相変わらず寒い毎日。
こんなに寒い時は暑い国の料理とばかり、レユニオン料理の店でランチしてきました。
レユニオンってフランスに来るまで聞いたこともなかったんですが、フランスの海外県の島で、アフリカ大陸の下の方にあります。
パリに来て最初に勤めた会社の取引相手国にアフリカ諸国が多くあり、レユニオンにも取引先が若干ありました。
海外県というのは頭ではわかっていましたが、こんなに離れた島に市外番号だけで電話が掛けられるのが不思議でしかたがありませんでした。書類だって、フランス国内と同じく郵便番号と県名だけ書けばいいだけ。
遠くて近いという感じですね。
レストランに入って席に付くと、私の前に敷かれたランチョンマットは↓
でした・・・。
こういうのがレユニオンにいるっていうのはわかるんですけどね・・・。
例えば隣の同僚の前にあった、「レユニオンの果物」とかそういうのにしてほしかったですね。
食事前ですから・・・。
この店はレユニオン料理とは言っても、レユニオン系ランチは今日の日替わりのみ。
あとはステーキとか、普通の食事でした。
せっかくなので、日替わりを注文。
ご飯を中心に、左がポークと何かちょっと竹の子っぽい野菜を炒めたもの。
その右、ご飯の下がレユニオンの青菜、ブレッドと呼ばれるものを炒めたもの。高菜のような味でした。
ご飯の右が白いんげんを煮たもの。これがなんとなくコーンスープの味がしてすごくおいしかったです。
ご飯の上の小さな容器に入っているのはナスだそうで、煮びたしにした感じでした。これが辛い!
お店の人に「辛いですからね~、気をつけてくださいね」って言われましたが、全然信用してませんでした。
フランス人って辛いものに慣れてないせいか、こうして「辛いですからね」と注意されるもので辛かったことはこれまで一度もありませんでした。辛いもの好きの私にはほんとにがっかりで、これまでフランスでほんとに辛かったと思ったのは、某店のキムチラーメンと先日行った韓国料理で出たキムチくらい。
中華のお惣菜屋でもタイ風チャーハンを注文するたびに、どこの店でも「辛いですよ~」と言われ、タイ風なだけに期待するのですがその度に裏切られてました。
ですから、このナスの煮びたしは期待通り。
ただ、このハラペーニョだけの辛さっていうのは、私にはなんだか薄っぺらい辛さのような気がするのですが。
フランス人の同僚はやっぱり残していました。
全体的に味付けはあっさり。日本人の口に合うという感じでした。
とりあえずまたコーンスープの味がする白いんげんをもう一度食べたいです(フランスにはコーンスープが存在しないので)。