心象日記

日々の中で印象に残った場面、言葉、音、味わい、ふれあいなど、五感に最も訴えたモノについて記します。

臨終只今(りんじゅうただいま)

2008-12-20 | 日々の心象風景。
 『今日糧となった言葉』




「人は永遠には生きられない。だが人は、限りある生の一瞬に、永遠を刻みつけることができ」
「今、我が人生を終えても悔いがない『臨終只今』の実践こそ、永遠の幸福境涯への道である」


この気合いがありさえすれば、何も恐れるものはないはず。




入院しました。

2008-12-19 | 日々の心象風景。
 本日、外来で診察を受けまして、すぐに入院をすることになりました。

レントゲンを撮りましたら、右肩と脇の骨にも怪しい影がありまして、
放射線科の先生には「骨が脆くなっているから骨折しなくて良かった」
と言われて、背筋がぞーっといたしました。

とにかく痛みを取って、全身への治療を始めましょうとのこと。

何が起こっても動じずに、全部乗り越えて見せますわよ。





苦しみを味わう。

2008-12-18 | 日々の心象風景。
 『今日糧となった言葉』


「真の喜びは平々凡々と暮らしていてもわからない。
 身も心も押しつぶされそうな、どん底を乗り越えてこそ、 
『歓喜』という無上の感情がわき上がってくる。
 苦しさを味わった人こそが、同じ苦境にある人を理解できる」


昨夜は右肩のあまりの痛さに、恥ずかしながら母の前で泣いてしまいました。

痛くて泣いたつもりだったのでありますが、私の口から思わず洩れた言葉は、
どういう訳か「悔しい」の一言でありました。
痛みに耐えられなくて泣いてしまう自分の不甲斐なさがなんだか情けなくて。

明日、病院へ行くことにしました。診察を受けて、なんとか痛み止の薬を処方してもらうつもりです。

『風のガーデン』の最終回、身に詰まされながら息を殺して見つめておりました。

私の戦いも、いよいよ正念場だ。
心して、戦わなくちゃ。





またまた贈り物。

2008-12-17 | 日々の心象風景。
 昨日と本日二日に渡りまして、友人から贈り物が届いたのであります。

昨夜届けられましたのは、今年の夏の間の入院中に同室となり、とっても仲良くなりました
宮城県在住のTちゃんから、とっても美味しそうな笹かまにさつま揚げの詰め合わせであります!


そして本日届けられましたのは、私の拙い日記にコメントを寄せて下さってから
仲良くさせて頂いておりますHさんから、これまた頬っぺたの落ちそうなおかきや揚げ煎餅の詰め合わせ!
(写真を見てね)
お帽子が入っていそうなカワイイ化粧箱にいろんな味のおかきが詰め合わせで入っておりまして、
更にまた違う味のおかきと揚げ煎餅が二袋も入っていて…。

どれもとっても美味しかったのであります!
写真を見るとわかりますが、懐かしい紙風船も一緒に入っていたのであります。なんてカワイイんでしょ。
Tちゃん、Hさん、本当にありがとうございます!

ご馳走さまでございました。





心に勇気を吹き込む。

2008-12-16 | 日々の心象風景。
 『今日糧となった言葉』


「励ましこそ、人を幸福にする芸術である」

「『芸術』と言っても、励ましに特別な技術はいらない。
 相手を元気にしたい、勇気づけたいという真剣な思いさえあればよい」

「励ましとは、心に勇気を吹き込むことなのである」

この一年は励まされてばかりの一年でありました。
来年は、このいただいたたくさんの励ましを糧にして必ず元気になって、
私も誰かを励ましてあげられるようになりたいものであります。






死を直視する。

2008-12-15 | 日々の心象風景。
 『今日糧となった言葉』


「終末期の生き方を通して思うことは、
 その人の今までの生き方そのものが
 死に方に凝縮されると言うことです。
 ですから、人は生きてきたように死んでいく。
 よき死はよき生につながる』
 (終末期医療に携わる医師、柏木哲夫氏の談)


この病気になってから私は毎日、まだぼんやりとはしているものの、死を直視しているのだと感じます。
余命が後どのくらいなのか、恐ろしくて主治医に尋ねることもできないでいる
意気地無しのくせに、本当に死を直視できているのか甚だ疑問だと誰かに言われれば、
確かにそうかも知れません。

でも、「死」を全く意識しないかと聞かれればやはり、
「意識して毎日を過ごしている」と答える以外にないのであります。

「死」を意識すると言うよりも、こちらが頼んだ訳でもないのに、
「死」が自ら進んで、私の傍らでひっそりとこちらの様子を窺いながら
佇んでいるようなイメージを持つのです。

私のこれまでの生き方は、一体どんな死に方を私にもたらすのでしょう。
今もまだ、その途上であるはずです。
変な言い方ですが、私の死を見守ってくださる方々に、「良い死に方だった」と
笑顔で送り出してもらえるような、これからまだ続いて行く彼らの人生に
勇気を与えられるような死を迎えたいと思うのです。






前しか見ていない人。

2008-12-14 | 日々の心象風景。
 昨夜放送されました、『フィギュアスケートGPファイナル』をご覧になりましたか。

私、フィギュアスケートの大ファンなんであります。
一番好きなのはアイスダンスだったのですが、浅田真央ちゃんの滑りを拝見してからは、
真央ちゃん一筋になってしまいました。
真央ちゃんの存在を知る前は、だいぶ時間を遡りますが、
アメリカのミッシェル・クヮンさんが大好きでありました。
彼女が表舞台から姿を消してしまってからは、村主章枝さんの滑らかな
エッジワークにしばらく魅せられておりましたが…。

昨夜は母と共に、固唾を呑みながら真央ちゃんを応援しておりました。
まるでスケートをするために生まれて来たような、その美しい身のこなし。
真央ちゃんの滑っている様子を見ているだけで、人と競い合っているはずの現実を
ついついどこかへ置き忘れてしまうほど、その姿に心が癒されるのであります。

以前、テレビのインタビューにおいて真央ちゃんが、試合を控えた直前の練習中に怪我をしてしまい、
その時の心境について質問を受け答えていたのを偶然に見たのでありますが、
一体何て答えたと思いますか?

真央ちゃんは、こう言ったのです。


「試合の前に怪我をして良かった。それまで練習のし過ぎだったので、
 怪我のお蔭で少し休めるから助かりました」

この言葉を聴いて、その究極の楽観主義振りに驚愕したのであります。
それで、真央ちゃんのことがもっともっと好きになったのであります。

昨夜の滑りにも、真央ちゃんの強やかさが表れていて、
癒されたのと同時に勇気ももらうことができました。

真央ちゃんは、本当に、前しか見ていない人だと強く感じました。

今夜のエキシビションがとっても楽しみであります。





あったかい声。

2008-12-13 | 日々の心象風景。
 素敵な表紙の本でしょ。

大好きな哲也さんの新刊本であります。

友人のNさんが先日、我が家へ届けて下さったのでありますが、
哲也さんのサインを頂いて来て下さったのでありますよ。
嬉しい。

Nさん、いつも本当にありがとう。

まだ読み始めたばかりなので、感想は後日。

それで、この魔法のように安らぎを与えてくれる表紙の絵をうっとりと見つめていたら、
高校の同級生、Yちゃんから電話がかかって来たのであります。
いつも私の日記に目を通してくれて、体調のことやら入院のことを心配して電話をくれたんであります。

何と彼女ったら、私の日記を読むと励まされるなんて言うのですよ。
それも、昔とちっとも変わらないあったかーい声で…。
私もあなたの声に温かさをもらって、とっても励まされました。

Yちゃん、本当にありがとう。





とんちんかんな母。

2008-12-12 | 日々の心象風景。
 写真は偽物オレオが付いたストラップであります。

先日母がコンビニにて500mlのレモンティーを買って参りました。

「レモンティーにね、オレオが一枚おまけで付いてたの。食べる?」

そう母に言われたのですが、特に食べたくはなかったので要らないよと答えました。

「それじゃ私がたーべよっと」

母はそう言って、オレオがたった一枚だけ入ったビニール袋を開けたのでありますが。
もう、皆さんお分かりですね。
我が母は偽物オレオを本物だと思い込んで、本当に口に運んで食べようとするところだったのであります。
(呆然)

真実を知った後の母の表情と言ったら…。(絶句)
二人して暫くの間、大笑いしたのは言うまでもありません。


この愛すべきとんちんかんな母に、私は心から感謝しております。 






悪からんは一定(いちじょう)。

2008-12-11 | 日々の心象風景。
 『今日糧となった言葉』


「ただ一えん(円)におもい切れ、よ(善)からんは不思議わる(悪)からんは一定(いちじょう)とをもへ」


今、私には無償の愛情を注いでくれる両親があります。
常に温かな寝床があり、美味しい食事が傍らにあり、清潔な衣服があり、いつも心強い周囲の励ましがあり、

目も見えて、鼻も利き、耳も聞こえ、声を出して歌を歌うこともできれば、
言葉で意思を伝えることもできます。

手足も自由がききます。指も揃っています。文字を書くこともできます。歩くことだって。

そして何より、私の心はこうして折れずに、時には笑い声まで発てたりします。
自分のことはもちろんですが、時には誰かを想って、
どうしているかと心配したり、元気を出してと祈りを送ったりもします。

それができることを、心から感謝しています。本当に。


私は、私を信じています。絶対にへこたれないと信じています。