スマホのバッテリーが気になり、何度も充電していませんか。今では当たり前に使っている電池の発明について調べてみました。
1800年、イタリアの物理学者アレッサンドロ・ボルタ(1745 - 1827)は、「ボルタ電池」を発明しました。銅と亜鉛の円盤を交互に積み重ね、その間に塩水に浸した布を挟むことで作られていました。これにより化学反応が起こり、電流が生成されたのです。この「ボルタ電池」は、世界初の化学電池とされています。
その後、1836年にイギリスの化学者ジョン・フレデリック・ダニエル(1790 -1845)は、「ダニエル電池」を発明しました。銅と亜鉛の電極を硫酸銅と硫酸亜鉛の溶液に浸すことで構成され、ボルタ電池よりも安定した電流を供給することができました。ダニエル電池は、電信や初期の電気実験に広く使用されました。
さらに、1859年にはフランスの物理学者ガストン・プランテ(1834 - 1889)が、最初の充電可能な電池である「鉛蓄電池」を発明しました。鉛と酸化鉛の電極を硫酸溶液に浸すことで、充電と放電を繰り返すことができました。この特性により、鉛蓄電池は自動車のバッテリーとして広く使用されるようになり、現在でも多くの用途で利用されています。
これらの電池の発明は、現代の電池技術の基礎となり、電気エネルギーの利用を飛躍的に進展させました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます