飼い猫の遠吠え

とにかく気持ちは前向きに寝る間を惜しんでほふく前進・・・

元伊勢製菓へようこそ (京都府福知山市)

2022-02-09 02:34:32 | スポットなたしなみ

「元伊勢」と呼ばれる伊勢神宮に鎮座する前に祀られた場所があることは、日本神話や神社について興味を持たれている方は、よくご存知のことかと思います。90年ほどの期間がありましたので、ゆかりの神社や伝承地が思った以上に沢山ありまして、そこを巡ってみるというのもなかなか興味深いものです。その中でも世間の知名度が高い場所としては、丹後一宮にもなっている「元伊勢籠神社」(京都府宮津市)、そして福知山市にある「元伊勢三社」になるかと思います。元伊勢巡りについてのお話は、またいつかの機会にでも。

京都丹後鉄道に乗って大江高校前駅から「元伊勢外宮豊受大神社」と「二宮神社」に参拝した帰り、何か食べる物がないかと近所を検索したところ、元伊勢製菓という店舗が近くにあることを知り行ってみることに。のどかな風景を見ながら歩いていると




ありました、元伊勢製菓の看板です




和菓子店のような店舗をイメージしていましたが、思っていたのとちょっと違います
「菓子製造直売」と書いてありますので、工場の直売所のようです




営業日は、月曜日~土曜日と書かれていますが、この日は日曜日・・・
しかし、営業中となっているのでやっているのかもしれません



ドアも開いていましたので営業している模様です。入ってみると思ったよりも狭い店内に色々お菓子が並んでいます。大江らしく鬼にまつわる商品や、地元産のいちじくや柚子を使った洋菓子など、バリエーション豊かでどれにするのか悩みます。購入するものを決めて声をかけると、年季の入った作業着を着たおばちゃんがやってきました。そこからは、どこから来たのかから始まり、この辺りの見どころから、来る途中で見た河川工事の話から以前あった洪水の話まで、怒濤の話術でしばらく楽しくお話タイム。そういえば、コロナ禍からこういった知らない人と話す機会も無くなったなぁとしみじみ。




洪水といえば大江高校前駅を降りたところに水害の水位の記録がありました
1866年(慶応2年)、1907年(明治40年)、1953年(昭和20年)、2004年(平成16年)
このクラスの水害が半世紀ごとに発生しているというのも大変なことです



次の目的地である、鬼ババァーというどぶろくを目指してテクテクと歩きながら、買ったお菓子をパクつきます。




最初に食べた渋皮栗どらの美味しさに驚きながら、手にしたのは「鬼棒タルト」(200円)
棍棒のような形を模した商品だろうと思っていましたが




何とチョコチップで金棒の刺を表現するという芸の細かさ
こちらはいちじく味でしたが、柚子味はホワイトチョコに黒のチョコチップ
もっと買っておけば、お土産にすればよかったと後悔する美味しさでした


美味しくて、凝っていて、しかも安いとは、えらいものと出会ってしまいました。遠方にあるのが残念な位に素敵なお菓子でした。近くに寄ったら必須で立ち寄りたいお店です。ありがとう、元伊勢製菓さん。




その後は、鬼そばを食べて




鬼ババァーを買ったのですが、まさかSDGs対応とは・・・




大江駅前で鬼瓦を楽しみ・・・と気が付けば鬼三昧の一日となりました


せっせと元伊勢を車でピンポイントで参拝するのも良いですが、列車が来るまでの空き時間をウロウロとしてみる旅も新しい発見があって楽しいものですよ。

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