もう桜が散り始めておりますね。
この写真は本日撮ったばかりの一枚であります。
確か昨年の同じ時期に、近所にあります料亭に咲き誇る、淡いぼんぼりに照し出された
美しい夜桜をこの日記でご紹介したのでありますが、
同じ桜を違う角度から、それも昼間に撮ってみました。
センスが悪くて、申し訳ありません。
同じ場所にすくっと立ち、枝を大きく広げて、
毎年必ず美しい桜色の花を咲かせて見せてくれる。
決めた事を貫き通せない意志薄弱。
約束を守り通せない大嘘つき。
自分さえ良ければ他はどうでもよい自分至上主義。
そんな人間の小ささを、
桜はやさしく厳しく、そして誇り高く、
上からじっと見下ろしているようで、
思わず、
「こんな臆病者の私を、どうぞお許しください」と
桜の花を見上げながら心の中でつぶやいてしまいました。
来年のいまごろは、一体どんな想いを抱えて
桜の花を見上げるのでしょう。