ボンジュール・ド・パリ 別館

「ボンジュール・ド・パリ」の写真館およびアーカイブです。

パリでレユニオン料理のランチ

2005-11-30 | Restaurant (ARCHIVE)

相変わらず寒い毎日。

こんなに寒い時は暑い国の料理とばかり、レユニオン料理の店でランチしてきました。

レユニオンってフランスに来るまで聞いたこともなかったんですが、フランスの海外県の島で、アフリカ大陸の下の方にあります。

パリに来て最初に勤めた会社の取引相手国にアフリカ諸国が多くあり、レユニオンにも取引先が若干ありました。
海外県というのは頭ではわかっていましたが、こんなに離れた島に市外番号だけで電話が掛けられるのが不思議でしかたがありませんでした。書類だって、フランス国内と同じく郵便番号と県名だけ書けばいいだけ。
遠くて近いという感じですね。

レストランに入って席に付くと、私の前に敷かれたランチョンマットは↓



でした・・・。

こういうのがレユニオンにいるっていうのはわかるんですけどね・・・。
例えば隣の同僚の前にあった、「レユニオンの果物」とかそういうのにしてほしかったですね。
食事前ですから・・・。

この店はレユニオン料理とは言っても、レユニオン系ランチは今日の日替わりのみ。
あとはステーキとか、普通の食事でした。

せっかくなので、日替わりを注文。

ご飯を中心に、左がポークと何かちょっと竹の子っぽい野菜を炒めたもの。

その右、ご飯の下がレユニオンの青菜、ブレッドと呼ばれるものを炒めたもの。高菜のような味でした。

ご飯の右が白いんげんを煮たもの。これがなんとなくコーンスープの味がしてすごくおいしかったです。

ご飯の上の小さな容器に入っているのはナスだそうで、煮びたしにした感じでした。これが辛い!

お店の人に「辛いですからね~、気をつけてくださいね」って言われましたが、全然信用してませんでした。
フランス人って辛いものに慣れてないせいか、こうして「辛いですからね」と注意されるもので辛かったことはこれまで一度もありませんでした。辛いもの好きの私にはほんとにがっかりで、これまでフランスでほんとに辛かったと思ったのは、某店のキムチラーメンと先日行った韓国料理で出たキムチくらい。
中華のお惣菜屋でもタイ風チャーハンを注文するたびに、どこの店でも「辛いですよ~」と言われ、タイ風なだけに期待するのですがその度に裏切られてました。

ですから、このナスの煮びたしは期待通り。
ただ、このハラペーニョだけの辛さっていうのは、私にはなんだか薄っぺらい辛さのような気がするのですが。

フランス人の同僚はやっぱり残していました。

全体的に味付けはあっさり。日本人の口に合うという感じでした。

とりあえずまたコーンスープの味がする白いんげんをもう一度食べたいです(フランスにはコーンスープが存在しないので)。


パリでシックな韓国料理

2005-11-27 | Restaurant (ARCHIVE)

今日はいつものように朝早く外に出ることがなかったので、少し寒さがマシなような気がしました。
お天気もところどころ青空が見えてまあまあ。

こんな日曜日の今日はゆっくり外でランチしてきました。

場所はナポレオンの眠るアンヴァリッド近く。



わりと最近オープンした韓国料理レストランです。

小ぶりで上品、シックな界隈にぴったりのたたずまい。
こんな場所に韓国料理というのはどうだろう?と思いましたが、フランス人のお客でほぼ一杯でした。

お昼のメニューは3種類で、私が注文したのはコリアンコース。

~まずは今日のポタージュ~

一見おぜんざいのようでドキッとしましたが、ゴマでした。
ゴマの香ばしさとほんのりついた甘みが不思議な感じ。

~お次は野菜の小皿~

ネギのようなものの中にサラダが入っていました。
食べてみると、これがネギじゃなくて大根。
見た目もすごくきれいし、とてもおいしくて印象に
残った一品でした。

~チヂミ~

タレが少し甘め。チヂミは野菜入りでやはりお上品でした。

~まだ前菜!手羽の唐揚げ~

少し甘めで濃厚なタレと食べるほどよく揚がった
この唐揚げは、絶品。これをいつまでも食べていたい・・・
そんな気分になりました。

~いよいよメイン、プルコギ~

カルビかプルコギかビビンバが選べたのですが、
私のテーブルの皆がお肉だったので、ビビンバをあきら
めて、プルコギを選びました。だって目の前で肉を焼か
れるとつらいじゃないですか。そしたら、肉はこの通り
あらかじめ焼いたものがお皿に乗ってでてきました。
ビビンバを頼んだ人のはすごくおいしそうで、しまった
と心から思いました。お肉もおいしかったんですけどね・・・。
これにご飯とお味噌汁のようなものが付きました。

お味噌汁は辛いのと普通のが選べるのですが、
辛いのはすごく辛かったです。
キムチもかなり辛くておいしかった。

~忘れていましたが飲み物~

これはメニュー外ですが、久しぶりにJINRO。

~デザート~

これ、何だと思われますか?

なんとティラミスなんです。
コーヒーの代わりにヨモギの粉が使われていました。
ティラミスの上に描かれたデザインがお皿にも色違いで
描かれてあって素敵。
さらに皆それぞれ違った絵柄でした。
横に添えられているのはニッキのような味の
カキ氷が溶けたような感じのもの。

中はこんな感じです。


カキ氷と言えば、まさにこんなのもありました。

ほんとにカキ氷が入っていて、上にアイスクリームや
あずきが乗っています。韓国でよくあるデザートだそう。
なんか懐かしい感じでした。

~最後はお茶~

コーヒー、お茶から選べるのですが、私は
フローラル・ティーと呼ばれるものを注文しました。
ポットの中で花のようなものがふわっと開いていくやつです。

以上、お昼のメニューは25ユーロ(1ユーロ=約140円)。
ランチにしてはちょっとお高めですが、夜は40ユーロくらいというから、ランチがお薦めです。
すごくゆっくりした雰囲気の流れるお店で、我々もとてもゆっくりしてしまい、1時に集合してお茶を飲み終わって気付いたらなんと4時でした。

たまにはこういうのんびりランチもね。