IMONI ART PROJECT ~アートセラピーによる震災ケア in 福島~

小野町に避難された広野町のみなさんとのアートセラピーによる交流の様子をお伝えしていきます。

いわき駅前での子どものセッションがスタート

2012-05-11 11:44:00 | 福島県いわき市
※「いもにあーとプロジェクト」の趣意書はコチラをご覧ください。 趣意書
※発足までの現場での様子はコチラをご覧ください。さぶの被災地からのアートセラピーレポート

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こんにちは、mackeyです。

5/3(木)は、久しぶりに福島いわきへ行ってきました。

震災後から福島でずっと続けている切り絵。
畳六畳分の大きな切り絵をみんなでつくり、その展示がいわき駅前のデパートではじまったのです!!

そして、その展示と併設した『げんき広場』では、毎週子どもたちとアートワークをすることに!

そのアートワークの初日でした。


昨年の4/12。
はじめて私が福島の避難所を訪れた時に出会ったお母さんや子ども達がいます。
それからも何度か一緒に過ごしているのですが、久しぶりに彼女たちに再会しました。

みんな元気です!
それだけで、嬉しくてしょうがないのです。

本当にしあわせな一日でした。

しかも、それだけではなく、お母さん達は私たちと一緒になって、
いやそれ以上に場づくりをしてくれています。

なんていうあたたかい場。信頼感。


久しぶりに再会したAさんは、こんな風に言っていました。

「はじめ、私は心を閉じていたからね。(子ども未来に対して)
でも、子どもたちが帰ってくるたんびに、
サブがどうした、○○がどうしたって話がとまらなくなる。
なんで、こんなに子どもたちが心を開いていくんだろうって思ってね。
で、私もこのままじゃいけないって、思い切ってその場に行ってみたら、
そこで切り絵をやってたの。
そこにいる人たちがR(Aさんの末っ子くん)の面倒もみてくれ、
切り絵が本当に楽しかったんだ。」


誰でも、最初の一歩がある。

お金とか、時間とか、状況とか、
そういうことも大事かもしれないけれど、
それを超えたところにしか本当の一歩はないのかもしれない。

そして、その一歩さえ踏み出せば、
一歩踏み出す前には想像すらできなかったたくさんの体験が待ってくれている。

そんなことを改めて感じさせてくれた、いわき滞在でした。

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3日の日の、一番最初の朝のセッションはなんと、一人の子どもからスタートでした。
いわき在住の方が「いわき駅前が一番人が少ないよ。子どもは殆どいないから」とおっしゃっていて、果たして子どもが来るのか?!という不安からのスタート。




でも、次第に次から次へと人が集まりだし・・・
この写真ではおさまらないくらいの人たちとアートをすることができました!












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