先達て葉山の旭屋牛肉店のK君が若奥様 (新婚ホヤホヤで、いつも爽やかな茶道などたしなむ素敵なお嫁さんなんです。) と一緒に注文の食材を届けに来てくれた。
「えぇ~!! これ松坂牛じゃない。」 彼はその時々全国から最高の食材を調達してくれるのだが、今回はたまたま松坂牛が手に入ったらしい。
これはまた余談になってしまうが、あの料理家 北大路魯山人の書いた 「料理王国」 なる本を読んだとき魯山人は自身の創作する料理のためには手間隙をいとわず日本全国から最も優れた食材を探し、陶芸家でもある彼は自ら焼いた器に盛り付けるとか。
そんな料理家ではないが、男が料理を作るということは絵画や書と同様、芸術的なことなんだ、だからこんな素晴らしい食材が手に入ると俄然やる気と力が入ってくる。
もう頭の中は明日から作るカレーのことでいっぱい・・・その先の皆が美味しそうに食べる顔まで見えて来るから不思議なんだよね。
あのぉ~、随分と楽しそうなところ申し訳ありませんが、
僕の話はさっぱり出てこないし、だいいち僕はカレー食べられないよねぇ。