『ダークナイト ライジング』(2012年/アメリカ・イギリス映画)
評者:miholatte
掲載サイト:『miholatte cafelatte』
概要:クリストファー・ノーラン監督によるバットマン新三部作の完結篇
[本家ブログの記事はこちら]
あ~疲れた。
「前作のヒース・レジャーには負けるかも。でも傑作」
「アン・ハサウェイの尻が最高」
どいつもこいつも同じことばかり書きやがって。
今回取り上げるブログは、すくなくとも他とは違うことを書いてて良かった。
あまりにも圧倒的で、どこまでも完璧。
製作に関わったすべての人が、1mmの狂いもなく全く同じ世界観を共有した時にしか
生み出されないクオリティとパワーがここにありました。
中身は妄言だが。
その「1mm」、どうやって測ったんですか?
「具体例と基準を明記しない」、これは映画ブログ村の憲法らしい。
ジョーカー役のヒース・レジャーの怪演は他を寄せつけないほどの素晴らしさがありましたが、
ベイン役のトム・ハーディもまったく引けを取らない恐るべき演技力でした。
マスクで隠された顔から唯一のぞく目に、あまりにも人間らしい弱さを観た時、
彼に共感する気持ちが生まれたことに自分でも驚きました。
実際は目だけで演技なんて不可能だが、ある種の印象批評としてはアリだろう。
でもどの場面で「人間らしい弱さ」を感じたか、指摘しないと意味がない。
キャスティングについて言えば、
ヒース・レジャーのように主役をも食うほどの突出した俳優は登場しないのですが、
全体のバランスの良さには目を見張るものがあります。
それぞれの俳優が自分たちに与えられた役を深く理解し、
キャラクターに負けてしまうことなく、かといって俳優自身が全面に出てしまうこともない。
それを全員がやれているという作品は滅多にないと思います。
「パッとしないキャスティング」も、言い方によっては讃辞になるんだなあ。
説得力は皆無だが。
文体:★★☆☆☆ 映画ブログ村では、これでもマシなほう
情報:★☆☆☆☆ 役立つ情報はゼロ。自己満足
熱意:★★☆☆☆ 空回りしてるが、本シリーズが好きな気持ちは伝わる
平均点:1.7 悪い例として挙げたが、常套句もないし、ちゃんと書けてるレヴューだ