ニワトリの鳴き声で目覚めました…。
お父さんとお母さん、そして近所のおじさんもすっかり起きていました。
子供たちも朝早くから昨日のおもちゃで遊んでます。
7時には登校し始めました。
不思議な酒です。
二日酔いかなと覚悟してましたが、ほとんど残っていませんでした。
お父さんはニワトリを潰して朝食作りに
お母さんはタバコ作りをしていました。
別れの朝が来ました。
雨季が終わったらまた来い、ラオハイ作っておくからと言ってくれ、二人と固い握手を。
ありがとう。
最後に小学校に寄って行こうと小高い丘を登って行くと、
そこには昨日持って行ったセパタクローのネットが誇らしげに立っているように見えました。
支える柱の木も新しくされていました。きっと先生方が作ってくれたのでしょう。
授業中だったのでそのまま帰ろうとすると、気が付いた子供が手を振ってくれます。
筆記具使ってくれてるかな。
次来たときもセパタクロー負けねえぜ。
ムアンゴイにも道路が出来ようとしています。
そして、センウドム村も子供たちが大人になる頃には電気のある街に降りていって、今の場所には存在しないかもしれません。
やはり電気が欲しいという意見も多いようですし、変わってゆくのも仕方ないこと。
成長とともに僕らのことも忘れてしまうかもしれないけど、今、勉強に少しでも興味を持ってくれるきっかけになってくれたら。
少数民族の言葉で育って小学校でいきなりラオス語で授業を受けることになると、ついていけず落第してしまう子供もいるようですし、
大きくなって街へ降りることになっても、言葉やたくさんの知識さえあれば、つらい重労働や女の子も身を削ることをしなくて済みます。
特にセンウドム村では若い男の子や女の子をあまり見かけなかったので…。
どんな子供にも可能性があります。
しかし、生まれた国や場所によってそれを生かす事が出来ない現状なのは皆さんご存知の通りです。
お預かりした物を私どもが直接持って行くことで、皆さんにそのことをもっと身近に知っていただき、
筆記具や本をご寄付していただく形で参加してもらい、子供たちのヒーローになってください。
それが出来るのはあなたなのです。
この旅で出会った、ムアンゴイ、センウドム村のみなさん、
ガイドのkanさん、同行してくれた田中さん、
御支援、御協賛していただいた皆様、日本とそれ以外の国からも応援してくれた皆様、
影ながらいつも手伝ってくれるフリーバードスタッフのみんな、
本当にありがとうございました。
これからも続けられるよう、頑張っていきます!!小川等