流星パズル

イナズマイレブンの愛を語りまくるブログ。
一部腐向けですので、苦手な方はお引取り下さい。

出会い~変わらない~

2010-01-18 23:35:30 | 小説

「風丸くん。練習しないの?」
俺がベンチに座って皆が練習しているのを見ていると、木野が俺の隣に来た。
「…ああ、ちょっとな」
「え?
…ああ、円堂くんね」
木野はにこりと笑った。母親みたいな包容感がある笑顔。
「バレたか」
「目線がそう言ってるわ。
そういえば、風丸くんと円堂くんって幼馴染なんだよね?」
木野もベンチに座り、言った。
「ああ。幼稚園の頃からの腐れ縁。
昔からあいつはずっとサッカーばっかだった」
俺は円堂をじっと見つめて木野に言った。
「へぇ、そうなんだ。
でも、円堂くんならありそうかも」
木野がくすくすと笑う。その笑い声さえも耳に入らないほど、
サッカーに夢中な円堂に夢中だった。
そういえば、…俺はあの時から円堂のことが好きだったのかもしれない。

――「おい!おまえ、おんなみたいだな!」
「じょしからも、いっちゃんとかってよばれてさ」
「はずかしくねーのかよっ」
「こいつ、ほんとうはおんなじゃねぇの?」
同じ組の奴らが、風丸をからかっていた。
風丸は勢いよく押されてしまい、足に擦り傷が出来て尻餅をついた。
だけど風丸は言い返すことが出来ずにいた。
「やーい!これからおまえ、スカートはいてこいよ!」
と最後まで言った男子に、いきなりサッカーボールが飛んできた。
そこにいる誰もが驚いた。
「…だっ、だれだよ!あぶねぇだろ!!」
サッカーボールに一番近かった男子が大きい声で叫んだ。
「そいつをいじめるな!」
おそらくサッカーボールを蹴ったであろう男子がもっと大きい声で叫んだ。
「くっ…、なんだよ!
おい!かぜまる!おぼえとけよな!」
そして苛めていた奴らは逃げていった。
「おい、だいじょうぶか?」
その男子はサッカーボールを拾い、風丸に手を差し伸べた。
だけど風丸は震えていた。風丸は情けないという気持ちもあったが、それよりも足が竦んでしまい思考を止めさせる。
すると、その男子はしゃがんで、風丸と同じ目線になり、
「おれとともだちになろうぜ!おれ、えんどうまもるっていうんだ。
おまえは?」
そう言った。
風丸は、その太陽のような眩しい笑顔に、ほっとした。
「かぜまる…いちろうた…」
小さい声で言った。その声にはまだ少しだけ震えがあった。
「かぜまるか!なあ、おれといっしょにサッカーやろうぜ!」
サッカーボールを二人の間に見せて、ニッと白い歯を見せて笑った。
風丸は、あしがいたい、と言おうとしたが、声に出さず飲み込んだ。
円堂は傷だらけだった。体中、傷ばかり。風丸よりも、もっと、もっと。
「な?」
また円堂は笑う。
「…うん…」
風丸は小さく頷いた。
風丸が、初めて出来た友達だった。
二人はずっと笑顔でサッカーをした。

「…まるくん、風丸くん?どうしたの?ボーッとして」
「えっ?あ…ああ、何でもないさ」
木野の声で俺は慌てて思い出から現実に戻った。
「ほら!ちゃんとパスしろ!
…あっ、おい!風丸!何休んでるんだ!
サッカーやろうぜ!」
円堂の太陽のような眩しい笑顔。その声がする方へと向かっていくのが俺の日常。
「…木野」
「うん?」
「円堂はな、何も変わってない。
昔から、何もかも」
「…そう」
木野は微笑んでいた。
俺は、走って練習へと戻った。
…円堂。
お前の笑顔も、お前の優しさも、お前の温かさも、お前の熱さも、お前のサッカーも。
何一つ変わってない。
俺も変わらない。
円堂への想いは、何も変わらないままだ。
―――――――――――――――――――――


…という、100%妄想で出来上がった、ただの自己満足小説(笑)。
風丸の片想いは切ない。
円堂も風丸のこと大好きだと思うけど、それは友達として。
それを感じるたびに、風丸の胸が痛む…っていう。
でもそれが知られないままでもいい、というのがまた切ないスパイス…!
きっと伝えることってないんじゃないかなって思う。
だけど、また違う妄想としては円堂も風丸を好きっていうシチュエーションも。
ただこの二人は一番お互いがお互いを信頼してて、
一緒にいてて疲れないと思うし、楽しくて気楽。
気使わなくても大丈夫だと思うんだよね。
まあ円堂と風丸なら気使うとかなさそうだけど…。
口数が少なくても、多くてもイイ!!何でもアリだ!もう(笑)!!
ただ風丸ってお母さんっていう印象が初めから抜けないです。
円堂が世話焼かせてる、とかね。ああ…ダメだ好きだ!!www
ただ、円堂ってたまにあの輝かしい笑顔の裏に計算があるんじゃないか…!?と
思う時もあります。
そんな円堂が大好きだ!!
こういう二人っていいなぁ…。すごく羨ましいし憧れる…!
この二人って離れてても繋がっていそう。
もう友達でも恋人としても最高だな、この二人って!
とにかく好きっス!
なんか下手くそな小説とキモチワルイだけの文章でスミマセン!
では~