奄美自然観察記

高のフィールドより

徳之島・大和城ウォーキング観察会  リュウキュウマユミなど

2021-07-18 19:13:17 | 植物

徳之島・大和城ウォーキング観察会を行いました。今回は日程がたまたま群体とも重なったため、1週間前には乗船券が買えなくなり、予定していた参加希望者の半分も行けなくなってしまいました。また、南にある熱低から発達した台風6号のため、帰りの便が心配される中での実施でしたが、幸いにもそれほど雨も降らずに助かりました。午前6時過ぎ名瀬港を定期船で出発、午前9時30分頃、徳之島亀徳港に到着(写真1枚目)、すぐにレンタカーに乗り合わせて、大和城山に向かいました。徳之島から参加される方々と合流し、さっそく自然散策しました。森を歩いて行くと、さっそくササバサンキライの実(写真3枚目)が、ぶら下がっていました。いろいろな花や実を観ましたが、特に奄美ではほとんど見られないリュウキュウマユミのかわいい実(写真4枚目)には、少々感激しました。お昼の12時30分頃、大和城山の山頂(標高251m)に到着し(写真6枚目)、徳之島空港や平土野港などを一望したあと、お昼の弁当をいただきました。

 

お昼の休憩後、大和城山からの下りはじめようとすると、リュウキュウチクに止まっていた大きなトビズムカデ(写真2枚目)がいました。下るうち、ササキリやアマミハンミョウ、リュウキュウヒメジャノメ(写真3枚目)などの昆虫が次々現れました。そして子どもたちが特に喜んだのが、スダジイの枝にいたアマミノコギリクワガタ(写真4枚目)で、オスとメスの2匹が観られました。

 

やがて、山から下り少し農耕地を歩き、湿地にいるオキナワチョウトンボ(写真1枚目)やタイリクショウショウトンボ、オオハラビロトンボなどのほか、地面にはアマミユミアシゴミムシダマシ(写真2枚目)も観られました。そして近くの公園の木陰に集まって、今日観た「生きもの合わせ」を行いました(写真3枚目)。ウォーキング観察会が終了後少し時間があったので、徳之島の方々の案内で、森の中に咲いている美しいオナガエビネの花(写真4枚目)を観ることも出来、感激しました。徳之島のみなさん、ありがとうございました。お疲れさまでした。

 

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