blue-imagist

ヒカリノウズニノミコマレテ。

LISTEN

2006-05-15 | Words
伝えられなかった言葉
差し伸べることが出来なかった手を

封じ込めたまま僕は
もう随分と時を費やしたんだ

もう今更
どうあがいてみても届きはしない

時は僕の隣を
通過した瞬間に弾けて消える


ねぇ君の中に僕は居たかな・・

君の中の僕は笑って居るかな・・


それでも僕は今を歩き出す
絶え間ない時の中をひとり

聞いて・・


ぼくらの地図

2006-05-09 | Words
ひとつ ひとつ
点をひとつ ひとつ

立ち止まって
また一歩 一歩

そうやって歩く

ジグザグな線を描いてく
そんな散歩道にだって
小さな花を咲かせてく

繋げた線が交わった時に
何かは生まれてく
ぼくらは変わってく

寄り道を恐れないで
生き急いだりしないで
ぼくらは歩き続ければいい

その点は一本の線になり
その線達がやがて
一枚の地図になる

探して 探して
ぼくらの地図にしよう

立ち止まって
また一歩 一歩


青の肖像

2006-05-01 | Words
イメージしたなら・・「   」

新しい今日の自分は
生温いこの風に乗って
知らない所まで
飛んで行けそうだった

ギターの弦を弾くように
何かに弾かれた僕の音色を
聞いてください

白紙のままの五線譜が
風に舞う


ブルーをイメージしてみた

光の中で透き通る
僕の体を想像してみた
そんな透明感にずっと
焦がれているんだ

カメラで切り取った
二度と戻らない時間の記憶
僕は大人になりました

映らないモノとの
せめぎ合い

止まらないモノとの
騙し合い

やがて光は青く輝く