冥王星の人々へ

ホロスコープの話など。

冥王星がどのように絡むか、
これによって
その人の持つ雰囲気やオーラが
かなり決定されます。

冥王星は強烈なパワーを持つので、
絡み方によっては、その影響力も
破壊的に強いものになります。

絡み方っていうのは、
専門用語で言うと
アスペクトですね。

冥王星のパワーを受けている人は、
周囲の人々への影響力も強いし、
自分自身が持っている
破壊的なパワーに悩まされ、
痛みや悩みもまた深いでしょう。

例えば、ただそこに居るだけで
「なんかコワい」と言われる人。

普通にしているだけなのに、
相手から敬遠される人。

これらは冥王星の影響の強い人を、
相手が受け止めるキャパがなくて
恐れたり離れようとしたりする現象です。

さほどに冥王星の影響力は強いものです。

これは生まれながらに付与された
特性なので、避けようがありません。
嘆いても無駄。

人は社会の中で生活していかなければ
なりませんから、冥王星のパワーは、
普通に人々にまぎれようとする時に、
大変邪魔なものです。

様々な処世術を学び、
こうすればうまくいく的なハウツーを
学んだところで、
身の内から湧き出るパワーを消せはしません。

うまく化けても、
いずれその強さが
露呈します。

なんだか悪いことのように
感じるかもしれませんが、
そういう意味で書いているわけではありません。

ただ、平和と協調を重んじる社会では、
おそらく生きにくさを感じざるを得ない。

「冥王星の人々」と、
私は名づけていますが、
ある程度の悲劇性をはらむのは否めない。

多くのケースで、
マイナス特性にカウントされがちな
従来のマレフィックであることも否定できない。

善も悪もない観点から
冥王星の人々へ贈るアドバイスは、

「己の強さに目覚めるべし」

そして

「自分だけの道を見つけて切り開くべし」

人真似をしても、いずれ自分が勝ります。

実力を発揮していくなら、
多くの悩みを経てからの方が
良いのかもしれません。

純粋な冥王星のパワーは、
魔物のようなものですから。