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市川稔の米(マイ)情報

市川稔が感じたこと、想うことを随時更新します。米の生産、流通、消費、行政など。
グルメ、クルマも。

日本の神々

2005年02月18日 20時34分12秒 | Weblog
ニッポン津々浦々に村の神社があります。大きく見れば、大自然への感謝と、五穀豊穣の祈りでしょうか。唯一絶対の神でなく、八百万の神と云われるように、太陽、山、川、すべてを神とします。

もちろん、もっと奥深いことがたくさんあるでしょうが、簡略すればそんな意味合いでしょう。

この、村の神社を大切にしたいですね。

小生が生まれたところ、神奈川県海老名市。相模川が雄大に流れ、家の周辺は平らで、田んぼに囲まれていました。掘抜き井戸からは、地下水が吹き出ていました。

その、約50戸の純農村に、小さな神社があります。中野八幡宮という神社です。文献によれば、お祭りしてある神様は、応神天皇だそうです。

いつごろ、この神社が作られたかは、定かではありませんが、この地は大化の改新で田や畑の区画が決められたようです。

樹齢八百年と云われる銀杏の大木があり、子供の頃はよく遊びました。

小生の父は、大東亜戦争に召集された際も、この神社で村の人々に送られて行ったそうです。

その父は、ビルマインパール作戦の生き残りで、捕虜生活を経て、昭和21年6月に命からがら戻り、最初に行ったのも、この神社であったそうです。

ここで、飲んだ水が美味しかったこと、美味しかったことと、後で言っておりました。

その神社の西側の河川敷になっている畑のところに、高速道路が建設されます。

記録によれば、明治5年に52名の人々に土地登記されました。

その古い土地を縦断するように、高速道路ができるのです。ご存知のように、道路公団が土地を買い上げたわけです。

当然、お金が入りました。通常の民間取引ではありえない売買があったわけです。(河川敷の一部を買う会社、個人などない)(小生に入ったのではありません。念のため。)

小生が素晴らしいと思うのは、その金の一部を皆で寄付し、神社を建て替えようということになったことです。

いかにご先祖様が残してくれた土地とはいえ、お金に変われば、色は付いていません。
神社建て替えに寄付を集めるなど、なかなかできることではありません。

小さいですが、立派に新しい神社が出来ました。


まだまだ、日本も捨てたものでははありませんね



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