重粒子線治療患者の生きた証し 第二章 by imas

前立腺ガン患者の平凡な日々を綴ります

高気圧酸素治療 7回目

2024-02-29 20:09:06 | 闘病
早いものでもう2月もお仕舞ですね。怒涛の日の連続でした。

3月も粛々と高気圧酸素治療が続きます。あと23回、休みを入れると4月にずれ込みます。


記事内容は全く違います。



毎日通っている桐生厚生総合病院のそばに桐生市の史跡があります。

普段は車で通り過ぎてしまいますが、運動の為に歩いて通院した時に発見しました。



その昔、西の西陣、東の桐生と言われる程絹織物で栄えてきました。

今ではその面影は市内に点在している歴史史跡で辿る以外ありません。寂しいものです。

明治時代のローマ字ではKIRIUが正しかったようですね。





たまには歩いて市内を散策するのも必要ですね。

高気圧酸素治療による放射線性膀胱炎

2024-02-25 17:55:31 | 重粒子線治療


2月18日(日)の我が家からの朝焼け、やはり我が家が一番です。



翌19日(月)に群馬大学病院の重粒子外来に太田記念病院の紹介状を持って治療相談です。

やはり重粒子外来でも重粒子線の照射による膀胱炎で、治療は高気圧酸素治療が有効であるとの事。

30回の通院治療は自身での車の運転が制限されているので、

桐生厚生総合病院での治療を望む事を伝え紹介状を書いて貰いました。

(太田記念病院の循環器内科の主治医が退院時に発作を起こしての狭心症である為に、

治療してもいつ発作が起こるか判らないので、3カ月は運転をしない事を義務付けました。

近くのコンビニに行くにも車ですから、運転できない事は生活できません。この機会に少し歩く事を見直します。)




凡そ3年ぶりの群大病院内のレストランでの昼食です。



翌20日(火)に桐生厚生総合病院の麻酔科を受診し、午前11時より一回目の高気圧酸素治療が始まりました。




圧力の高い部屋(高気圧治療装置)で100%酸素を吸入し、

全身に酸素を供給する治療を「高気圧酸素治療」といいます。

世界的にも確立した治療法で、日本高気圧環境・潜水医学会や厚生労働省の基準では、

2絶対気圧(大気圧の2倍、水深約10mの圧力)で1時間以上の100%酸素を呼吸することを

「高気圧酸素治療」としています。

カプセルに入って15分与圧して2気圧になった状態で60分呼吸して15分かけて減圧して終了です。

明日は4回目の治療が14時から始まります。



桐生厚生総合病院そばの桐生市役所の河津桜が咲き始めました。



この桜が満開の時に治療が終わるでしょうか?







重粒子線治療13年目の副作用(放射線性膀胱炎)

2024-02-22 22:26:18 | 重粒子線治療

入院2回目の朝、朝焼けが綺麗です。


病院食の為、体重が5㎏落ちました。

2月10日(土) 昨日に続いて膀胱内の洗浄を行い、尿取りの管を少し太めの管に変更した。    

        生理食塩水と消炎剤の点滴を始める。その後痛み止めの点滴を追加した。

2月11日(日) 排尿の色は赤みが取れてきた。昨夜から1時間程しか睡眠が取れず、
        AM3:30頃起きて5:30に起床した。

        AM9:10 女医先生の回診で「痛みは尿道に挿管した管先が当たり痛みになるのではないか」
    
        午後に少し寝られて楽になり、尿も血尿から通常の色になり、血液の塊も無くなった。

2月12日(月) 昨夜はPM11:30に就寝してAM3時頃痛みで目覚め、痛み止めの点滴をしてもらい4時頃に眠った。

        AM5:30頃看護師さんによる点滴交換で目覚める。

        痛み止めの点滴を6時間毎にしてもらって長い一日を過ごした。

2月13日(火) AM8:35担当医と女医先生の回診 尿を見て綺麗になったので管を抜いて膀胱内を見るとの事。

        PM1時頃 膀胱鏡実施 担当医見解は重粒子線が当たらない膀胱内壁は白く、
        当たった所は赤くただれ血管が浮き出ていて、
        排尿の時に力むからその脆くなった血管が切れて血尿になる。

        膀胱炎の治療は①血液サラサラにする薬を止める
               ②膀胱内の止血手術
               ③高気圧酸素治療  
               
        小生の治療は①は狭心症治療が最優先であるためNG 
              ②は全身麻酔の施術は心停止リカバー後あまり時間経過していないので躊躇される。
              従って高気圧酸素治療がベストの選択となりました。     

2月14日(水) 尿取りの管を外され7日ぶりに脂汗が出るほどの痛みから解放されました。 
        肉体的にも厳しかった。あれやこれや悪い方に思い巡らし精神的に最悪の状態でした。

        AM8:35 担当医回診 
        脆くなった血管が切れて、時間が経過してもその血管は修復する事はない。
        その治療は太田記念病院ではあまり症例がないので群馬大学病院の方が症例が多いだろうから、
        紹介状を書くのでそちら対応して下さいとの事

2月15日(木) AM6:10 採血 
        
        AM9:10 心電図         
   
        AM11:20 循環器内科 担当医診察 残る冠動脈1本はカテーテル手術をしなくてもよいかも
             当面は様子見をしましょう。 次回は4月11日の診察です。

        PM1時過ぎ 退院手続き完了して、娘と合流して遅い昼食を済ませて帰宅となりました。


こうしてひと月で2回の入院が終了となりました。

翌週の2月19日(月)に太田記念病院の紹介状を持って重粒子外来で放射線性膀胱炎の治療相談を行います。

その内容は後日投稿致します。

重粒子線治療13年目の副作用

2024-02-20 22:14:58 | 重粒子線治療
1月31日に太田記念病院を退院しました。

2月1日便秘に悩み、尿が漏れるにようになりました。

2月3日便秘は解消しましたが、尿漏れは頻繁になり就寝時はおむつをして眠ります。

4日から6日は尿漏れだけが気がかりです。

そして運命の7日、血尿が出始めました。

最初は薄いピンクでしたが少しずつ小さい赤い塊が出てその後は血尿となりました。

狭心症治療の投薬説明書には5種類処方されていて、その3種類で「尿が赤い」が表記されているので

血尿は仕方ない事と自分に納得させました。

8日朝のトイレで赤い塊がでてその後は血尿となりました。

太田記念病院へ連絡し、担当主治医は「血液サラサラの薬を処方したので血尿は想定内、水分を多めに採って下さい。

それでもダメな場合は連絡して下さい」との事でした。

日中は血尿が続く、尿意があっても出ない、夜になるとその頻度は高くトイレから離れない状態となりました。

翌9日の明け方4時頃にトイレで排尿、血の塊の後にしっかりと排尿ができました。

そして6時頃、尿意は2~3分間隔で催すが排尿はほとんどなく、その痛みは悶絶でした。

7時15分頃、やっとおむつの中に排尿ができました。



9時太田記念病院に連絡し、11時までに受診出来るように手配してもらいました。

まず循環器内科で診察し泌尿器科で受診出来るようにしてもらいます。

膀胱に溜まった血だまりを100CC吸引し、尿とりを取り付けました。

造影剤CTを撮って、安静の為に入院となりました。



今回は6F東病棟

夕方のDr回診で「重粒子線治療の後遺症の膀胱炎ではないだろか」、

「尿とりは13日まで入れてそのあと膀胱鏡を入れて観察しましょう」

夜の看護師回診で2回膀胱の残尿測定し、1回目は「0」、2回目は「15cc」で問題なしでした。

こうして入院2回目の1日目が終わります。


2日目から退院までは後日の投稿となります。

三途の川を渡りませんでした(狭心症編)続き

2024-02-16 22:33:26 | 闘病
三途の川を渡らず、綺麗な花畑も見ないで現実の世界に生きています。

全く記憶のない7日間が過ぎ、1月20日からの記録です。



左の胸には心電図



右手には点滴がついています。

1月21日(日)翌22日のカテーテル挿管し造影剤を入れての撮影の為に下半身の陰毛除去

1月22日(月)右手に尿を取る管を入れ、左手にカテーテルに造影剤検査を午後3時に実施

1月23日(火)午後5時40分に前日検査の診断説明
        冠動脈3本が加齢・高血圧・たばこでボロボロなので手術が必要



 夕方の廊下を歩くこと以外は身体を動かすことがないので極力歩くようにしました。
 

1月29日(月)午前中に点滴が始まり、午後3時20分右足の付け根から局所麻酔を行い、
       冠動脈からカテーテルを入れ冠動脈の狭窄または閉塞している部位に
       小さなバルーンを通して拡張したり、ステントという金属チューブを留置して狭窄を解除する術式
       2本の冠動脈に3個のステントを入れて3時間の手術が終了
       午後9時過ぎに遅い夕食を取って長い1日が終わった
       尿道に挿管したので膨満感が強く看護師さんに対応してもらった

1月30日(火)朝担当医師がカテーテル跡を確認して、尿道の管を抜いてもらって膨満感が改善した

1月31日(水)午前6時50分 担当看護師に起こされ検温(37度)と血圧測定(110/67 脈拍77) 体重65.5㎏ 
       5㎏痩せました
       退院後の日常生活の注意事項は①運転は3ケ月はしない事②寒暖差に注意③力仕事は注意

       午前10時に退院して、娘の家に立ち寄りうどんと天ぷらとピザを食して午後4時過ぎに帰宅しました。

その後2月1日から2月6日までは心臓の問題はなかったが尿漏れが改善しない状態が続いている。
その結末は後日とします。