南京出張の2日目の夜は、南京の名門大学「東南大学」近くの食堂みたいなところにやってきました。
今回同行してくれた優秀な部下さん・・・こちら東南大学の出身ということで、我々を連れて行くお店はある程度めぼしを付けていたようです。とにかく全てのことに先回りしてやってくれるんで、今回の出張もスゴク楽でした。
日本語はあまり話しませんが・・といっても寡黙なナイスガイで、中国語もあまり話しませんが(笑)、会社の日本語教育クラスに入れたところ、一発で日本留学の基礎レベルとなる2級・・いわゆる「N2」を取ってしまった。
英語のコミニュケーションもほぼ問題なく、コッチの優秀層のレベルには赴任以来驚くばかりです。
ちなみにこういう優秀で若くナイスガイな子は、あっという間に社内の女性に刈られて(笑)しまいます。
彼も今年社内の女性と結婚するんだと・・・。中国女性のパワーも恐るべしですね・・・。
今日は近所の大学生とかがちょっと贅沢に・・・って使う街の食堂に連れて来てもらいました。
中国の大学は女性も男性も学生寮での集団生活が基本です。なので、大学の中にみなさん住んでいて、大学がある周辺は街が形成されているんですね。食事処も豊富にあり安くて美味しく、ボリューミーなお店が集まるのは世界共通のようです。
お店に入ると、この落花生をたくさんだしてくれました。
コチラでは普通みたいで、床には落花生の殻がそこら中に転がっておりまして、店内小汚い感じ(笑)。
そんなのにへこんでいたらこの国では食事などできませんので、無視して我々も殻を床に捨てていきます(笑)。
店は小汚いですが、愛想のあるオッチャン、オバチャンがにこやかに出迎えてくれる街の食堂でした。
しかも、この落花生・・甘くて美味しい・・。
いや、あの、豆自体の甘さじやなくてこれ砂糖で炒ってあるみたいで、その甘さが嵌りますね。
そんで何飲みます・・・??
中国では日本のように最初にビールで乾杯してその後、サワー飲んだり日本酒呑んだりすることはありません。
『今天,你喝什么?(今日何呑みます?)』と聞かれ、例えば「ビール」と答えるとその日は最初から最後までビールだけ。
「白酒」というと最初から白酒になります。
同行者の一人が白酒!!というので、最初の一杯から白酒になりました。
こんなカッコイイ容器に入っているのですが、フフフ・・・この白酒不味かった・・(笑)
大酒飲みの同行者(もちろん中方)もはっきりと「不味い!!」って言っていたので不味さ本物ってことですね。
メニューです(※クリックで拡大します。)
メニューは表面と裏面がありこれだけです。中国ではどこでもメニュー数がとっても多いのですが、こちらは少なめ・・。
それでも、炒め物、煮込み、各種料理がしっかりとあってこれはこれで良いんじゃないでしょうかね。
椒盐平菇(jiāo yán píng gū)(平茸のスパイシー揚げ)22元
青島でもキノコの椒盐はよく食べられています。油を吸ったきのことスパイシー粉末がかけられたスナック感覚でたべるキノコはお酒のつまみにぴったりです。
芦篙香干(lú gāo xiāng gān)(根みつばの炒め)22元
芦篙という野菜の炒め物ですが、味は根みつばとかセリと全く一緒だったんで勝手に和訳しました(笑)
しゃきしゃきして美味しかったです!
千叶豆腐(qiān yè dòu fǔ)19元
こっちの豆腐でちょっと固めの木綿豆腐みたいなやつでの炒め物。
家庭料理で安くてお腹にたまる系の料理です。
しかしこの食堂・・・価格設定が素晴らしい(笑)これだって19元ですけど、結構量ありますぜ。
羊肉锅子(yáng ròu guō zǐ)(羊鍋)58元
羊肉のぶつ切りを鍋にしたもの・・・太目の春雨みたいのなものも一緒に煮込んであって、これがちゅるんとした食感で美味しい!!
ちゃんとアルコールランプで熱してくれているんで、最後までアツアツでいただけます。
椒麻有机黑鱼(jiāo má yǒu jī hēi yú)(黒魚のスパイシー煮込み)58元
黒魚は川の魚でライギョとかなまずみたいなやつです。
火鍋なんかにも入れたりするんですが、身が厚くて結構美味い・・・。もちろんこうやって香辛料で煮込むと更に美味しいです。
京酱肉丝(jīng jiàng ròu sī)(牛肉細切り包み)28元
これも美味しい・・・。
こっちに来るとこういう饼という皮に包んで食べる料理が多いことに驚きます。日本では北京ダッグくらいですが、青島では野菜料理も積極的にこういう皮に巻いて食べる料理があって大体どれも美味しいのです。
中国では飲み物は変えない・・と説明したんですが(笑)白酒が不味かったので、ビールを呑むことにしました。
うむ。ビールはやはり安全安心・・・(笑)
という訳で、街の食堂を堪能したのでありました!!
こちらは安い食堂ということで、お会計は部下さんたちが私にご馳走してくれました!!5人でお酒呑んで300元行かない位だったので、中国でも激安街食堂って感じだと思います。こういうお店を上手く使えば、お得に呑み食いできますね!!
おしまい・・・。
姐妹小馆
http://www.dianping.com/shop/540033
タバコ、お酒もあまり呑まない人が多かったです。
こんな感じの地元の食堂に連れて行ってくれるのも好みをリサーチしていてくれたのでしょうか?
そうそう、今はとうに閉店してしまったのですが、川崎の酒屋さんがやってる飲み屋さんもお通しが落花生で床に殻を落とすのが流儀でございました(笑)
ずっと同じのばかり飲むというルールが日本に伝来してなくてよかった。
ただ、どーしようもない系もいますし・・弱点もありますので・・・。日本の若者も悲観することはないかと・・。