goo blog サービス終了のお知らせ 

飼い猫の遠吠え

とにかく気持ちは前向きに寝る間を惜しんでほふく前進・・・

棒ノ折山~岩茸石山:呑んべえツアー

2009-12-31 18:14:33 | 山登りのたしなみ
2009年12月27日(日) 晴れ

暮れも押し迫った最後の日曜日。
忘年山行と銘打った最後の山遊びのお誘いを頂きました。

場所は、「澤乃井酒造」・・・ん? 澤乃井?

そう、ゴールの場所だけが先に決まっているという、不思議な山行。「気分良くガッツリ歩いて、気分良く呑んで今年を締めくくろう」という名目で、計画された山登りでした。


その1 集合までの諸々

サイタマーズとして一緒に参加するまゆ太さんと待ち合わせをして行くこととなっていましたが、予定の駅に着いてもまゆ太さんが乗り込んできません。とはいえ、もう、そんなこと位では、動揺しなくなっている傾向が良いのか悪いのかわかりませんが、ノンビリと待っていると、案の定別の車両からやってきました。前と後の車両を間違えたのか、10両編成と15両編成を見誤ったのか、と理由を聞いてみると、何でも、家を出るのが遅れてしまい、ギリギリになってしまったとのこと。聞いた時間からすると、¥さんがどんな神がかりな運転をして間に合わせたのか、想像すると何だか笑えてきます。

以前、乗るはずの電車を目の前にして見逃した経緯のある自分らは、注意深く乗り継ぎを確認していき、何のトラブルも無く東飯能駅に到着。そこから乗換えでも良かったのですが、1駅ということもあったためウォーミングアップに東飯能駅~飯能駅まで歩いていきます。バスの時間まで時間もあるため、まゆ太さんは、飯能駅の下にコンビニ(ファミリーマート)で買い物をするということで、自分は、トイレに向かいました。山行前のトイレ、「山に行く日は、腸までワクワクする病」にかかっている自分にとっては重要な儀式です。

駅ビル(PePe)のトイレに向かう途中、スターバックスのオープンテラスにて、ダンディなオジ様と一瞬目が合いました。オジ様は、何かに気付いたようにこちらに向かって手を挙げていますが、他の人が後ろにいるのかなと思い、そのままトイレへ向かいます。スターバックスの横を素通りしようとすると、やはり、ニコニコとこちらに向かって手を挙げているので、知り合いかなぁと考えてみると・・・あ、師匠。
メールでチラッと師匠も参加することになった位しか記憶していませんでしたし、山でお会いすることが皆無だったため、すぐに師匠と結びつきませんでした。これは、大変失礼なことで・・・いやはや。何でも電車の連結の関係で、6:45からすでに到着していたとのことで一番乗りだったようで、手持ち無沙汰で休憩中。オープンカフェが似合い過ぎて気がつきませんでしたよ(よいしょ)。

電車を乗り過ごしながらも奇跡的に間に合うという、相変わらずのドタバタ劇を繰り広げたらしいまきくまさん達(すでにお疲れモード)も集合し、予定通り7:35のさわらびの湯・湯の沢方面のバスにて出発です。今回の参加者は、首謀者 リーダーのまきくまさん、たけさん、ゆっきーさん、師匠、まゆ太さん、自分の6名。個別ではお会いしているものの、こうして集まるのも久しぶりということもあって、朝から後部座席だけは、ハイテンションなトークが弾みます。

皆さんの感想で多かったのは、「飯能は、多摩からかなり近い」ということ。多摩から秩父に出るのは、結構時間を要するイメージですが、武蔵野線~西武線で抜けると、結構早く行くことが出来るということが分かったそうです。そう、驚いたことに、同じ埼玉の自分よりも早く到着してしまうようで、今回のメンバーで一番早く家を出発していたのは、自分であったという事実に 「同じ埼玉なのに、ダメダメだね」 (By. Mくまさん)という温かいイヤミ お言葉を頂くこととなりました・・・。

いつもであれば、「さわらびの湯」まで行くのですが、今回は、出来る限りショートカットをするという計画ですので、「名栗川橋」バス停で下車します。有難いことにバス停そばにトイレ(男女一緒)もあり、最後の準備も万全に出来ました。


その2 目指せ棒ノ折山


埼玉側から棒ノ折山を目指す際に、メジャーとなる2つの登山道と比べると
下山道としてしか利用されない名栗川橋ルートが今回の出発点


今回の目的地でもある『澤乃井園 -清流ガーデン-』の閉館時間は16:30。
とにかくショートカットをして澤乃井酒造を目指してしこたま呑みたい面々ですので、バスの中でも1:25000まで引っ張り出して、地図を見ながら最短ルートを模索します。Yっきーさんに至っては、閉店時間が気になるようで、山道を回避してでも回る道はないかと考える始末。ちょっと心配です。



「だいみょうくりせん」といった人がいましたっけ・・・



スタート時点から恐ろしくやる気の高い面々
お酒というモチベーションは、とにかく強力であることを実感


年末ということを忘れそうな位のポカポカ陽気ですが
舗装道路は、所々に氷が張っています


ようやく登山道入口に到着
すでに1.4kmを歩いてきた事を知り、なんだか楽勝ムード
看板には、1.0kmで岩茸石、そこから1.1kmで山頂と書いてありましたが、標識は3.0km
どちらが正しいのでしょうか?


人工林の杉林を黙々と登ります
各人、年末に向けての仕事の疲れがたまっていることもあってか、口数が少なくなってきます


しばらく登ると再び車道に出てきたので休憩
トイレ談義に花を咲かせます(?)


なんだか、まだ秋のような日差しとススキに癒されます



岩茸石に到着
登るのは自分の役目かと思っておりましたが、おてんば まきくまさんが率先してチャレンジ



そして、権次入峠(ごんじりとうげ)に到着
権次入峠は、不思議な名前で気になりますね。権次さんと関係があるらしいのですが要確認です



峠からでもなかなかの展望
しかし、自分達が予想していなかった山々だったことを後ほど知ることに



山頂までは、緩やかな階段をズラズラ登ります
師匠は、権次入峠でお留守番



階段を抜けると、一気に景色が開けてきます



初登頂の皆さんも感心しきりな展望
日光の山々(男体山や日光白根山)が間近に見えるのが印象的です



ここの山頂標識、青空のバックがとても綺麗
棒ノ折という名前は、妻坂峠の伝説で有名な畠山重忠が登った時、杖が折れた事から付いた名前と伝わっています
とはいえ、何故か棒ノ峰や棒ノ嶺の方が定着しているようで、表記はすべてどちらかなのが残念な所



その3 澤乃井に突き進め


山頂から権次入峠に戻り、奥多摩側に進んでいくと黒山に到着
ここでようやく軽食タイム



道は、アップダウンが多いものの展望もそこそこで、そんなに疲れないコースです



落ち葉もこんな感じでサクサクと音を立てて、気持ちがいいです



逆川ノ丸(841m)
こちらは、二級基準点(青梅市)



ようやく見えた富士山に、全員のテンションが上がりまくり
やはり、富士山は別格ですね



山座同定に勤しむ面々



ここは、関東ふれあいの道「7・山草のみち」と重なるコース
見る度に距離があまり進んでいないことに憤りを感じています




コースは、関東ふれあいの道に選ばれているだけあって
静かなゆったりした道となっております(アップダウンが多いですが)



分岐に出会うたびに、ショートカット出来ないかと模索する面々
それにしても当初ガッツリ歩くと言っていましたが、本当にガッツリ歩きだったので、ややめげ始めています



とはいえ、そんな状況も楽しんでしまうのが、たけ小屋のメンバー



登ったり下ったりを繰り返しながら、最後の澤乃井ゴールを夢見ながら頑張ります
この時点から、すでに飲み方の順番を思い描く面々
「最初は、やっぱりビールから始まって・・・」


「こっちのバス停コースに行ったら、早く着かないかな?」
「いやぁ、これは遠回りだね」



えぇ!! さっきのところからまだ1kmしか進んでないの?!と憤るメンバー



伐採された場所に来た所で、ようやく岩茸石山が近いことに気がつきました
しかし、何で伐採されてしまったのですかね?



そんなこんなで結構歩いてきましたが、ようやく高水三山のひとつ
岩茸石山に到着しました



岩茸石山の山頂といえば、こちら
留め穴が二つあるということは、本当に偶然にできたということでしょうかね



誰もが撮影に苦しむ中、バッチリな一枚をゲット



岩茸石山を後にしても、日本酒に突き動かされたメンバーのペースは益々上がるばかり
すぐに山頂は、遠くに見えるようになりました



惣岳山まであと100mの上り坂
しかし、この急坂を前に立ち止まります



青渭神社(あおいじんじゃ)に立ち寄りたかったものの
沢井駅への最短コースは、巻き道から分岐しているため、山頂には寄らないことに・・・グズン


古いエアリアには掲載されていないコース(前の地図でもそれらしい点線はありましたが)ですが、現在は実線で惣岳山~沢井駅まで繋がっています。今回のメンバーの中では、師匠の地図のみ掲載されておりました。やはり地図も適宜新しくしなければいけませんね。たけさんの地図は、『エアリアマップ』とまだ記載のある年季ものでしたし・・・。



これまた歩きやすいコースでしたので、日本酒目指してグングン加速していきます



予想以上に早く、民家までおりきってしまいました
酒を求める乙女達の底力に驚愕です



いやー、いい酒呑めるぞーな面々
山行的には、予想以上にガッツリ歩けましたので満足です



無人売店には、御嶽山の守り神狛犬様が
大口真神(おおぐちまがみ)・真神(まかみ)は、日本オオカミの神格化した呼び名です



川沿いの遊歩道をノンビリ歩いて
ついに澤乃井酒造に到着しました



その4 日本酒ワンダーランド



『さわのすけ』のラブリーっぷりに感激
一瞬閉館期間かとドキッとしましたが、年内営業は、29日までということでひと安堵



ままごとやは、すでに閉まっておりますが、『澤乃井園 -清流ガーデン-』は、営業していますので
渓流を見ながらの酒宴を楽しむことになりました
そのため、豆腐関連が販売されていなかったのは非常に残念



冷奴でキューッと一杯とか、酒蔵見学とか、試飲コーナーでの呑み比べに関しては、別の企画で計画されることに
期待していますよ!



『昼間から 澤井あたりで 飲むビール』
酒造ですから、期待していた生ビールは、当然ながら無かったので、西国立の地ビール「さわびー」にて乾杯



Yっきーさんマジックが炸裂した結果、何故かパセリがおつまみに並びました
どう交渉したのか不思議でなりません・・・


本醸造生原酒 量り売り (700円)
飲み易さと酒の肴も相俟って、飛ぶように無くなっていきました



しかし、こいつはあくまでも日本酒
グイグイ呑んだ結果として、夕方にしてヘベレケとなりました・・・


==(酒宴会場はこちら)==

澤乃井園 -清流ガーデン-
営業時間 10:00 ~ 17:00 (12月~2月 16:30まで)
定休日 月曜日(祝日の場合は火曜日)
所在地 東京都青梅市沢井2-770(沢井駅から徒歩 5分)

====

文字制限により、山行報告まとめが入らないということになってしまいましたので、(追記)に記載しておきました。
皆さん、楽しい年末を有難う御座いました!!

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 棒ノ折山~岩茸石山:呑んべ... | トップ | 年初の目標を考えてみたり »
最新の画像もっと見る

4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
あけましておめでとう! (emi)
2010-01-01 01:11:41
いやいや出かけた気分を味わえました~♪

澤乃井ままごとやは何度出かけたか(笑)
昔(いつ?)5000円の豆腐のフルコースはオイチカッタ~それにお酒ももちろん(笑)
返信する
常連さん?! (かいねこ)
2010-01-01 04:52:47
>emiさん

あけましておめでとう御座います!
昨年は、emiさん&監督さんとご一緒できた山行もありましたし、今年も何か計画しませんか?

ままごとやは、残念ながら休業に入っておりましたので、豆腐関連と試飲が楽しめなかったのは心残りです。酒の肴の最初は、冷奴と一致していたのですが・・・。
豆腐のフルコースとは、『とうふ屋うかい』と並んで気になるお店になりそうです。はぁ、誰かと行きたい・・・。
返信する
Unknown (たけさん)
2010-01-03 11:52:34
あう~今さらなコメで申し訳ないです^^;
やっとネット環境になりまして。

山道はほんとにいいコースでしたね。飯能も近いし笑
最後の山行でガッツリ歩けて(飲めて)楽しかったです。ありがとうございました。

にしても、あれだけ歩いてあれだけ飲んで、、、みんなこれが普通と思っているところがなんか恐い人たちでした^^;;
返信する
へべれけ (かいねこ)
2010-01-05 07:08:21
>たけさん

コメント有難う御座います。
棒ノ折山に行くのでしたら、沢沿いコースがオススメですので、また来てみて下さいね。我が家よりも近いようですから(笑)。
確かにあれだけガッツリ歩くコースになるとは思いませんでしたよ。日本酒もやはりあのシチュエーションは、グイグイいけて危険ですね。また、宜しくお願いします。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

山登りのたしなみ」カテゴリの最新記事