ど~も伊舞なおみです

インド公演レポ その5 初日本番!

9月27日(火)4

セッティングがぎりぎり開場に間に合い、
とりあえず楽屋へ。
ほぼ同時に、
一気にお客さん入場。

客席の後ろから、登場するので、
スタッフのキューを待って、
裏に待機。
主催者の挨拶が始まる。
いよいよだ!

3人小さく掛け声。よっしゃ楽しもう。
「おー!」

客席をちんどん。
私達を見つめる、くりくりした瞳。
ワクワク嬉しそうな声があがる。
笑顔で手を振ると、恥ずかしそうに嬉しそうに振りかえしてくれる。
いいぞいいぞ。

ハビタットセンターには「エリート」が集まると聞いていたのだけれど、
今夜はファミリーも多い。
子供も結構いるなあ。
ぱっと雰囲気を見つつステージへ。

「We are SPICE ARTHUR 702 from JAPAN,ナマステー!」

「インドには初めて来ました!」「紙芝居知ってる?」
なんて会話からスタート。
「今日はフマ・・なんとかに行ったよ」と適当な報告をすると、
会場中が声を合わせるように
「フマユーン!」って教えてくれた。
うん。あったかい空気。

まずは、「一寸法師GOGOニューヨーク!」

絵の一枚一枚に反応。
驚きと笑顔で満たされる会場。
恋する二人のやり取りに、大喜び。
展開を楽しんでくれているなあ。


「いつまでも幸せに暮らしましたとさ。」
みたいな英語でのラストの決め台詞
「・・where he lived happily ever after.」
を言い始めたら、みな、声をそろえて一緒に言ってくれた。
そして大拍手。
これがもうすごい拍手だったのだ。

わー。

続いて雰囲気全く違う、紙文楽の世界。
日本独特の絵に、感嘆の声。


ここで!子供たちからは思わぬ反応が。
浄瑠璃テイストのイラストが、面白かったらしい。
アートな絵の展開も楽しいらしくて、
神妙に見るのではなく、興奮気味に
時に大喜び。笑ってるし・・。

そうなんだー。
これまでになかった反応。
面白いなあ。

日本の生活がさりげなく描かれた「おばあちゃんの木炭バス」は
どんな風に伝わったかな。
面白ければ笑うし、
わからなければ、声に出して隣の人に聞いたり、
自由な客席。
でも、しんしんと雪がふるシーンでは
不思議と水を打ったように静かに・・

ラストは「飛脚の花ちゃん」
一緒に歌ってもらう歌は、
原曲を知ってる人が少なかったみたいだけど、
みんな最後まででっかい声で歌ってくれた。
そんでもって、直前に書き直したヒンディー語の文章。
「読んでみて」と言って開くと
大喜び。
拍手喝采!

間に合ってよかったー。

で、最後に、もう一度熱い拍手。
さらに!
スタンディングオベーション!!

うわー。じーんとするじゃないか。

主催者あいさつ、プレゼント授与で、イベントは終了。
片づけをしようとする間もなく、
客席から一気に押し寄せてくるお客さんたち!
「面白かったら、ステージに勝手に上がってきますよ」と
事前に聞いてはいたものの、
えらいパワーだわ。
一瞬にして周りを囲まれる!

話しかけてくれるのはいいんだけど、
興奮していて、ほとんど何言ってんだかわかんない・・
(ヒンディー語なまりの英語の上、早口なのだ)
とにかく、楽しかったのは伝わったよ。
いつまでもいつまでも、
話しかけてくるお客さんが去らない。

そうそう、ロンドンのストーリーテラー「KELLY」も来てくれていた。
去年見損ねたからって!
自分も出演するので、
私達を観ようと、イギリスから、
早めにインド入りしたんだそうだ。嬉しいなあ。
こうやって世界がつながっていく。
KATEに報告しなくちゃ。

アンケートの回収率が、とっても高かったって、
「また来てください」て書かれていたって。
主催側も喜んでくださっていた。

ほっ。


写真左から
国際交流基金ニューデリー日本文化センター所長の土井克馬さん。
ゆうた、ピョンキー、
主催のNIVESH INDIA スタッフのShagunaさんと社長のRachnaさん。
で、伊舞。

打ち上げは、キングフィッシャービールで!

ゆっくりのんびり感動を味わいたいところだけど、
「明日は朝5時半に出発します。」
だそうで・・
ふふふ。インド公演ハードなんだわ(笑)
引き続き、がんばんべ。



【 演目 】
一寸法師GOGOニューヨーク!
曽根崎心中
おばあちゃんの木炭バス
飛脚の花ちゃん

コメント一覧

imai naomi
エンドウマメさん > 日本の美意識を理解されたかどうかはわかりません。彼らなりの感覚で、日本の絵、音、空気を面白いと思ってくれたみたいです。気持ち入れて読んでくれてありがとーー!!!
エンドウマメ
インドの方々の反応がよくて、良かったですね。
受け入れてくれて、僕までジーンと泣きそうに
なりました。 地域性と云うモノもあるでしょうが
インドの方々に日本の美意識を理解・・・うれしいなぁ。
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