
今日12月8日は開戦記念日。
昨晩放映されたNHKの特別番組(日米開戦を語る 海軍はなぜ過ったのか-400時間の証言より-)
からひとこと。
夏に関連番組http://www.nhk.or.jp/special/onair/090809.htmlが放映されての続きである。
◯番組に寄せられた視聴者の声から
「今の社会と重ね合わせて番組をみた。昔も今も変わらない共通の問題を感じる」
◯海軍反省会(当時の最高幹部たちの反省会)の録音テープから
「組織(海軍)の利益(予算をとる)を最優先した結果、開戦を避けられなかった。この戦いが間違っている(負ける)と感じていても、ムードに流されて意見を言えなかった」
◯番組ゲストのことばから
「組織は抜きん出た人を排除して行く。仲良しクラブでまとまるのが日本人。そのなかでいかに出世していくか…。自分の部署が大事。自分たちがどこに向かって行くのかわからないで、目の前のことを消化していった。敗戦が決定的になっても日本は、特攻を送り出して行った」
◯海軍反省会が今に伝えているもの
組織は、失敗したとき問題を隠した。失敗を公けにした時、必ずその責任をとるためにけが人が出る。それは避けたい。勝利はみんなで酔いしれるが失敗は隠したい。勝利をメディアも煽る。
メンツで開戦に踏み切った人達はその先の人達のことは考えない。特攻の人達とその家族の悲しみはトップには伝わっていない。太平洋戦争で亡くなった軍人は230万人、民間人は80万人、開戦から68年経った今も多くの人がどこで亡くなったのか分かっていない。
そんな中、子どもたちはひたすら大人を信じていた。
わたしたちは歴史をきちんと受け止めて(忘れないで、つないで)未来への教訓としたい。
以上、記憶と簡単なメモだけなので正確さには欠けるかもしれないが、大雑把にこんな放送だったと思う。
私自身もひとりの間違いを犯しやすい人間として、心に残った番組でした。

日照時間の少ないベランダに咲くサバイバル花 ゼラニューム。
1年に何度も金赤の美しい花を楽しませてくれる。
確か花屋の店先で枯れかかっていたひと鉢を買って10年来のつきあいになる。