国際協力NGO FreeBird フリーバード

スタッフが綴るフリーバードな日常。
と、お知らせ。

2020カンボジア渡航中止のお知らせ

2020-03-26 11:42:09 | カンボジア

新型コロナウイルスの対策として、外務省による全世界対象の不要不急の渡航自粛要請に伴い、今年(2020年)のフリーバードはカンボジアへの渡航を準備してきましたが、残念ながら中止とさせていただきます。
また、ご寄付などを予定してくださった方々には大変申し訳ございませんが、ご家庭にてしばらくの間の保管をお願い致します。
どうぞご理解くださいませ。
写真は2016年のカンボジアです。







2016カンボジア旅 伊藤君のレポート

2016-11-05 10:01:15 | カンボジア
☆カンボジア 2016/10/22~10/27

成田出発からの上海、カンボジアでの活動、そして成田到着までの顛末は、他の仲間の投稿に任せるとして、オイラはカンボジアの都市部と地方のこれからについて、徒然なるままに書いてみようと思います。

※ここからは、私の独断と偏見と憶測が入り混じっていますので、間違い等がありましたら、コメントでご指摘くださると幸いです。

まずは、地方と都市部の所見

◯地方(ガイド:ラッターさんの故郷)
都市部においてもそうですが、率直に言って、思ったほど田舎だな、発展途上だなとは思いませんでした。
もしかするともっと酷いところ、例えば物乞いが至るところにいる、不衛生、食べるものが何もない等があったかもしれませんが、少なくとも今回連れて行っていただいたところは、総じて快適に過ごすことができました。

それなりに水もある、思ったほど虫がいない、夜はそんなに暑くない、これだけでもオイラには十分快適です。
ただ、乾季を体験していないので、乾季を是非体験してみたいです。

まあ、お客様扱いで、かなり気を使っていただいたかもしれないだけですけど...。

◯都市部(シェムリアップ都市部)
都市部のあの交通量の中で車の運転はしたくない、特に、夜の運転は...。
それはそれとして、通り沿いにある市場には食料や物資は豊富であるし、コンビニもあれば、シェムリアップで大きいであろうスーパーにも中国産の高級フルーツやフランス産のワインなど、それなりのものが手に入るので、金さえあれば不自由はしないであろうと思います。

細かいことを挙げれば、目抜き通りを一本外れたら舗装されてないデコボコ道路に水たまりで歩きづらいとか、観光客らしきオイラが歩いているだけで客引きがわんさか湧いてきてちょ~ウゼーとか、電気が暗いので夜過ごしづらいとかいろいろありますが、そんなことは差し引いても、不便は感じませんでした。

◯都市部と地方の経済格差
都市部と地方の経済格差は日本でも問題になっていますが、カンボジアでもそれは問題になっているのでしょうか?
もし格差が問題だとしてそれを解消するには、地方に義務教育を行き渡らせ、そこで培われた人的資本(次男三男)を都市部へ送り、稼いだ金を地方に還元するという感じ。でも、国として全く余裕がないんだよな~。代わりにラッターさんのように私財を投じて学校を建て、先生を呼び、地域の教育を一手に担わせるという何とも他力本願な感じ。

地方の主な産業は農業であることは間違いない。教育が浸透するに従って都市部と地方の経済格差は広がることはしようがないとして、その穴を埋めるべく農を業(特にお米)とするために、土地改良や護岸工事のインフラ整備、人糞や牛糞堆肥に代わる化学肥料の投入、少人数で作業できるように更なる農業機械(コンバイン等)を導入し効率化を図り、やがて大規模経営化していく。それでもやはり、経済格差は縮まらないのだが...。
農業においてカンボジアもこのような道を歩むかどうかは分かりませんが、私の思う農の基本は家であり、自給自足で出来た作物が余ったら売るが原点であり、土の循環を考慮すれば牛をパートナーとする風景が時代とともに消えていくことになるとすれば、それは何とも寂しいなあ。

その一方でもう一つの核として観光が挙げられるであろう。
この話はまた別の機会に書くことにしますが、一点だけ残念だったことは、客引きと押売りの多さ。これが醍醐味だと言われればそうなのかもしれないけれど、私としては減点対象です。


まだまだ書き足りませんが概ねそんなことを考えながらシェムリアップを中心にしたカンボジアを見てきました。

今までグダグダ書いてきましたが、一言で言えば、

「カンボジア、最高!!!」


最後に、

等くん、こんな箸にも棒にもかからないオイラを誘ってくれてありがとう。役に立てたかどうか分かりませんが、また誘ってくれると嬉しいです。

杉本さん、ライブと車の運転お疲れ様でした。いつかお邪魔にならない程度に杉本農場に遊びに伺いたいと思いますので、その際はよろしくお願いします。

優馬、道中言葉の関係それ以外にも大変頼もしく、こんなおっちゃんの世話を焼いてくれたこと、誠に感謝しています。将来おとーちゃんみたいにいろいろな所に首を突っ込むことはいいですが、その時はおかあちゃんみたいな人を見つけてからにしてください。

そして、ラッターさん、ツアーでは体験できない貴重な遺跡等にご案内いただき、誠にありがとうございました。日本人は欧米人に比べて(実際危険ではないが)危険な場所に行きたがるとのお話しがありましたが、それは日本人が戦争内乱を自分のことと感じてないからではと思います。これからもわがままな日本人に安全なカンボジアをガイドしていってください。


ありがとうございました!!

PS.
カンボジアから帰って早々風邪を引きました。
今も引きずっています。
寒いです。

明けない夜はない。みんなに平等に朝が来る。

2016カンボジア 昨日帰国しました。

2016-10-28 16:09:54 | カンボジア
皆様、カンボジアでのご支援本当にありがとうございました。
今回私どもは町で仕事してる子供たち、

そして
Chongprolay primary school(水上小学校)


srolavsrong primary school(電気ない小学校)


Dopthnot村(ガイドさんの実家)の子供たちに、

お預かりしました筆記具、子供服を直接無事に届けることが出来ました。

上海乗り継ぎで飛行機に搭乗したものの、悪天候で深夜に欠航が決まり、中国に入国しなくてはならず、そのうえ荷物も不明になり、ホテルにも案内されずに明け方にやっと空港の冷たい床の上で仮眠を取りました。店も銀行も開いておらず飲まず食わず。
また、上海国際空港や上海の街中はFreeWi-Fiではありませんでしたので、日本の携帯電話はほとんど使えません…(;´д`)
その後、荷物を探すも発見出来たのは見るも無惨なボロボロの状態でした。
皆様からお預かりした大切な荷物です。
本当に憤慨いたしました。

後日カンボジアにて中身を確認したところ、袋に入れて小分けにして梱包してありましたので、一部のノートが波をうちましたが、すべて無事でした。
その日の深夜にやっとカンボジア到着。
ガイドのラッターさんが連絡取れない状態なのに2日間待っていてくれて感動しました。
予定をこなそうと、睡眠時間も少なく、ゆっくり食事の時間も取れない状態でしたが、トラブルを乗り越えた団結力でなんとか届けることができ、高校生の優馬も積極的に現地の人や欧米人のツーリスト達に触れあっていました。
この経験をまずは自分の為に生かしていってもらえたらと思います。
この子の将来が本当に楽しみです。
子供たちも初めて見るであろう、杉本さんの生のライブも喜んでもらえたと思っております。

また、
山武市 有野実苑様
農園リストランテ ヴェルデューレ リッコ様
http://www.arinomi.co.jp/

山武郡芝山町 (株)真行寺建設様
http://shin-ken.net/

成田市 ㈲東スポーツセンター様
東バッティングセンター様
http://www.azuma-bc.com/

山武郡芝山町
山室輝美様

香取郡多古町 美容室ブランコ様
0479(74)8222

川尻雄一様

よりお預かりしました「お気持ち」は現地にて、筆記具やサッカーボールなどの遊具の購入に充てさせて頂きました。

ありがとうございました❗\(^o^)/
そして、応援して頂いたすべての方々に感謝致します。
来年もまた続けて行けるよう努力しますので、引き続きご支援ご協力よろしくお願い致します

NGO FreeBird代表 小川 等



2016年はカンボジアの水上小学校へ!

2016-07-02 18:06:26 | カンボジア
今年のフリーバードの旅はカンボジアへ行くことが決まりました。

今回は世界遺産アンコールワット観光の玄関口、シェムリアップより南に車で1時間半ほどに、
東南アジア最大の湖トンレサップ湖があります。
この湖は雨季には乾季の3倍にも面積が膨れ上がる伸縮する湖で、
そこには人々が水の上や高床式の家で漁などをしながら生活をしています。




たらいに乗って遊ぶ子供たち!

その湖のコンポンクリアンという地域からしばらく行った所にプムチョンプラレイ村があります。


プムチョンプラレイ村には現在学校がありません。
そこに今回ガイドをお願いするラッターさんとそのお友達に日本のソリアープロジェクトさん
http://soryaproject.wix.com/support-cambodia
がバックアップする形で、今まさに8月完成の予定で湖に浮かぶ水上小学校を作っているところです。




私どもフリーバードもそのプロジェクトにわずかながら協力させていただくことが出来ましたので、開校をお祝いしたく、
子供たちへ鉛筆やノートなど筆記具を持ち寄りまして10月後半に訪問させていただくことになりました。
またギターを持ち込んで今回の旅のメンバーが教室で日本の歌も披露する予定ww

その後、シェムリアップ郊外へ移動し、ラッターさんの実家近くの小学校へも行くことになりました。
こちらもラッターさんとその友人たちにより作られた小学校だそうです。

そして少し無理矢理ではありましたが、ラッターさんのご好意!により実家に泊めていただくことに!
この機会に子供たちだけでなく、村の人達とも交流し、生のカンボジアをより知るきっかけになればと思います。

初めてバックパックに鉛筆を詰め込んで一人訪れた国、カンボジア。
あれから10年。
NGO FreeBirdというかたちになった今日まで、沢山の方々の支えていただき続けてこれました。
皆様、本当にありがとうございます。
引き続き今年もバックパックを背負います。
そして初心を忘れぬよう、10年ぶりのカンボジアへ向かいます。

そこで皆様にご協力をお願いします。
ご家庭で必要なくなった筆記具や古本などを集めています。
詳しくはコチラ↓をご覧ください。
http://ngofreebird.web.fc2.com/Relief.html
鉛筆一本でもかまいません。何かが変わるかもしれません。
よろしくお願い致します。
代表 小川 等
※※画像の一部はソリアープロジェクトさんの許可をいただき使用させていただいております。ご協力ありがとうございました。