心象日記

日々の中で印象に残った場面、言葉、音、味わい、ふれあいなど、五感に最も訴えたモノについて記します。

今日も明日も。

2004-12-31 | 日々の心象風景。
あと35分程で、2004年ともおさらばです。

ちょっぴり振り返ってみると、悲しい事はあまりなかった

けれど、嬉しい事はありました。

私には約9年越しで片思いしている人がおります。

その人とほんの少しだけ、お近付きになれたからです。

と言っても、相手の方は私と近くなろうが遠くなろうが

知ったこっちゃないだろうと思いますが。

それでも、いいんです。

近付けたのだから。

断っておきますが、私、「冬のソナタ」は全く未見です。

(?)

今日は一日仕事でございました。

明日ももちろん仕事です。

だから年末を迎えている気がいたしません。

明日は2005年のお正月だなんて、信じられません。

街中を眺めても、スーパーもコンビニもファミレスも量販店も

年末年始はどこも連日開店営業しているし、

今では24時間営業は当たり前だし、

情緒も何にもないですね。

新年を迎えるのだって、人間が勝手に創った区切りなのだから

今日と言う日に続くのが明日なのだと思えばいいだけなの

かも知れませんね。

明日も一日、きばりますわ。

「心に残った言葉」

「今日という日を懸命に生きることだ。

風と空を意識しながら、今日を味わえばいい」

一瞬の消失。

2004-12-30 | 日々の心象風景。
昨日の日記でも触れましたが、インド洋巨大地震とそれに

よる大津波で被害にあった犠牲者の数についてですが、

今日になって報道されている数を聞いて驚愕しました。

なんと、10ヶ国で10万人を越えるかも知れないと言うのです。

更に信じられないニュースが・・・。どこの国(島)の話か名前は不明

ですが、以前から地震の研究者や関係者から近いうちに地震が起こる

可能性があるので、津波に注意するようにとの警告があったそうなのです。

しかし観光地であったため、警告を一切無視し、どんどん観光客を受け入れて

いたと言うのです。きっと、その地にとっては観光客の落としてくれるお金が

唯一の収入源だったのかも知れませんね。

誰が悪いのでもなく誰のせいでもなく、何に対して悲しみをぶつけたらいいのか

皆目検討もつきませんが、ほんの一瞬の出来事でこれだけ多くの人々の生命が

消失してしまうなんて、人間の存在のちっぽけさを感じずにはいられません。

地球だって生きているからこそ、活動しているのですよね。

「地球」が生きているから、おかげで私たち人類も生かされているのかも

知れません。

第二次世界大戦では、およそ600万人ものユダヤ人がナチスに殺害された

そうです。国家間、人種間、異教徒間の争いの中でも人間は殺し合っている

訳で、それを考えれば自然の猛威よりも人間の仕業の方がはるかに残酷なものだと

痛感するのだけれど。それでも。

この死者の数には、「自然て、なんて厳しいのだろう」と感じずには

いられません。


「心に残った音」

雪の、「しんしん」と降り注ぐ音。

現実と言う名の夢。

2004-12-28 | 日々の心象風景。
「これが現実に起こった事なら良かったのに」

「どうかこれが夢であって欲しい」

人間は生きている日々の中で、良きにつけ悪しきにつけ

思いもかけない出来事に遭遇してしまうと、ついこんな風に

感じてしまうものです。

これまで地震や津波とは全く無縁だった美しい島々に

突然両方が一遍にやって来て、一瞬にして二万人もの人の生命を

奪っていってしまうなんて。

異国の地からその島を訪れた誰もが自らそれを望んで、

数ある旅の候補地の中からその島を選んだのだと思うのです。

それが、自分の家には永遠に帰り着かない旅になってしまうとは。

波が連れて行ってしまった人々の亡き骸は、一体どこへ運ばれて行った

のでしょう。深い深い海の底で、柔らかい海藻を敷き詰めたベッドに

横たわり、「ひとで」を積んで作った枕に頭を預けて、安らかに眠って

くれていたらいいのに。

その眠りは何十年、何百年、何千年と積み重ねられて、亡き骸のひとかけらも

漏れなく、ゆっくりゆっくりと土へ還っていくのかも知れません。

波に呑まれてもう二度と帰らない人たち。

波に呑まれる事もなく、こうして生きている私。

そこの所をもう一度噛みしめて、

忘れないように噛みしめて生きていかなくちゃ。




咳が止まらない。

2004-12-27 | 日々の心象風景。
発熱のため仕事を数日お休みしてしまった以前から

ずーっと風邪っぴきさんだったのですが、

もうずいぶん時間が経つのに未だに咳が止まらないんです。

かれこれもう1か月以上は経ってるはずです。

人と話をしていると、何の前触れもなく急にむせてしまって

ゴホンゴホンと咳こんでしまう訳です。

非常につらいです。

私は自慢じゃありませんが、必ず年に一度は風邪をひきます。

風邪をひくと必ずこじらせます。仕事も必ず休みます。

熱が出て数日寝込み、同居の家族たちに必ず伝染します。

熱がようやく引くと、今度は下痢が始まります。

(先日もそうでした)

お腹にくると性質が悪いです。腹痛がひどくて今までに

2回ほど救急車に乗りました。診断の結果はいつも必ず

「急性胃腸炎」、腸にウィルスが行ってしまうとそうなるようです。

そんな風邪っぴき4点セット、咽喉の痛み→発熱→下痢→腹痛

このセットを年に3、4回は繰り返していた訳です。ところが、

2年くらい前からお酢を毎食後30mlずつ飲みはじめまして、それから

風邪をひく回数が、イコール風邪で寝込んで仕事を休んでしまう事が

本当に減ったのです。現在はお酢に加えて、知人から勧められた

「ミキプルーン」を毎日食べております。

食べ始めてまだ2か月くらいなので、その威力を実感するまでには

至っておりませんが、毎日美味しくいただいています。

知人の話だと、まず肌がきれいになるそうです。

むふふ。楽しみ。


「心に残った音」

今日通勤途中で、ビルとビルの隙間から激しく聞こえて来た、

猫の泣き声・・・。どこかに挟まれてるのかと思って隙間をよーく

覗き込んで見たけれど、どうしても猫の姿を発見できなかった・・・。

猫、どうしたかなぁ。心配。

今夜はキムチ鍋。

2004-12-26 | 日々の心象風景。
本日は日曜日であるにも関わらず、シフトの都合上お休みでありました。

先週の土日は発熱のため仕事をお休みしましたが、

今週もお休みできるとは・・、なんてラッキーなんでしょう!

おかげで今日一日、穏やかに過ごす事ができました。

朝食の後、父を勤めに送り出してから午前中いっぱいは

母と家の掃除に励み、その後は熱いシャワーでちょっぴりかいた

汗を洗い流し、さっぱりしてから母と二人で近所のスーパーへ

本日の昼食および夕食の買い出しをしに行きまして、

父の帰りを待ちながら男子高校生による全国駅伝大会のテレビ中継を

見て、父が帰宅してから三人揃ってお昼の焼きそばをたいらげて、

午後三時過ぎからは年末の風物詩(?)、有馬記念のレースに興奮し、

(母は本命ゼンノロブロイ含め、4種類の組み合わせで馬連の馬券を

購入してましたが、タップダンスシチーはさすがに買ってなかったデス)

がっくり肩を落としてから、三人でふて寝しました。

目覚めると、気を取り直して1時間SPの「笑点」でクスクス笑い、

7時からは、「Mー1グランプリ」を見ながらキムチ鍋をほおばり、

うさを晴らすように約2時間、大爆笑してました。

アンタッチャブルって、前からあんなに面白かったっけ。

その後は「ウルルン滞在記・再会SP」を見てブラジルのヴォーカルグループ

ファット・ファミリーのパワフルな歌声に喝!を入れてもらい、

そして今、ようやく日記を付けていると言う訳です。

やっと12月らしい寒さを体感できるようになったので、久々に

キムチ鍋をいただきましたが美味しかったなぁ・・・(ウットリ)。


「心に残った音」


ファット・ファミリーの歌う、「OH HAPPY DAY」

(なんとこの曲、「とくダネ!」に出演していたAROゴスペル聖歌隊が

見事な歌声で聴かせてくれたのと全く同じ曲だったのです!

聖歌隊の方たちとは一味違うハーモニーを聴かせてくれていました)

本心。

2004-12-25 | 日々の心象風景。
「アンタはワタシにとって、大事な人なんだからね」

昨日、確かにそう言ってくれた職場のK先輩。

(ちなみに女性デス・・、「ワタシ」の言葉でわかるよね)

その発言を自ら覆すような事を、彼女は言ってくれたのです。

先輩が相当気分屋だってことは、もうかれこれ4年の付き合いになるので

うすうす勘付いてはいました。

昨日の発言自体、良く意味がわからなかったので、

先輩の身に何か起きる前触れなのではないかと、秘かに

私は心配していたのです。

たぶん昨日の言葉は今日の伏線になっていたのですね。

それが今日になって、やっと理解できました。

今日、K先輩は私にこう言ったのです。

「アンタって人はさ、いつもニコニコ笑って上っ面だけ他人に

調子を合わせてさ、それで本心を見せないでいるじゃない。

どうせ今だって本当の事、言ってないんでしょ」

・・・・・。

私は昨日以上に絶句してしまいました。

やっと唇からついて出た言葉は、「何て事、言うんですか」

情けないけど、それだけでした。

とっても落ち込みました。一度どーんと沈んでから、

ゆっくり沸々と怒りのマグマが沸き上がってきました。

数十分後、何を思い直したのかK先輩は謝罪してきました。

でも、先程の発言を撤回するとは言ってくれなかったのです。

ただ、「ごめんね、ヒドイ事言って。許して」と言っただけです。

だから私は「いやだ」と言いました。

先輩の「本心」が良くわかってしまったからです。

私と言う人間を先輩がどうとらえていたのかが、

見えてしまったからです。

昨日の伏線はまさに、今日の本音を伝えるためにあったのですね。

なのに、先輩の身を案じたりした私が大馬鹿者でした。


心に残った・・・、うーん、何も残ってません。

今日は心が麻痺してしまって、何も感じません。



大事な人。

2004-12-24 | 日々の心象風景。
職場に、五つ年上のKさんと言う先輩が居ます。

まぁ、先輩と言っても仕事上は全く同期であり、所謂

人生の上での「先輩」と言う意味であります。

小学生の女児の母ですが、(お子さんは一人)シングルマザーです。

だんな様になるはずだった方は外国人なので、娘さんはハーフです。

一度その子を先輩が職場に連れて来た事があるのですが、小さいながらも

見事な美しさです。特にその眉毛が、何の手入れもしていないのに

生まれながらにして、生え方と言い揃い方と言い見事に美しいのです。

娘の美しさが何よりも母である先輩の自慢であり誇りであり、

先輩にとって「大事な人」であり、「宝物」だと先輩自ら公言して

憚らないのです。

そんな先輩から今日、「アンタはワタシにとって、大事な人なんだからね」と、

単なる世間話をしていただけのシチュエーションの時に、その前後の話題も

何の脈絡もないまま突然に言われて、思わず絶句してしまいました。

数秒後、「・・・そ、それは、ども、ありがと、ございます、です、・・・」

と返事するのが精一杯でした。

先輩、大丈夫かな。

7歳のある男の子が自分の母親に、ある日突然、

「お母さん、僕を産んでくれてありがとうね」と言ったんだそうです。

「なんで急にそんな事言うの?」と母親が尋ねても、同じ言葉を繰り返すだけで

理由は言ってくれなかったそうです。翌日、男の子は学校帰りに事故に遭い、

亡くなってしまったそうで・・。(涙)

先輩、本当に、大丈夫かかな。やばい。心配がどつぼにはまって来た。



「心に残った言葉」

「アンタは、ワタシにとって大事な人なんだからね」

(野太い声で、やや投げやりな言い方で)



ご機嫌ナナメ。

2004-12-23 | 日々の心象風景。
仕事を終えて帰宅すると、母がえらくご機嫌ナナメ(溜め息)。

夕飯の支度まで自主放棄している始末。

どうやら父とひと悶着あったようです。

何があったのか聞くのも面倒で、こちらからは触れずにいたら、

「ちょっと聞いてよ」と、母から始まってしまった。

こっちは腹ぺこで、おまけに疲労困ぱいしてると言うのに

母の言い分を、30分も聞いてあげました。

聞いてあげたのが功を奏したのか、母のご機嫌も少しずつ直って来ました。

食べるものがないので、今日の夕飯は近所のほか弁で済ませました。

290円ののり弁当、価格のわりには大変美味しかったデス。

「今晩はなにも食べたくない」とさらに輪をかけたご機嫌ナナメ振りだった

父も、結局同じテーブルに着き、私が買って来たほかほかのり弁を口に運び、

美味しそうに食べておりました。

何か話がぎくしゃくした時、険悪なムードになった時、

とりあえず車座になり、食べたり飲んだりすると良いのかも知れませんね。

両親の少しずつほころんでいく顔を見ていたら、そう思いました。

ほか弁に、感謝。


「心に残った味わい」

ほか弁の、意外に美味しいあったかご飯。

やまびこメール。

2004-12-23 | 日々の心象風景。
はっきり言って、私は相当いい年をしていますが、
今年の4月にパソコンを初めて購入しまして、
インターネットもPCでのメールのやり取りも
初体験でありました。
携帯電話もずいぶん長い事意固地になって、なかなか
持たずにいたのですが、とうとう5年ほど前から持ち始め、
携帯メールはひと足早く経験しておりました。
文章を書く事、とにかく字を書く事は億劫に感じないので、
携帯を持ち始めた頃は、どこでも気軽に電話で話せる事よりも
メールのやり取りが面白くて、友人から送られて来ると何はさておき
それこそ食事中であろうともまずは箸を置き、夢中になって
返信メールを送っていたものです。
現在はもちろん、マナーをわきまえて、そんなはしたない行動は
いたしませんが。

本日は以前から、ある友人と食事をご一緒する約束をしていました。
体調不良で仕事を休んだ事も、メールで伝えていました。
彼女はそんな私を気使ってくれて、今日の約束も無理をしないようにと
メールにも書いてくれていました。
私は是非、彼女と美味しいものが食べたかったので、ぎりぎりまで悩み、
熱は下がったものの、今度は下痢が始まってお腹の調子が悪くなっていたので
いざ食事に行って、その場で症状が出てしまったら彼女に申し訳ないので、
今朝になって、泣く泣く約束をキャンセルさせていただいたのです。
このキャンセルメールを送るタイミングが悪かったのかなぁ・・。
(携帯メールですよ)
メールを書いてる間に、彼女からメールが届いたのです。
内容は、是非ここで!と決めていたレストランの予約がいっぱいで
取れなかったので、他の店にしようと思うがどこが良いか?と言う事でした。
彼女のメールを読んでから私は再び自分の用件を書きすすめ、そして
送信したのです。ところが。
返事が全く返って来ないのです・・。体調不良を知らせてあったとは言え、
お断りの連絡を入れるのも、当日の朝に・・という不甲斐なさ、結局
急なキャンセルになってしまった訳で、きっと彼女を不快にさせたのかも
知れません。それに、たまたま混んでいてお目当てのレストランの予約も
取れなかったのをいい事に、もしも取れていたらどうするのよ!と、
彼女を怒らせてしまったのかも知れません。

私はとりあえず何も支障がない限りは、なるべくすぐに返信するよう
心掛けています。(私はこれを勝手に「やまびこメール」と呼んでいます)
未だに彼女からは何の連絡もありません・・・。
やっぱり怒っているのでしょうかね。
私はどうしたらいいのでしょうか。仕方がないので、
ほとぼりがさめた頃に、そーっとメールを送ってみますわ。

「心に残った味わい」

家で作った、チキンライス。(ちょっぴり淋しい味でした)

ボケボケの一日。

2004-12-22 | 日々の心象風景。
今日、ようやく仕事に復活しました。

何せ3日もお休みしてしまったので(それも土日跨いで)、
一番のかきいれ時に突発でしたので、
大変ご迷惑をお掛けしてしまった訳で、
いつも以上に疲労困憊しました。
同じ部門の人々と顔を合わせる度に、
私の頭(「こうべ」と読んで欲しいの)は
何度も何度も垂れるのでした。

それにしても、たった3日休んだだけで、
私の頭(今度は「あたま」と読んでね)は
すっかりボケモードに入ってしまったようで、
人の話はとんちんかんに理解するし(要ははやとちり、です)、
簡単な言葉は聞き取れないし、
今、何をしようとしていたのかも思い出せないし。
不安になりました。どうしちゃったんだろう私。

そんなボケボケの私を、子犬顔のOちゃんがとびっきりの笑顔で、
「だーいじょうぶですよ、気にしない気にしない」
と励ましてくれて、今日一日で、たぶん10回以上は
この一言に救われたはずなのであります。
Oちゃんに感謝!

「心に残った言葉」

「だーいじょうぶですよ、気にしない気にしない」
(語尾が微妙に上がる、栃木なまりで)

「心に残った場面」

若い父親らしき男性が、自分のダウンコートを袖から外し、
自分の子(1歳くらいのまだ小さな子)を
そのコートですっぽりくるんで、
まるで大切な宝物のようにそーっと抱え上げて、
大事そうにしっかりと抱きながら、そーっとそーっと
歩き出した。
こちらまで温もりが伝わってきそうでした。