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miholatteの『ダークナイト ライジング』評

2012年07月29日 | 映画

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『ダークナイト ライジング』(2012年/アメリカ・イギリス映画)

 

評者:miholatte

掲載サイト:『miholatte cafelatte』

概要:クリストファー・ノーラン監督によるバットマン新三部作の完結篇

[本家ブログの記事はこちら

 

 

あ~疲れた。

「前作のヒース・レジャーには負けるかも。でも傑作」

「アン・ハサウェイの尻が最高」

どいつもこいつも同じことばかり書きやがって。

今回取り上げるブログは、すくなくとも他とは違うことを書いてて良かった。

 

あまりにも圧倒的で、どこまでも完璧。

製作に関わったすべての人が、1mmの狂いもなく全く同じ世界観を共有した時にしか

生み出されないクオリティとパワーがここにありました。

 

中身は妄言だが。

その「1mm」、どうやって測ったんですか?

「具体例と基準を明記しない」、これは映画ブログ村の憲法らしい。

 

ジョーカー役のヒース・レジャーの怪演は他を寄せつけないほどの素晴らしさがありましたが、

ベイン役のトム・ハーディもまったく引けを取らない恐るべき演技力でした。

マスクで隠された顔から唯一のぞく目に、あまりにも人間らしい弱さを観た時、

彼に共感する気持ちが生まれたことに自分でも驚きました。

 

実際は目だけで演技なんて不可能だが、ある種の印象批評としてはアリだろう。

でもどの場面で「人間らしい弱さ」を感じたか、指摘しないと意味がない。

 

キャスティングについて言えば、

ヒース・レジャーのように主役をも食うほどの突出した俳優は登場しないのですが、

全体のバランスの良さには目を見張るものがあります。

それぞれの俳優が自分たちに与えられた役を深く理解し、

キャラクターに負けてしまうことなく、かといって俳優自身が全面に出てしまうこともない。

それを全員がやれているという作品は滅多にないと思います。

 

「パッとしないキャスティング」も、言い方によっては讃辞になるんだなあ。

説得力は皆無だが。

 

 

文体:★★☆☆☆ 映画ブログ村では、これでもマシなほう

情報:★☆☆☆☆ 役立つ情報はゼロ。自己満足

熱意:★★☆☆☆ 空回りしてるが、本シリーズが好きな気持ちは伝わる

平均点:1.7 悪い例として挙げたが、常套句もないし、ちゃんと書けてるレヴューだ


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