今井町町並み保存会

重要的伝統物群保存地区より旬な情報をお届けします

第18回今井町並み散歩(4)

2013年04月21日 | 保存会イベント

本日ご紹介するのは、「重要文化財及び伝統的建造物の内部公開」についてです。

町並み散歩でも特に重要なイベントの一つですね。

 今井町には国の重要文化財に指定されている家屋9件と県指定文化財が3件あります。

一つの町内にこれだけの数が集中しているところは、ほかにはまずありません。

(上の写真は重要文化財・上田家です)

今ではこれらの家の多くは門が閉ざされていますが、私が小さい頃(約35年前)は、

わりと簡単に中に入れてもらうことができたものです。

しかし観光客が増え、最低限度のマナーすら守れない人が来るようになると、

だんだんと門を閉ざす家が多くなってきました。

(昼食時に家を訪れて、食べているおかずを見るなんて失礼だとは思いませんか?)

今井町の文化財には人が暮らしているのです。

しかし、このような事態が続くのもよくない、とのことで

町並み散歩の期間、最後の土曜と日曜だけは内部公開をしていただいています。

しかも、無料でみせていただくことができるのです!!(一部、有料のお宅もあります)

さらに、橿原市観光ボランティアガイドの人たちが各家をめぐり、詳しく説明してくださいます。

これはもう、町並み散歩の日に来るしかないですよね!

ただ注意していただきたいのは、

「重要文化財及び伝統的建造物の内部公開」は18日と19日のみのイベント

だということです。

他の日に来られても公開されていませんので、ご注意ください。

あと、見学するときは節度をもってお願いしますね。


第18回今井町並み散歩(3)

2013年04月14日 | 保存会イベント

今日は「今井町並み散歩」の会議がありましたので、すこし遅くなりました。

保存会の役員のみならず、自治会をはじめとする諸団体の皆さんも参加しておられます。

熱心に討議してよりよい「今井町並み散歩」にしようとしていますので、

ぜひご来町ください。

 

さて、シリーズ3回目の今日は「大和今井の茶粥」を紹介します。

 

 

これも「今井町並み散歩」の名物イベントの一つといえます。

茶粥は今でこそ、普段、目にすることは少なくなりましたが、

今井では昔から日常的に食べられていた伝統食です。

飽食の時代の今だからこそ、そして大和の今井でこそ

茶粥というものを見直してみたい食の一つとして復元しました。

お茶に関する色々な取組みの一環として、町家のかまどに火を入れ、

見世物にとどまらず、茶粥を再発見したいとの思いで開催しています。

また、「大和今井の茶粥」は食材のすべてを奈良県内の物産でまかなっています。

これは「大和の金は今井に七分」といわれた今井の最盛期に、

大和国の物品がすべて今井に集まってきたことをあらわそうとするものです。

かまどをつかって炊くため、一度に多くをつくることができませんし(40食が限度です)、

回数をこなすこともできません(4回以上は無理です)。

18日・19日の二日間で限定200食となっていますので、

「今井まちや館」にて、ぜひご賞味になってください。

 


第18回今井町並み散歩(2)

2013年04月07日 | 保存会イベント

第18回今井町並み散歩イベント紹介の2回目です。

今回は茶行列と並ぶ大きなイベントである「六斎市」を紹介します。

「六斎市」は室町・江戸期に今井町で毎月6回定期的に開かれた市です。

その、ありし日の今井町のにぎわいをよみがえらせるべく、町内外を問わず出店者を募り、

個性豊かな物品を販売してもらいつつ、町並み散歩に来た人との心のふれあうコミュニティの場としようとするものです。

近年は御堂筋に150近い店が軒を並べ、大変なにぎわいをみせますが、

今年より稱念寺修復工事が本格化するため出店エリアが狭くなり、それに伴い書面による選考をおこないます。

エントリーシートの締め切りは4/19(必着)です。

問い合わせは下記の専用メールアドレスか電話、もしくは今井まちづくりセンターまでお願いします。

六斎市事務局お問い合わせ専用ダイヤル : 090-8536-5074

専用メールアドレス : rokusaiichi▼gmail.com(▼の部分を@にしてください)

※今井まちづくりセンターでは応募受付は行っておりませんので、ご注意ください。