奄美自然観察記

高のフィールドより

葉の形に進化の跡 ヌルデ咲く

2006-09-18 18:19:46 | 植物




林道脇にヌルデの花を見かけるようになりました。全国
的に分布しているウルシ科の落葉小高木ですが、木に
触ってもよほど肌が弱くないかぎり、かぶれることはあり
ません。雌雄異株で写真(下)は雄花で、花弁が反り返
っていて5つのおしべがついています。葉は奇数羽状複
葉で、葉軸に翼(よく)と呼ばれる葉の切れ端のようなも
のが付いています(写真中)。11枚(9枚)の小葉は「複
葉」と呼ばれる1枚の葉から成り立っていたもので、長
い年月に葉脈間の葉肉を失って、現在の形になったも
のです。

【島口バージョン】(キシゆむた)
山みちんぶちなんてぃヌルデちいゆんきぃぬ花ばにゅん
にしなりょうたっか。全国なんてぃあんウルシ科ぬ落葉
小高木あんば、きぃばちかだんちどぅぬこぉぬわっさね
んかぎりや、がさばちなたりやしらんど。いんがうなぐち
がゆんきぃあてぃ写真(しゃー)やいんが花あてぃ、花弁
ぬくしちまがとぅりょうてぃ、いしちぬおしべぬくっかとぅり
ょっと。葉や奇数羽状複葉あてぃ、葉軸ち翼(よく)ちいゅ
ん葉ぬ切れ端にししゃんむんぬくっかとぅりょっと(写真
中)。11枚(9枚)ぬいなっさん葉や「複葉」ちいゃっとぅ
んちいちぬ葉ら成とぅりょてぃ、なげっさんいぇだな葉脈
ぬいぇだぬ葉ぬねんなてぃ、なまぬだっかなたんむん
だりょっと。


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