパール料理のダルバートに嵌ってはや数か月・・・。ネットを漁っていたら、日本語環境でネパール料理のレシピ本があることを知りました。

初見の方のために解説をいれますと、『ダル・バート』とはダール(豆スープ)とバート(お米)で野菜中心のおかずと共に食べる、ネパールの定食のことで、ネパールでは毎日食べられている国民食です。

ネパールではレストランや食事処で出されていますが、勿論、ネパールのどの家庭でも作られているので、なんとなく『自作ラーメン』よりハードルは低いかな・・と思ってました・・・。

「教本」をゲットして、自作チャレンジしてみましょう!!

 

大阪で本格的なダルバート食堂を営む著者・・・。

 

初めてネパールで食べたダルバートに衝撃を受け、その後、ネパールでホームステイ・・・。帰国後もネパール料理店で働きながら年に数回1~2か月間ネパールに滞在して、現地の食を学び続けているのだそうです。

 

柴田書店さんからこの本が出ていると知り、ソッコーでAmazonでポチりました。柴田書店のラーメンレシピ本、もつ煮込み本などを既に複数買っているワタクシとしましては、柴田書店の教本は内容も濃くて絶対の信頼を置いています。

 

巻末を見ると既に重版を重ねて第3版だそうです。こりゃ、ダルバートブームが迫っているということですかね??

 

 

 

    

そしてお次はスパイス類と食材の入手です。(※クリックで拡大します。)

購入した「教本」には必要なスパイス類、食材が丁寧に記載されており、新大久保や、首都圏で最近増えているハラル系の食材店に行くと手に入ります。

写真は左から

〇ジンブー(行者ニンニクを乾燥させたスパイス)

〇ダル(ウラドダル)(豆)

〇クミンシード(スパイス)

〇フェヌグリークシード(スパイス)

です。

教本を持って新大久保へ行き、ネパール食材店で教本を開いて、お店の人に聞いたらスグに買うことができました!!

ちなみに食材やスパイス類も高くないですよ・・。

この他に、ターメリックパウダー、クミンパウダー、チリパウダー、ニンニク、ショウガなどが必要ですが、これらは日本のスーパーでどこでも売ってます。

ネパール料理は使用するスパイスがインド料理と比して少ないとのことで、この辺り自作ハードルが少し楽みたい・・・。

 

そして重要なのが「コメ」ですね・・・。

バスマティライスという香りが強い長粒米です。これは1kgで¥700でした。新大久保のネパール食材店で、『美味しい美味しいダルバートを作りたい・・・バスマティライスが欲しい・・』って言ったら、コチラをオススメされました。ネット通販で買うともうちょっと高いかと思います。

 

食器は一応買いましたが、格安に抑えています(笑)

カレーとダルを入れるカップはネット通販で@¥300位。下のトレーは、モノタロウで@¥800位だったかな。

ちなみに新大久保の食材店にはこれらの食器も売ってました!!通販で買うことなかったな・・・。

 

そんで完成しました~。

 

チッタいろは自作「ポーク・カナ・セット」です。

 

カナとはネパール語で食事の意味なのですが、メインのカレーの肉をポーク(※たまた近所のスーパーに行ったらカレー用モモ肉が特売で安かっただけです)で作ったので、こう呼称させていただきます!!(笑)

 

 

ダル・スープです。

材料は

〇ウラドダール
〇ターメリックパウダー(ウコン)
〇クミンシード
〇ジンブー
〇ニンニク
〇しょうが
〇サラダ油
〇塩

本当はパクチーを入れるのですが、万能ねぎで代用しています。

大好きなダルですが、コレはお店のダルより、自作した方が作りたてフレッシュでリッチな味になって美味しいです~。

ジンブーというちょっとお高いスパイスを使っているのがポイントですが、ダル(豆)の風味とニンニクとショウガのパンチ、サラダ油のコッテリさでアツアツに仕上げると最高に美味しい!

 

 

コチラはポークカレーです。

〇湯剥きしたトマト
〇豚肉(カレー用激安品)
〇ターメリックパウダー
〇ニンニク
〇ショウガ
〇フェヌグリークシード
〇クミンパウダー
〇玉ねぎ
〇ミックスマサラ(※なかったので、ガラムマサラパウダーを入れました。)
〇チリパウダー(※なかったので、韓国唐辛子粉を入れました。)
〇サラダ油
〇塩

十分に美味しかったのですが、スパイスの使い方をもう少し考えると、お店超えも可能かと思います。
今回はちょっと不満が残るデキでしたね!

(※ちなみに、自作の場合はお店と違って、趣味で十分な原価が掛けられるので美味しくできます。新大久保だとこのレベルのダルバートは¥500~¥600。そういう技術はまた違う意味で難しいと思います。)

 

トマト・アチャール(トマトペーストお漬物)

〇フレッシュトマト
〇ティムル(※なかったので中国産の花椒で代用)
〇塩
〇レモン汁
〇チリパウダー(※なかったので韓国唐辛子粉で代用)



コレ!!やべー!!美味ぇ~!!

 

トマト自体の美味しさに左右されると思いますが、お店で出てくる奴はトマトをフライパンで煮詰めたタイプ、もしくはトマトピューレを使っていると思いますので、生トマトで作る「トマト・アチャール」(チャツネとも言います。)は、お店よりフレッシュで全然美味しいです。

日本人的にはすっごく意外ですが、ご飯に良く合います!!

 

 

ミックス・アチャール(ネパール風、野菜のお漬物)

〇大根
〇にんじん
〇キュウリ
〇ネパールの乾燥マメを水で戻したもの(※なかったので、枝豆をゆがいたもので代用)
〇ターメリックパウダー
〇黒すりごま
〇フェヌグリークシード
〇クミンパウダー
〇プテコトリコテール(※なかったので、ごま油で代用)
〇レモン汁
〇にんにく
〇生姜
〇塩

これも美味しかったですが、要改善です。

黒すりごまを白すりごまに変えるのと、大根は生を使うより、スーパーで売ってる食感の硬くて白い「たくわん」を使った方が、お店に近い味になりますね。

理想は、カツ丼チェーンの「かつや」で出てくる漬物の大根を使いたい(笑)
(※ちなみに、本場ネパールでは大根を数日乾燥させたヤツを使うそうです。)

サーグ(青菜炒め)

〇ほうれんそう
〇ターメリックパウダー
〇にんにく
〇生姜
〇塩
〇クミンパウダー
〇サラダ油

予め作りおきして常温でいただくので、サラダ油と塩は気持ち多めに、チョイギト濃いめに作ります。

まぁ、間違いない美味しさですね!!

 

特筆なのは、炊き立ての「バスマティライス」の美味しさ!!

これはスゴイ破壊力です!!

 

今回はバスマティライス1:ななつぼし1の50%比率で炊飯器で炊いたのですが、気持ち水を多めにして炊くと、香りと美味しさがヤバイことになります。

もうカレーライスのコメは一生これに決まり!!って位の破壊力がありました!

 

これは自作ダルバートの大きな優位点ですね・・。お店では格安でダルバートを提供するために、おそらく、お米の質やバスマティライスの割合を下げていると思われますし、炊き立てというのはなかなか難しいデス。

 

自作では原価を無視できますから、高いバスマティライスを使えますからね。

 

日本の定食で言うと、炊き立てごはんと作りたてのみそ汁の破壊力を、炊き立てバスマティライスと作りたてダルスープで表現しているということです。

 

あと、これは禁じ手ですが、メインのカレーにスーパーで売っている「牛すね」や「牛すじ」を使うことも日本人であれば可能です。今回は豚肉を使いましたが、コレも宗教的には微妙なライン。

 

マトンは手に入りづらく、ラムチョップをぶつ切りにして使うことも考えたのですが、単価がちょっと高い。

 

鶏肉なら問題なくチキンカレーで行けるでしょう。

 

牛肉を使う場合は、器や盛り付けも変えて、『ダル・バート』と名乗らない方が良いかと思いますが、日本人的にはメチャ美味しいダルバート風定食ができると思います。

 

教本にはフィッシュカレーのレシピも数種ありました。フィッシュカレーは日本でやった方が美味しいと思います!!

 

という訳で、自作「ダルバート」は課題もありながら大成功でした!

 

しかし、この炊き立てのバスマティライスと作りたてのダルスープの味を知ってしまうと、ネパール料理店に行くモチベーションが落ちるのが心配です。

 

以前、韓国料理のズンドウブが好きで食べに行ってたんですが、最近は自作した方が全然安くて美味しい~というのが判って、食べに行かなくなってしまったのですが、それと同様になるのがちょっと怖い・・・(笑)

 

 

おしまい・・・。


最新の画像もっと見る

11 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ナブー)
2021-06-17 06:12:05
自作した方が自分の好みに作れるのがいいですよね。一食分のコストが知りたいです。
返信する
Unknown (sarukitikun)
2021-06-17 06:16:36
キャンプで是非ネパール料理を作って欲しいです!(^u^)
特にダルスープ、猛烈に飲みたいです〜(^o^)丿
返信する
Unknown (ノブ)
2021-06-17 06:18:48
さ、さすがでございます。
ホントお店にいかなくても…ってかお店、日替わりでラーメンなどを出す…出店…なんていかがですか(^^ゞ
返信する
Unknown (小太郎)
2021-06-17 06:36:59
バスマティライス、どこかでトライしたくなりました♪
次はご家族に?
返信する
Unknown (ash)
2021-06-17 07:54:49
僕もこの本購入しました。スパイス類も揃えているのですが、中々その先が 笑
ダルの色合いが素晴らしいですねぇ!
めちゃくちゃ食べてみたいです。
返信する
Unknown (てつあん)
2021-06-17 10:26:36
新大久保周辺には、格安でいい食材が揃っていますね。
ターレも欲しくなります。

先日に近所の食材店で、バスマティライス1キロを購入しました。
炊きたてのバスマティライスの香りは、やはり高いだけのことはありますね。
そろそろなくなりそうなので、また購入したいです。
返信する
Unknown (王子の狐)
2021-06-17 12:39:58
自分も家に何冊か柴田書店の本がありますが、どれもマニアックで深掘りしていて、良い出版社だと思います。
返信する
Unknown (のぎのりこ)
2021-06-17 12:48:30
お疲れ様です!
1000円払うので試食させてください(笑)
返信する
Unknown (浪人)
2021-06-18 07:09:02
ついに自作ですか♪ 素晴らしい(^O^)/
ご家族のお味の感想は如何だったのでしょうか?
返信する
Unknown (ぽよん)
2021-06-19 08:29:24
凄〜い♪凄い凄い凄い♪
食器も揃えて完璧じゃないですか!
個人でこれだけのだルバートを作るのか、もう最高に尊敬します。
食べる方から作る方へ。
もはや異次元。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。