クリスマスまで1週間、街中ではいよいよ大きな包みを持って歩く人が増えてきました。
昨日メトロで前に座っていた人は、2人組でそれぞれ2つのプチ・バトーの大きな紙袋を持っていて、中にはたくさんの包みが入っていました。
また、アニエスBの大きな紙袋を持った人ともすれ違いましたが、やはり中身はたくさんの包み。
皆、何を買ったんでしょうね。
この時期の百貨店やショッピングセンター、店の多い地域などはものすごい混雑なので、特にクリスマス直前はこういう場所に立ち寄るのを避けているのですが、使っていた化粧品や洗顔料が急に全部なくなってしまい、しかたがないのでサン・ジェルマン・デ・プレ界隈のある店まで出動しました。
この店自体がいつもすごい人で、品物を選んで買うのは一苦労。
おまけに冬場はただでさえ厚着をしているので、暖房の効いた店内でさらに人が多いともう汗びっしょり。
この後予定があったのですが少し時間もあるし、サン・ジェルマン・デプレからオデオンまで一駅涼みながら歩きました。
サン・ジェルマン大通りも少しクリスマスらしいライトアップがほどこされています。
そして教会に沿って、ミニクリスマス市が出ていました。
ロシアの人形マトリョーシカばかりを売っている店、ハーブティーの店、マフラーや帽子の店。
よくある出店なのですが、さすがクリスマス前なだけあって、たくさんの人が立ち止まっています。
たとえ買わなかったとしても、この時期にこういう店を見るのはいつもより楽しい感じがしますね。
私もゆっくり見ながら歩きました。
写真を撮った時間はこれでもまだ夕方6時前。
今はもう5時前に日が沈むので写真を見ると8時か9時の雰囲気ですよね。朝も日の出が遅くて、曇りの日は9時でも妙に暗いです。
さてオデオンに近づき、久しぶりにBUCI通りに入ってみました。
この通りは肉屋さん、花屋さん、パン屋さんなどがたくさん並ぶ小さな通りで、ここにあるカフェもなんとなくお洒落。
この花屋さんは旅行者時代に通ったときにあまりの花のきれいさに写真を撮った憶えのあるところ。
いつの季節もたくさんの種類の花が並んでいます。パリに住むことがあったら、こういうところで花を買いたいなあなんて思ったものですが、いざ住んでみると一度も買ったことはありません。
BUCI通りを出て、フランス最古のカフェと言われるプロコープの前を通りました。ここは今はレストランになっていて、カニやらエビやらが飾られています。
そろそろ生牡蠣が食べたいなあ・・・。
ひとときのサン・ジェルマン・デ・プレの散歩。
空気は冷たかったですが、なんとなくあたたかい気分になりました。