昨日は旅行から帰ってきた高揚感でいっぱいでしたが、今朝起きたらドッと疲れが出てました。
パリは晴れてはいるのだけれど、涼しいし、何より太陽の光の強さが物足りない・・・。
「雨が降っていないだけマシ」と思いながら、会社に行くべくトボトボ歩いてメトロに乗りました。
もう少し暑くなってもいいのに・・・。
以前の日記に、パリに来てからはつい日陰より日向を選んで歩いてしまうと書いたことがありますが、ニースから戻ってきてますます太陽の光が恋しくなりました。
特に観光もしなくていいので、ただ海辺に座っていたいんですよね・・・。
できればこんな感じでぼんやりと・・・。
さて、昨日の日記の続きです。
海に入ってビーチで寝て、太陽の光を満喫したところで晩御飯前に一散策することになりました。
しかしまずはビール。
さすがに冷えてます。
パリのビールが冷えてないのは、気候にも関係があるのでしょうか・・・。
とにかくニースで飲んだビールはよく冷えていました。
あまりのおいしさに、つい2杯目。
パリはビールを注文してもおつまみが出てくるところはあまりないのですが、コート・ダジュールではどこのお店でも必ずおつまみが出てきます。
このときはポテトチップス。2杯目の時には塩味のビスケットが出てきました。
こういうときに食べるおつまみってなんだかとってもおいしく感じてしまいます。
さて、休憩後、旧市街の方にブラブラ歩いていきました。
「旧」のつかない市街の方はどちらかと言えば、きれいな彫刻を施した古い重厚なイメージの建物が多いのですが、旧市街の方はもっとイタリアっぽくてカラフルです。
リヨンの旧市街をご紹介したときにリヨンの旧市街の建物の色は南仏っぽいと書きましたが、こうやって比べてみるとニースの建物の方が色鮮やかですね。
この旧市街と海の間に「花市場」と呼ばれる細長い広場があります。
いろいろな市がたつようですが、今は観光シーズンのためかもっぱらおみやげを売るスタンドが多かったです。
市場は広場の真中にずっと長く広がっていて、その両端には様々なレストランが並びます。
ここには前に何度も来ていて、そのうちのいくつかで食事をしたこともあるはずなのですが、残念ながら全然思い出せませんでした。
ニースを歩いていると、ふと通りの名前が無性に気になったり、店の名前を憶えていたりして、過去に来たときに絶対待ち合わせとか何かで使ったはずと思うのですが、これも全く思い出せず・・・。
普段から日記をつけていると、こういうときに助かるのに。
だからせめてこのブログはがんばって続けていこうと思います。
さて、この日はこの中の一つに入ってアペリティフを注文、ここではこんなすてきなおつまみが出てきました!
中身は2cm角くらいのピザ、きゅうりのマリネ、そして各種オリーブなど。
ニースのオリーブ、オリーブ・二ソワーズは茶色の小ぶりのもので、これは本当においしく、食べ出したら止まりません。
この店でついでに食事もしました。
私は急に食べたくなったピストゥーと呼ばれるフランス風ジェノベーゼソースのパスタ。
昔ニース近辺にいた頃によく食べていたものです。
普通はこの手のソースはスパゲティだと思うのですが、この辺りでは必ずタリアッテレ。
この店はパスタ専門店でもないのに、生パスタで出てきました。
他の人が食べたものの中でブルスケッタというのがありました。
ブルスケッタと言えば、フランスパンを輪切りにして生トマトが乗ったものを想像しますが、これは違いました。
縦15cmX横25cmくらいの大きなパンの輪切りにピザのようにいろんな具が乗ったものが、木のトレイで出てきます。
これ、とってもおいしそうでした。
ニースにはもちろん、ニースの名物料理というものがありますが、イタリアに近いだけあって、パスタやピザの店もたくさんあります。この日入ったレストランは特に何料理と謳ってはいませんでしたが、メニューはこういったイタリアン系が中心で、どれもかなりのボリュームでした。
この日は食事の後、夜の便で到着の人々を待ちながら、ライブハウス、パブのはしご。
ライブハウスはものすごく狭い部屋の2階建てで、ものすごく小さなステージでロックバンドが演奏していました。
ちょっと年季の入ったカバーバンドのようで、デビッド・ボウイからビートルズから何でもあり。
演奏の最後にこぶしを突き出して「ロックンロール!」と叫んだのが印象的でした・・・。
(店内も、ビートルズ、クィーン、キッス等、ジャンルにこだわらない装飾)
その後に入ったパブはアイルランド系で、人が少ないな~と思ったら同郷人のU2のコンサートのせいだったのでしょう、遅い時間に続々と人が訪れました。
私はパブに着いた頃は疲れてあくびが止まらないほどだったのですが、人が集まり始める頃にU2の曲がドンドンかかり始めて、やっと元気になりました。
この記事は本館 より転送しました。