「日系企業を取り巻く緒リスクの管理と克服」と題するセミナーに参加した。講演テーマのひとつとして、「内部統制と労務問題の緒リスクの事例研究と対処」が取り上げられ、解説として人事労務関連諸規則や人事考課給与制度などのケースが紹介された。 なかでも、「中国人人材、日本人中国人材の不足が日系企業最大のリスク」という話が印象的だった。現在、上海では合弁、買収が増え、88%が独資の形で日本企業が進出しているが、特に事業拡大するための中国人人材が足りないという課題があり、事業再編、統括会社設立によって、日系企業が今後さらに中国国内マーケットに本格参入した場合、中国系企業、欧米系企業と互角に戦うためには、日本及び中国での中国人人材の育成が不可欠という指摘だった。
日常の中国人登録者の面談を通し、優秀な中国人人材が多いことを実感するが、その活用に加えて、日系企業が生き残るためには、幹部社員の資質を持った中国人社員の育成も直近の課題になっている。(SH)
日常の中国人登録者の面談を通し、優秀な中国人人材が多いことを実感するが、その活用に加えて、日系企業が生き残るためには、幹部社員の資質を持った中国人社員の育成も直近の課題になっている。(SH)