心象日記

日々の中で印象に残った場面、言葉、音、味わい、ふれあいなど、五感に最も訴えたモノについて記します。

若干23歳。

2006-05-28 | 心象音楽。
1974年4月6日、カリフォルニア・ジャムでのディープ
・パープルのライブ。まだ初々しさの残るお顔立ちは、
若干23歳のでびかば様でございます。



『ロック誕生50年』を観てしまったばっかりに、でびかば様の話題で引っ張り続けて
しまって本当にごめんなさい。まさかホワイトスネイクのライブへまで出掛けて行く事
になろうとは、こんな展開になるとは思いもよらなかった訳で自分でも恐れおののいて
いるのでございます。
特にこのディープ・パープルに関しては流石の私もリアルタイムで聴いてはおりません
でしたので、伝説的な風格さえ漂うこのバンドにでびかば様が在籍していらしたなんて
ものすっごい興味が涌きましていろいろネットで検索していましたら、カリフォルニア・
ジャムでのライブを視聴させてくださるサイトと偶然出会いまして、
真夜中にワクワクしながら鑑賞したのであります。

哲也さん(元ドリアンさん)が90年代後半にテレビ朝日の深夜枠で、毎週1組のアーティスト
(洋楽)の1曲をピックアップして、その歌詞の意味を通して英語を学びなを且つアーティスト
自身のひととなりについても学んでしまおうと言う番組「金髪先生」に出演しておりまして、
その中でディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」を取り上げてくれたの
ですが、その時にこのカリフォルニア・ジャムでの映像を流してくれたんであります。
デビュー当時のでびかば様はポッチャリしてらしたようで、あの美しいお顔にはなんと
にきびが無数にあって(感慨深い話であるなぁ)着ている服も相当ダサかったようで、
天下のリッチー・ブラックモア様から

「お前の服、センス無さ過ぎ。なんとかしろ」

とお叱りの言葉までいただいちゃったほどで、その後の変身振りが嘘のようなエピソード
まで見つけてしまったんであります。(微笑ましく思えてしまうのは、何故)
このライブでは「スモーク・オン・ザ・ウォーター」の他に5曲演奏していまして、
30年以上前のものとは思えないほどの曲の完成度でありまして、旧さ、ダサさなど微塵も
感じられず、でびかば様の声にいたってはブルージーでセクシーで渋くて、もう惚れ惚れ
してしまいました。ああ、どうしてもっと早く生まれて来なかったのかと悔やんでしまう
ほどであります。リアルタイムで出会いたかった(泣)。

このライブのDVDは発売されているそうなので、近いうちに絶対に手に入れねばと意気込んで
おります。

話はほんのちょっとそれますが、リッチー・ブラックモア様と言えば、レインボーですわね。
短髪にグラサン、スーツ姿がトレードマークだったヴォーカルのグラハム・ボネット様も
好きでしたなぁ。その後ろで華麗なバチさばきを披露していたドラムのコージー・パウエル様。
この二人のかっこ良さにいつも釘付けでありました。コージー様は残念ながらもう故人となって
しまわれましたが、グラハム様はどうしていらっしゃるのか。
「インぺリテリ」と言うバンドに参加していた時、日本で行われた音楽イベントに出演していて
ライブを聴いた覚えがあります。(ビリー・ジョエル目当てで足を運んだのであった)
あれっきり、グラハム様の存在も脳裏から薄れてしまっておりました。

とは言え(話戻しまして)再びこうしてでびかば様にめぐり会えて恐縮している私でございます。
ずっと忘れていて、ごめんなさい。


『白蛇』拝む。

2006-05-22 | 心象音楽。
昨日、東京国際フォーラムでのホワイトスネイク来日公演
ファイナルにとうとう行って来てしまいました(汗)。
でび・かば様のお写真、まるでモーツァルトのような素敵な巻き毛で
気取っておられますが、昨日のご様子ではこの頃(80年代)よりも
いささかお痩せになったようにお見受けしました。
なんと、御年55歳だそうであります。それにしても若いっ。


5月13日の朝刊の「チケット残り僅か!!」と言う広告をついつい発見してしまい、
友人Nさんに打診したところ「チケットが手に入るなら是非是非行きたい!」との
返事をいただけたので、その日のうちに勢いでチケットを速効購入。
席種は1階席の48列目(後ろから2番目)、ステージから向って左寄りでございました。
オペラグラスか双眼鏡を持参するべきだったと、とっても後悔しました。
でび・かば様のお顔は残念ながらはっきりと拝む事はできませんでしたが、
そのパワフルなヴォーカルと立ち居振舞いの美しさ色っぽさに、がんがんやられて
しまいました。(恥)
本当に、本当に、かっこよかったのであります。
「どうしよう、かっこいいよぉー」と何度もつぶやきながら、彼の一挙手一投足に
釘付けになっていたのでございます。気が付くと私の両手の指は胸の前で祈るように固く
組まれたままになっており、自分でも「あ、変な格好してる、やばい」と思ってすぐに
両手を放すのですが、夢中になってくるとまたもや指を固く組んでしまうのです。何故。
とにかく、本当に、本当に、かっこよかった(涙)。

オープニングはディープパープル(彼らも来日しているそうですね)の「BURN」から
始まり、ちょっと面食らってしまいました。その昔、この曲と同じタイトルの音楽雑誌が
ありましたよね。(今でも発刊中ならごめんなさい)あ~、懐かしい・・・。
ついついそんな事を考えてしまいました。
他にはどんな曲が演奏されたかと申しますと、

STORMBRINNGER
GUILTY OF LOVE
LOVE AIN'T NO STRANGER
READY TO ROCK(新曲ですって)
IS THIS LOVE
READY AN' WILLINNG
SNAKED DANCE(ギター・ソロ)
CRYING IN THE RAIN(ドラム・ソロ)
AIN'T NO LOVE IN THE HEART OF THE CITY
GIVE ME ALL YOUR LOVE
HERE I GO AGAIN

(encore)
TAKE ME WITH YOU
STILL OF THE NIGHT


「AIN'T NO LOVE IN THE HEART OF THE CITY」が流れた時は胸にジーンと
来るものがあって、思わず涙腺が緩みそうになってしどろもどろしてしまいました。
「HERE I GO AGAIN」でまた心を揺すぶられ、アンコールの「TAKE ME WITH YOU」
で腰がくだけそうになり(?)、「STILL OF THE NIGHT」で盛り上がった時は、ああきっと
この後に「WE WISH YOU WELL」を聴かせてくれるはず・・・と、胸を高鳴らせていたのに
残念ながら生で聴かせてはくれずに、テープで流しただけでありました。(がっくり)

でもでも、思い切って聴きに行って本当に良かった。
そうだ、「WALKINNG IN THE SHADOW OF THE BLUES」って聴かせてくれましたっけ?
うろ覚えで他にも抜けている曲があるかもしれませんが、どうかご勘弁を。

でび・かば様は初来日が1975年だったそうで、もう今から30年近く前の話になるのですね。
日本語をよく喋ってましたね。

「コンニチワ、コンバンワ」
(夕方の5時開演でしたから、確かにどっちの挨拶が適当なのか微妙な時間帯ではありましたね)
「オゲンキデスカ」
「スミマセン」

まあ、外人の喋りそうな日本語の定番ではありますが。それでもやはりあのでび・かば様が
話してるのだと思うだけで、聞きながら自然と頬が緩んでしまったのであります。
55歳と言ったら、もうお孫さんまでいらっしゃたりするのでしょうか。(複雑)
いつまでもあの美しさ、色っぽさを備えたまま、現役で活動を続けていただきたい
ものでございます。

とにもかくにも、夢のような一夜(実際は2時間だが)でございました。(号泣)



    





流行中?

2006-05-18 | 日々の心象風景。
我が家では『バナナ酢』を飲み始めて三か月ほど経ちました。
母が職場の知人から教えて戴いたようで、ご覧の通り大きな
ガラス容器に作り置きしてあります。牛乳で割って飲むと
とっても美味しいのであります♪


飲み始めた頃は巷でそれほど取り上げられてはおりませんでしたね。
とにかくあまりの美味しさに嵌ってしまってすっかりお気に入りになったのであります。
私自身は『お酢』を飲むようになってかれこれ4~5年ほど経つのでありますが、
一年の内に風邪をひく回数が確実に減ったのと、今までは風邪をこじらせると必ず寝込んで
おったのでありますが、本当に寝込まなくなりました。
寝込まなくなったため、ついつい仕事も休みがちだったのがものの見事に休まなくなりました。
もともと便通は良い体質でありまして、「お酢を飲むと便通が良くなります」と謳われている
効能に関しては実感するまでには至りませんでしたが、体調は格段に良くなったんであります。

始めに飲んでいたのは「ミツカン酢」を水で3~4倍に薄めて蜂蜜をスプーン1杯混ぜたもの
でありましたが、やはり酸っぱいんですね、これが。
それでも我慢してしばらく飲んでおりましたがどうにも酸っぱさに辟易して、
その後ミツカンのりんご酢に替えて飲んでみました。普通のお酢よりはほんのり
フルーティーで飲みやすいかなぁと感じましたが、しばらくするともう酸っぱさが鼻について
飲み続ける事ができなくなってしまうのであります。
そして辿り着いたのが・・・、バーモント酢であります。ミツカンのバーモント酢。
価格はいささか高めでありましたが、蜂蜜をいれて味をごまかしたりしなくても
水で5倍に薄めるだけでとっても美味しく戴けたのであります。
マルキン忠勇の「もろみ酢」も、水で薄めるだけで充分美味しく飲む事ができました。
そうそう黒酢も試しましたが、私の味覚ではどのお酢よりも酸味が強く感じられて
あまり美味しいとは思いませんでした。
やはり、バーモント酢が断トツに美味しいのであります。

しかし『バナナ酢』はバーモント酢も凌いでしまうほどの美味しさであります。
作り方などはキーワード検索をすればすぐにヒットしてしまうほど現在巷では
流行っておりますようですので、是非そちらを参考になさって下さいませ。
なんて、意地悪を言っているようにに思われるかもしれませんが、実はそのレシピを
詳しく知っている訳ではないからなのであります。(恥)
我が家の『バナナ酢』製造担当である母が、その全てを握っているのであります。
ゴメンナサイ。

興味をお持ちになった方、是非是非作って召し上がってみて!


不思議な縁。

2006-05-17 | 心象音楽。
先日のぶらぶら北千住をナビしてくれた友人のNさんとは、
これまでも幾つか不思議な縁がありました。
写真は『叫ぶ詩人の会』でヴォーカルをしていた当時の
ドリアン助川氏(現在は明川哲也氏)の勇姿であります。



今から2年前に朝日カルチャーセンターで催された、哲也さん講師による
「メキシコ料理教室」・・・、ここでたまたま私と隣同士の席に居合わせたのが
Nさんだった訳ですが、ほんの少し言葉を交わしただけで私達、すっかり意気投合
してしまったのであります。その日が初対面だったなんて本当に嘘のようでした。

以前にこの日記にも書きましたが、現在でもいまいち認知度の低いスザンヌ・ヴェガの
二度目の来日公演にひとりぽっちで出掛けて行った私。ところがNさんにスザンヌの話
を振ってみたら、その存在や曲を知っているのはもちろんの事、Nさんもひとりぽっちで
スザンヌのライブを聴きに行っていたとの事。それも同じ会場に!!
その会場でのライブは確か一日だけでありましたので、まさにその日、私達は間違いなく
同じライブを聴きに行っていたと言う事になります。

そして、叫ぶ詩人の会。
私が彼らのライブに初めて足を運んだのは、私の住む街の小さなライブハウスで行われた
彼らのワンマンライブの時でありまして、それからすっかりドリアンさんの虜となって
しまったのでありますが、なんとNさんもそのライブハウスに来ていたと言うのです。
Nさんもその時が彼らのライブ初体験だったそうで、最前列に座って聴いていたのだそうです。

「その時、ドリアンさんからある人へどうしても渡してもらいたいモノがあって、ドリアンさん
に確実に渡すために最前列に陣取ったの」

その「ある人」と言うのは。
ドリアンさんが以前パーソナリティーをしていたラジオ番組で
(一般リスナーから悩み事を募って電話で相談にのってあげる内容でした)
ある難病を抱えた女の子からの相談が何度かに渡って放送されたのであります。
彼女の話に心を痛めたリスナーから彼女への励ましの品や手紙やらが番組にも届くように
なり(私も手紙を送りました)、Nさんもやはり励ましたいと様々送ったようであります。
そこからNさんと彼女の交流が始まり、実際に会ってお話をする機会もあったそうです。

私がその女の子の姿を実際に見たのは、叫ぶ詩人の会のライブ会場でした。渋谷公会堂での
ライブで私は母と1階の席に座っていました。開演前、私達の席の並びに座っていた女性が
2階席の白い帽子を被った女の子へ向って手を振り呼び掛けていたのです。白い帽子の子も
ひらひらと手を振り返しておりました。席に座り直した1階席のその女性が隣の席の友人
らしき人にこう言ったのです。「あの子だよ。ドリアンさんの番組で病気のことを相談
していたのは」

私と母も番組を通して彼女の病気についても知っていたので、その言葉を偶然耳にして
弾かれるように2階席を見上げ、改めて白い帽子の女の子を見つめていました。
「ライブを聴きに来られるぐらいに元気になったんだね、良かったね」と母と共に
喜んだ事をよく覚えております。
その話をNさんにしたのですが・・・、なんとその1階席から手を振っていたのはNさん本人
だったと言うではありませんか!
「それ、私だよ。あの子とライブ会場で顏を合わす事になっていて、ドリアンさんが用意して
くれていた2階席に座るって聞いていたから、下の席から手を振っていたの」

何と言う偶然でしょうか。
私はそれを聞いてから、しばらくの間サブイボが立ったままなかなか治まらず大変でした。
Nさんも、「すごいねぇ。私達って」と不思議そうな表情をしておりました。

どうしてもっと早く出会わなかったのでしょう。
そう残念に思う反面、出会うべくしてやっと出会ったのかも知れないと言う
これまでの「不思議な縁」に思いを馳せながら、
今こうしてお互いの存在を知ることができた喜びを噛み締めて
改めて感激に浸っている私なのであります。


ぶらぶら北千住。

2006-05-14 | 日々の心象風景。
先日の木曜日、友人のNさんと北千住にあるお食事処へと
行って参りました。相変わらずピンボケの写真で申し訳ない
ですが、これはそのお食事処の看板をパチリと写したもので
ございます。



『椿屋』さんとおっしゃるそのお店は、玄米と有機野菜を食材とした和食のごはんを
食べさせてくださる処でありまして、私とNさんは日替わりディナーを注文したのですが
そのメニューはと言いますと・・・。

【日替わりディナーの献立】

   玄米で炊いたごはん
   かぶをすり下ろしたものと葉が入ったお吸い物
   湯むきしたトマトとわかめに玉葱のすり下ろしドレッシングをかけたサラダ
   さつまいもやしいたけなどが入った中華揚げ饅頭
   ほうれん草と人参の胡麻和え
   納豆そうめん
   胡瓜のぬか漬け

玄米のごはんがとっても美味しくてびっくりしました。我が家でも玄米を炊いて食べて
おりますが、てりはないし、ぱさぱさしてるし、それよりも何よりもあの匂いが・・・
どうも苦手なのであります。
しかし、椿屋さんの玄米ごはんときたら匂いも全然気になりませんでしたし、ごはんの
一粒一粒にてりがあって輝いているし、本当に美味しくて感動しました。
おかずもみーんな美味しくて、残さず全部ぺろりとたいらげてしまいました・・と、
言いたいところなのですが。実はどうしても食べられないものが一つありました。
それは、納豆であります。
あの匂い、あのねばねば。これまでも何とか食べられるようになりたいと幾度か
挑戦して参りましたが、どうしても飲み込む事ができないのであります。とほほ。
友人のNさんに食べさせてしまおうと目論んだのですが、
「お腹がいっぱいで、もうこれ以上は食べられない」と、
お断りされてしまい、泣く泣く納豆そうめんには箸を付けずにそのまま残して
しまったのです。

仕方がないのでお会計の時にお店の方へ恥を忍んで、納豆そうめんを食べ残してしまった
言い訳を伝えてお詫びをすると、
「今度いらっしゃる時は他のおかずをご用意しますので、苦手な食材があったら遠慮なく
仰って下さいね」
なんて、優しい言葉を返して下さり益々感激してしまったのであります。
おまけに日頃から物忘れの激しい私は、この日小雨がそぼ降っていたため手元に
携えていた緑色の雨傘をお店の席に置き去りにしてしまい、
先程優しい言葉で送ってくれた方が駆け足で追いかけて来て、私の傘を届けて下さった
のであります。(またまた感激)

『椿屋』さん、また是非伺いたい大切な場所となりました。
   

『ロック誕生50年』第三夜。

2006-05-07 | 心象音楽。
これは80年代当時、ハードロックバンド『ホワイトスネイク』の
ヴォーカリストとして活躍されていた頃のデヴィッド・カヴァーデイル様
その人であります。(当時のお姿です)
ちなみにホワイトスネイクもデビカバ様もバリバリの現役でいらっしゃいます。



5月5日のこどもの日に第三夜と言う事で、80年代以降に活躍した様々なバンドについて
当時のプロモーション・ビデオなども流しつつ紹介しておりましたが、
なんと!でびかば様の勇姿をやっと見る事ができたのであります!
「Don't Break My Heart Again」と言う曲をかっこよくシャウトしていらっしゃいましたよ。
懐かしかったですなぁ。
やはり彼のあのルックスとスタイルの良さと言うのは、20年以上前の映像でありましたが
全く見劣りなどせず現在でも十分通用するかっこ良さであると再認識いたしました。
声もとっても良いのですよね。ハスキーでソウルフルで。
ええと、他にはどんなバンドが紹介されていたっけ。
そうそう、ボン・ジョヴィとかモトリー・クルーとか、MTVでもてはやされたと言うくくり
で、デュラン・デュラン、スパンダー・バレエ、ユーリズミックス、ダイアー・ストレイツ、
なども細切れで流してましたね。

中でも凄かったのはやはり、「アナーキー・イン・ザ・UK」のセックス・ピストルズ。
自分の内面を剥き出しにするように叫ぶ姿が圧倒的でした。
かっこ良くないのに、かっこいいんだもの。
ポリスの「ロクサーヌ」は名曲ですね。スティングが若かった。
a-haの「テイク・オン・ミー」のプロモビデオは当時話題になりましたものね。
今見てもとっても新鮮でしたよ。

アイアン・メイデンのブルース・ディッキソン、AC/DCのアンガス・ヤング(笑)、
ヴァン・へイレンのエドワード・ヴァンへイレン、
ガンズ&ローゼズのアクセル・ローズ、・・・懐かしかった。
まだ現役で活躍中でいらっしゃったら、「懐かしかった」なんて大変な失言になって
しまいますね。申し訳ありません。
レッド・ホット・チリペッパーズもかっこよかったなぁ。

このまま続くときりがないので、今夜はこの辺で。

仮面に恋して。

2006-05-05 | 心象映画。
『Vフォー・ヴェンデッタ』をやっと観て参りました。
孤高のテロリスト『V』の一挙手一投足に見事心を奪われて
しまいました。



自分の心も身体もボロボロに痛めつけられ、自ら望んでもいない「モンスター」に成り果てる
しかなかった苦しみを纏っているマントの懐刀に託して、確実にひとりひとり復讐のため
殺してゆく姿には本当に「孤高」と言う言葉がぴったりと当てはまるのであります。
しかも仮面を常に身に着けているが故に、その時の表情は決して伺い知る事はできない
のですが、彼の胸底に澱んでいる悲しみの沼が見えるようで、同じ仮面を着けているとは
思えなくなるほどの息苦しさが仮面の上に滲んで見えてくるのです。
仮面に表情が映って見えるように感じたのであります。

その『V』にだんだんと魅かれてゆくスキンヘッドのヒロインにも、思わず感情移入して
しまいました。特にスキンヘッドになってからのナタリー・ポートマンの精悍な目付きに
釘付けとなりました。彼女は『V』のテロ行為に加担したと見なされて不当逮捕をされて
しまうのですが、(この逮捕監禁の経緯は後にどんでん返しがあって驚かされるのですが)
ここでの壮絶な体験こそが、彼女の美しい顏をより精悍なものへと変化させてゆくのです。
どんなにひどい拷問を受けても、決して『V』を裏切らないのです。

クライマックスに近付くに連れて、『V』の行動が個人的な復讐のみのためばかりではない
事にはっきりと気付かされ、独裁国家(2020年のイギリスは独裁国家になっていると言う
設定になっていました)の歪みに気付かされた民衆が決起して『V』の行動に賛同するべく
大集結するラストは、本当に圧巻の一言でありました。

「民衆は政府を恐れてはならない。政府こそ民衆を恐れるべきなのだ」
「罪ある者を探すなら、鏡をみよ」

この『V』の言葉に、この映画の全てが集約されています。
独裁者に操られている事に気付けない民衆の無知と無関心を恐れ、
例え気付いても何も行動を起こせずに立ちすくんでいる彼らの背中を
突いて一歩前へ進ませるために、『V』は出現したのかも知れません。

イヴィー(N・ポートマン)に愛の告白をする彼の言葉が忘れられません。
お互いに身も心もボロボロなのに、おまけに埃だらけの地下鉄の瓦礫の中であると
言うのに、とっても美しく映って見えたのはきっと私だけではないはずであります。

背筋がぴんとなる、不思議な映画でありました。
益々、『V』にのめり込みそうな気配がします。

デヴィッド・カヴァーデイル様。

2006-05-04 | 心象音楽。
昨夜BS2で放送された『ロック誕生50年』と言う番組を観た
のですが。この番組って昨年の12月に放送されたものだった
のですね。



昨夜の放送は第二夜と言う事で、主に70年代に活躍していたロックバンドについて
特集しておりましたが、いい年こいたこの私でさえもそのリアルタイムを経験していない
バンドのパフォーマンスも放送されていてとても興味深かったです。
驚愕したのは、ブラック・サバスのオジー・オズボーン!
名曲(って言って良いのでしょうか)『パラノイド』を熱唱(?)されていましたが、
彼の若かりし姿を目の当たりにして不覚にも「か、かわいい・・・」と思ってしまったのです。

ピンク・フロイドの『Brain Damage』のビデオクリプも凄かった。
まるでニュース番組の映像を見ているようでした。彼らの姿は全く現れないのです。
E.L.P.と言うバンドもかっこよかったなぁ。たった3人で演奏しているとは信じられないほど
の不協和音を駆使したサイケデリックな音を奏でていて。
1970年の映像とは思えないのです。旧さを全く感じさせません。

ハードロックの大御所ディープ・パープルはイアン・ギランのヴォーカルの『ハイウェイスター』
を流していましたが、本音を言うと願わくばデヴィッド・カヴァーデイルのヴォーカルの
『スモーク・オン・ザ・ウォーター』を聴かせて欲しかったのであります。(残念)
彼がディープ・パープルの第3期から4期にかけてヴォーカルを担当していた事を知ったのは
ずいぶん後になってからだったのですが、後に彼自身が中心となって結成されたホワイトスネイク
と言うバンドで初めて彼の存在を知りまして、『フール・フォー・ユア・ラヴィング』の
ソウルフルな彼の声を耳にしてからすっかり参ってしまったのであります。
その頃。学校で使う下敷きの間に好きなアイドルやら歌手やら俳優やらの雑誌の切り抜き
ブロマイドをたくさん挟んで周囲に見せびらかす行為が流行っていまして、私は何の躊躇も
なくデヴィッド様の切り抜きをたくさん挟んでいたのであります。

「これって、誰?」

クラスメートの女の子から怪訝そうな顏をされながら代わる代わる尋ねられる度に、
ジョンだのピーターだのといつも適当に答えておいたものでございます。
周囲に見せびらかしながらも、決して彼の事を教えてあげたいとは思わなかったのであります。
我ながら相当屈折しておりましたな。

そのホワイトスネイクが本年、来日ライブをしなさるそうで
はっきり言って舞い上がってます。(ドキドキ)
だって、ついさっき知ったばかりなんですもの。
行きたいけれど、どうしよう。
もうチケットも無いかもしれないものね。
迷ってマス・・・。